恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 221
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065139950

作品紹介・あらすじ

それは、「推理」でなく「検証」。
探偵を補完するもう一つの存在・推理の「検証者(ベリファイア)」、見参!
大ヒット『その可能性はすでに考えた』はここから始まった!?

雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。なのにいずれが犯人でも矛盾。
この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決
ーーと思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!
他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生!

『その可能性はすでに考えた』『探偵が早すぎる』の
大人気作家・井上真偽のメフィスト賞受賞作、ついに文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 井上真偽先生の作品を初めて読みました。
    とっても面白かった!
    1つの作品に対してここまでトリックとそれに対する推理(今回はさらに検証)を取り込んだものは他にあまりないと思います。
    まさに井上真偽ワールド全開って感じ!
    個人的に好みの作品でした。
    是非硯さんの再登板を!

  • 面白かったー!内容は所々「日本語でおk」と言いたくなるぐらい難解な個所もあったけど全体のオチも含めて面白かった。事件のトリックはどれもそんなに難しいものではなかったけど(最初のやつは実際すぐにわかったし)それを論理的に証明するというのはなかなかに愉快な企み。探偵役である硯さんの活躍をまた見たいなぁ。

  • 数理論理学が作品の要だろうが、やはり難しい。
    キャラクターや展開は楽しめるので、数理論理学の部分はななめ読みだとちょうどいい。
    次作が出るなら読んでみたい。

  • メフィスト賞受賞作とのこと。

    ・先に「その可能性~」「探偵は~」らの方を読んでいたので、フーリンと上苙にまた会えるとは思わなかった。キャラにブレがない。素晴らしい。でも助手の人がいたとは……彼女がどこに行ったのか気になる。
    ・ロシアのお菓子おいしそう、プリャーニキ作ってみよう。
    ・作中にノックスの十戒の引用パロがあるのだけど、その向こうを張る意味でフーリンを登場させたのだろうか。レナードの十原則に、作品の冒頭に天気の話をもってこない、というのがあるが、まさに全編これで始まるしなぁ……考えすぎ?
    ・しきみ=しきびの事だったのか。漢字が一緒なんだからそりゃそうなんだろうけど、関西の方言とは知らなかった。どこのスーパーにもしきびって書いてるから。

    ・連作短編のようで最後に覆される。まあ言われてみればそうかもしれないけど……渋々、みたいな。ドラマのなかで「ドラマみたいな展開よねー」と言われているような。
    そんな複雑な気分になりもしたけど、佳多山さんのおっしゃるように井上真偽はやっぱり面白い、氏の作品は全部読みたいと思う気持ちに変わりはない。次の新刊まだかな。

  • 既に解決済の事件。その事件解決において披露された推理について、「数理論理学」を用いて検証する。その結果、導き出される推理の穴と新たな真相。
    とっつきにくそうなタイトルだけど、実際に読んでみるとそうでもなかった。(「数理論理学」が理解できたという意味ではない。)

  • あぁ、ドラマ化しそうね。
    楽しいけど、なんかツッコんで読んでたら疲れた。

  • 知識は面白い。題材も面白い。文体が癖があったかな。

  • 酷く退屈で空虚な作品だった。
    小難しい言い回しで駄作であることを煙に巻くのに終始した作品。

  • 上苙丞シリーズの3作目かと思っていたのですが、青髪の探偵はなかなか登場せず、新シリーズかな?と勘違い……しかけたところでようやく登場し、安心。

    しかし、1章と2章(レッスンI、レッスンII)に登場する花屋探偵とオラオラ女探偵、そして主人公格の硯さんも個性が強烈。彼らの言動を見ている(読んでいる)だけで十分面白く、上苙は元は本作からのスピンオフだったらしいので、先の3人を主人公にしたシリーズが出てもおかしくないと思うほど。

    何より数理論理学を用いての推理が新鮮で良いですね。著者が大学時代、専攻していたんですかね。他の作家には書けない内容かと。

    検証の内容は十分に理解できていない(十分どころか、十分の一も理解できている自信はないです(涙))のですが、上苙シリーズ前2作に登場したキャラに劣らぬインパクトの登場人物たちと意外過ぎる真相に、十二分に楽しませてもらいました。

  • 殺人事件の推理に論理学を使う。論理学に慣れ親しんでいない人には何のことかわからないだろうし、私のように少しは理解できる人間には、わざわざ論理学を持ち出す理由が謎。損をしている作品だと思う。バカミスだと思えばいいのか。結末はとってつけたようだった。

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著者プロフィール

井上 真偽(いのうえ まぎ)
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
2017年刊行の『探偵が早すぎる』は2018年に滝藤賢一・広瀬アリス主演でテレビドラマ化された。

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