明日の日本を予測する技術 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える! (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 86
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065141014

作品紹介・あらすじ

ビジネスに、投資に、就職に! 「権力者の絶対法則」を知れば、未来が見える!!
 権力を握る者は、日本であれ世界のどこかの国であれ、物事の考え方や判断、そして行動に、「絶対法則」のようなパターンがある。著者は日本の政治や世界の情勢を眺めるうちに、それを確信した。
 そして、首相の突然の辞任表明や衆議院解散、消費税増税の延期、あるいはトランプ大統領による米朝首脳会談中止の決断など、内外の重大局面で将来の展開を予想し、的中させてきた。 それは、当事者たちから事前に情報を教えてもらっていたからではない。 公開情報を丹念に調べ、権力者本人たちの立場に身を置いて考え、さらに周辺情報を取材した結果である。
 本邦初公開! 「明日を予測する技術」は、政治、経済、国際関係だけでなく、会社や組織の身近な人間関係をさばいていくうえでも役立つ優れもの!!

感想・レビュー・書評

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  • 内容は客観的かつ現実的に理路整然。是非著作時以降の情勢踏まえ続編書いて欲しい。記述の中で野党、左派に手厳しいが全く同感。彼らは安全な場所で現実を見ないか悪意を持って政府与党を批判する。このような低レベルな野党、メディアを持つ日本が情け無い。彼らは国も社会も人も守ろうとはしていないと改めて感じた。国民一人一人が自らの頭で考え行動していかなければ彼らの思惑通り日本は滅びる。自分の子供が遊ぶ姿を見ながら切実に考えた。

  • 安倍政権とこれまでの他政権を比較しての長期政権になった理由や日米関係が日本と東アジア各国との関係に及ぼす影響などが分かりやすく解説されている。

    日本という国がアメリカとの関係性にどれほど影響を受けているか、どこか対岸の火事だと思っていた各国の出来事が巡って日本に影響を与えていることを理解しました。

  • 表面的な事象ではなく、権力者の真意とか、状況を、希望ではなく、理性的に判断すれば、展開は読める。
    実際、当たって来てるので説得力がある。
    外れたこともあることも、ちゃんと触れてるので良い。

    この先については解んないけどね。
    結局日本はどうすべきで、実際にはどうなっていくんだろう。

  • さまざまな要因が重なりあって、社会の事象が生まれていることに気づいた。そして、政府を見る時に対しても多面的に見ることが大切だと思った。

  • ここ最近の日本周辺の現状分析のまとめと今後の展望を書いた本。これから日本の周辺は厳しくなるなあ。

  • 2019年43冊目。満足度★★★★☆ 内外政治・経済の現実(リアリティ)がよく分かる一冊。

  • 政策運営の絶対法則 できないことはやらない。できることをすこしづつやる

    平時に無用な戦いはしない。強い相手と戦う時は、最後の一瞬に仕掛ける

    ねじれ国会 税制改正法案と特例公債法案を野党に人質にとられる

    日本がオールマイティで、なんでも自分で解決する力をもっていればいいが、残念ながらそんな力はない。軍事力をみても、日本は専守防衛に徹しており、相手を攻撃する力はない。 そうあれば、そんな日本がどう脅威に対抗するかを考える。同盟国とともに脅威を抑止することを考える。これが外交と安全保障に関わる「権力者の絶対法則」なのだ

    中国と北朝鮮こそが本当の脅威。韓国の振る舞いに怒りを覚えても、ぐっとこらえて連携を演出せざるを得ないのである
    日本は対韓関係を中国や北朝鮮との関係の中で考えなくてはならない。繰り返すが、全体の状況の中でどう国益を確保していくか。これこそが外交の絶対法則である

    日本は結局、いま自分ができることをしっかりやるしかない。それが憲法改正である。

  • 日米安保、憲法9条、韓国、中国、北朝鮮、ロシアとの関わり方。日本経済の実情や野党と自民党のスタンスの違いなど。
    安倍政権に立ったスタンスの話が多い。理想論と現実的な話を絡めると、自衛隊や憲法9条の問題は中国の野心や軍事費のことを考えると、現実的な視点で考えた方が良いのではと感じました。
    憲法改正にしても、出来ることをやるという政権の考え方にも長期政権の秘訣みたいなものを見たような気もします。政権を支持するわけではありませんが、理想も大事ですけど、それにはまず現実を受け入れることが大切だと感じました。

  • ”政権運営の最大の肝は予算編成にある。
    予算を編成できない政権は倒れる以外にない。”

    政府・政治・経済など幅広く日本に関すること理解が深まる本です。日本に滞在中の外国籍の方は、絶賛勧めます。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1953年、千葉県に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒、1977年に中日新聞社入社、2018年3月、東京新聞・中日新聞論説委員を最後に退社。ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)で国際公共政策修士。財政制度等審議会臨時委員、政府税制調査会委員などを歴任。規制改革推進会議委員。『日本国の正体 政治家・官僚・メディア---本当の権力者は誰か』(講談社)で第18回山本七平賞。『2020年新聞は生き残れるか』『官僚との死闘700日』(以上、講談社)、「ケント&幸洋の大放言!」(ビジネス社)など著書多数。テレビ朝日「朝まで生テレビ!」、BS朝日「激論!クロスファイア」、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」など、テレビ・ラジオ出演多数。


「2018年 『明日の日本を予測する技術 「権力者の絶対法則」を知ると未来が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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