誰かを幸せにするために 大人の流儀8

  • 講談社 (2018年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (194ページ) / ISBN・EAN: 9784065141168

作品紹介・あらすじ

今年の秋で、三十三年目を迎える。知らん振りをしてやり過ごすようにはしているが、夏の終りの雨垂れを病院の窓から見ていると記憶は容赦なく背中を叩く。――あの笑顔は、すべて私のためだったのだ。彼女は自分が生きている間は、このダメな男を哀しませまいと決心していたに違いない。人間は誰かをしあわせにするために懸命に生きるのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 2018年初版。8作目まで来ました。本来、忖度と周囲の目を気にして生きてきた私が、小さな伊集院静になってきているような気がします。酒とギャンブル、時には喧嘩。そんな著者が好き勝手に自分の考えや世間に対して思うことを吐露している。それが心地よい。お母さんの凛とした姿が素敵です。そして著者の家人に対する想いや愛犬に対する想いに優しさを感じる。無茶な生き様とそんな優しさのギャップが人の心を惹きつけるのかなあ。

  • 三十三年目の秋に…このお話しが心に響く…
    誰かを幸せに生きている人生を歩んで努力してきたか… この気持ちをすぐに忘れてしまいがち… 忘れててもすぐに気がつき自分を楽しく厳しく成長していく努力をしないとな〜

    ぜひ〜

  • 「人は誰でも自分のことが可愛い」

    「それでいいのである。それでも生き続ければ、それだけで誰かを救っているのかもしれない。」

    平然と生きる。
    それこそが男なのかな。

  • 今回もまた良い。今回もお母さんが良いです。素敵。

  • 仙台のワンコの話に毎回心が和みます。
    「己以外の誰か、何かをゆたかにしたいと願うのが大人の生き方ではないか。」「この世で死ぬは易きこと。苦しくとも生きるが自己実現」

  • <女性のイラスト>

    本書第1章終わりのページをめくったとたんに僕の視線はその次のページのイラストに釘付けになった.わぁなんて素敵な女性なんだろうと思った.このイラストを描いたのは誰だろうと思った.作者を探したがこの本には何も書いてはいなかった.なんと不親切な!まあこの本の著者伊集院のプロフなんぞは少し削ってもなんともないのでイラストの作者を明かせ!

    中身は大杉漣さんが亡くなった事を悼んだり阿部ちゃんの会に招かれたことをプチ自慢してみたりと,まあともかく僕に言わせると浮いたり沈んだりの激しいエッセイである.やはりつまみ食い的にちりぢり散々に読んでおけば十分な本なのだろう.m(_~_)m(すまぬw)

  • ”誰かを幸せにするために”とタイトルにあります。
    これは誰かを幸せにするためにどうすればいいのか、ということを書いたものではなく、人は誰かを幸せにするために生きているんだ、ということがいろんなエピソードを通して書かれています。

    私もそうなんだ…と、気づかされ、それにふさわしい自分でありたいと思います。

     伊集院氏の近しい人の死のことも書かれていて、それが少し今の私の状況に似ているので、書かれている言葉がとても心に染みました。

  • あっという間に読める。でも比較的最近の話題を振り返りながら改めて自分なりに考えてみたり。

  • 大人の流儀シリーズ八弾。「亡くなった人の死は生き残った人のためにもある」「その人の死はあなたの幸せを見守ってくれている」「人の死は生きているその人と二度と逢えないだけ」「生きている当人には逢えないがその人は生き残った人の中で生きている」…死生観に共感! 自由奔放,無頼,それでいて繊細。結構無茶言っているが許せるし納得する。

  • 20181122 出たら必ず読んでいるシリーズ。さすがにここのところの内容はトゲが少ない、というか無い。自分にとってたまに厳しい視点からの意見が聞きたくて読み始めた経緯があるだけにどうなのだろう。ただ、つぎが出たら絶対に買うと思う。自分も同じだけ歳をとってる事を忘れないようにしよう。

  • オトナの男はこうあるべき、生と死の無常さを語りつつ優しい視点はジーンとくる。女の人と子どもには優しく間違っている事には正面からぶつかっていく。人の気持ちを考えられる人、すぐに謝れる人、素敵な男性です。
    ※世の中に目に映らない場所で誰かが誰かのためにひたむき何かをしている。目を見開けばそんな事で溢れている。自分以外の誰かを豊かにしたいと願うのがオトナ
    ※死別した大切な人が夢に出てくれば目が覚めた時、悲しむ、涙を流す。そうゆう思いはさせたくない。亡くなった人は残された人の幸せを祈っている

  • 著者のエッセイ。これまでの経験からの、時々ハッとする言葉も書かれており、気楽に読める

  • 読み進めているうちに、この人(著者)は心から悲しい事や嬉しい事をたくさん経験した人なんだなと強く伝わってきた。
    その度悩み抜いて乗り越えてきたんだろうな。
    説得力のある一冊。

  • 期待を裏切らない伊集院節。故に真ん中評価か。

  • 初めて伊集院静さんの本をきちんと読みました。
    自分も馴染みがある仙台の事も書いてあって、勝手に親近感を持ってしまいました。

    「独りで歩ける心身」
    「他人に迷惑をかけない」
    「己一人のために生きない」

    自分の子どもにも教えていきたい事だなと感じました。

  • 人は何のために生きるのだろう

  • 毎回同じようなこと(夏目雅子のこと、弟のこと、犬のこと、松井秀樹のことなど)が書いてあるのになぜか毎回読んでしまうシリーズ。
    相変わらず説教くさいが、たまにいいことが書いてある。

  • 月日を重ねて、哀しみを重ねて、辿り着くひとつの場所。

  • 人は最期は家に帰るものなんだよ
    若い時に辛い思いや苦労をしてるしてないで、登る山の形が変わる
    という言葉が染みた。

  • 2019年、8冊目です。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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