着たい服がある(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
4.23
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本棚登録 : 189
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065141410

作品紹介・あらすじ

女子大生マミには、誰にも言えない「秘密」があった。それは、「ロリータファッション」に憧れていること。背が高く、一見クールなマミは、家族からも友達からも「かっこいい女性」像を自然と求められ、そのイメージから外れることに臆病になっていた。だが、周りの目を気にせず奇抜すぎるファッションをし続けるバイト先の同僚・小澤くんに感化され、徐々に「本当の自分」を開放していく――。

感想・レビュー・書評

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  • メッチャ刺さった。

    主人公はゴスロリファッションを着たいのに周りの目が気になって行動に移せない女性。
    驚異のファッションセンスを誰の目も気にせず披露するバイト先のイケメン新人に触発されて徐々に自分の趣味嗜好を開示していく主人公。

    WEBで他のゴスロリの子を興味本位で盗撮する輩から守るというワンシーンだけ見る機会があって、その後この話がどうなったのか気になっていた。

    単なるファッションの話だけでなく、この話はまんま社会の多様性の話に繋がるのだと思う。
    ファッションの話だけでも胸にグサグサくる物があったが、教育実習に行った先の児童とのエピソードもまた泣けるじゃないか。
    特にお母さんが主人公の言葉に「ありがとうございます」って返すシーンは本当にもう泣けて仕方ない。
    何でそんなに心に来るのかなんて本当によくわかってないのだけれど、皆が生きやすい世の中でないというのが無性に悲しくて心が切なくなってしまうのかもしれない。
    普通って本当に何なんだろうな。
    難しい問題だと思う。

  • 一冊も捨てられなかった沢山のゴシックロリータバイブル。私はあのファッションが、あの生き方が、とてつもなく美しくて、心から大好きです。

    この漫画は本当に美しくて、わたしは大好きです。

  • 個性と社会性と他人の視線に触れていておもしろい作品でした

    決してギャグ漫画ではないので注意されたし

  • 周りの目を気にして、本当はやりたい事が出来なかったり、着たい服が着れない方におすすめ。

    主人公のマミは高身長で、「カッコイイ」女性。
    本当はロリィタが好きなのに、まわりの目やイメージが気になりロリィタが着れずにいます。
    そんな時に、まわりの目を気にせず好きなファッションをする小澤との出会いで、少しづつ勇気を出すマミ。
    「何を着てどこ行くかは自分で決めます」という小澤の台詞がカッコ良い…

    マミを応援したくなり、勇気がもらえる漫画です。

  • 全5巻。さらっと纏まってちょうど良い終わり方。ロリータファッションを通した主人公の成長物だが、テーマは誰しもがぶつかる物なので、服に興味が無くてもオケ。それぞれの強さや弱さに共感出来る。

  • ロリータ始めたい心情とか、失敗とか、凄く分かる、あるあると思ったらちゃんと取材してるかつ、KERA監修だった。
    納得。
    ロリータ服の話というより、個性とは、自分の本当のこころとは的なお話。
    教育実習の話も、あ、ツイッターでこれ分かるって見たやつだって気付いた。
    好きや個性を通すとぶつかる「世間」。
    その軋轢との物語。

  • 似合う服
    年齢に見合った服
    普通の服etc
    そんなん考えてたら好きな服なんて全く着れないんだよね
    思春期あるあるというか、抑圧されがちな話題よな
    似合う年相応の服を着なさいなんて
    マミちゃんがんばれ

  • 【完結巻にまとめて感想】

  • 小澤くんが非力な所がとてもよい。男らしいとか、女らしいとか、他者の価値観より、自分がどうなりたいかを丁寧に描いている。

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