なぜ、日本の精神医療は暴走するのか

  • 講談社 (2018年12月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784065141724

作品紹介・あらすじ

「育て直し」と称し子供を縛り付ける病院。軽い気持ちの通院が薬漬けで廃人同然。前近代的な「治療」が横行する精神医療の現場に迫る


誰もがうつになる可能性のある時代。
次の「被害者」はあなたかもしれない。

現在、日本では「心の不調」で精神科にかかっている人は400万人を超える。
「うつかもしれない」と思って、病院に行ったばかりに、
本当に身も心もボロボロにされてしまったら・・・・・・・。

・子供を「育て直し」と称して、3ヵ月以上拘束する病院
・無理な薬漬けで、患者を廃人寸前にまで追い込む医師たち
・ちょっとしたことですぐ縛りつける医師
・殴りまくる精神科医
・蹴りまくる看護師

彼らは一部の「特殊」な事例ではない。
全国ではいまも「精神医療」のために苦しんでいる人々が大勢いる。

平成も終わりを迎えようとするいま、
一般社会、諸外国ではけっして行われないような人権無視が、
なぜ日本の精神医療の世界だけでは成り立っているのか。
日本の精神医療に出口はあるのか?

丹念な取材で、その真相と解決の糸口に迫る傑作ノンフィクション。

みんなの感想まとめ

精神医療の現場に潜む驚くべき実態が描かれた作品で、読者はその内容に衝撃を受けます。著者は丹念な取材を通じて、子供を「育て直し」と称して拘束する病院や、無理な薬漬けで患者を追い込む医師たちの姿を明らかに...

感想・レビュー・書評

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  • 現代社会の中でこんなことが起こっているのか!と信じられない思いだ。私もうつで精神科で薬をもらったことがあるので他人事ではない。必死で助けを求めてくる患者のことを考えてくれる医師が増えて欲しい。

  • 正直言って、今どき本当にこんな病院があるの?と、取材したという著者を疑ったくらい、それくらい、考えられないようなひどい実態が書かれている。
    うちの病院では決して起こりえないことがまかり通っている。というか、法律遵守はどうなってる?病院としておかしいでしょ。そんなふうに思いながら読んでいたが、そういえば、たしか何年か前に、精神科病院での暴行がニュースになっていたよな、と思い出した。
    こんなところはごくごく一握りで、大半の精神科病院では、きちんと法律を守り人権を守って、医療者としての倫理に則って医療を提供しているはず、と思いたい。

  • 全国で4番目に外来患者数が多いという精神科に10年以上通っている。
    閉鎖病棟だけで200床以上ある病院。
    そこは身体拘束や暴力はないが、多くの患者を電気けいれん療法で廃人にする。
    そこだけの問題かと思っていたが、この本を読んで日本の精神科の多くがそんな有様で氷山の一角でしかない事を知った。
    自分は訳あってそこを逃れられない。
    せめて、この様な本や記事が多くの人の目に触れ民意として日本の精神医療の体質が変わる事を切に願う。

  • 「不調を感じたらすぐにメンタルクリニックへ」と安易に言う人が多過ぎるが、少なくともこの本を読んでからにした方がいい。

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著者プロフィール

佐藤光展(さとう・みつのぶ)
1967年前橋市生まれ。立命館大学卒。神戸新聞社会部で阪神淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件などを取材。2000年元日、読売新聞東京本社に移り、静岡支局と甲府支局を経て2003年から医療部。『こころの科学増刊 くすりにたよらない精神医学』(日本評論社)、『統合失調症の人が知っておくべきこと』(NPO法人コンボ)などに寄稿。

「2013年 『精神医療ダークサイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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