掟上今日子の推薦文 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.86
  • (5)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 106
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065143124

作品紹介・あらすじ

二億円の絵が一夜にして二百万円に急落。鑑定人は、忘却探偵・掟上今日子。しかし、絵がすり替えられた形跡もなければ、今日子さんには記憶もない。美術館警備員・守の依頼を受けて看破した真相は、さらなるアートな難事件を巻き起こす! 彼女と過ごす時間はいつだって最初で最後。「忘却探偵シリーズ」第2巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 今回は画家の卵と額縁匠を巡る事件。犯人の動機がやや理解しがたいが、辻褄はあっている。時間が限られた忘却探偵の最速の推理が楽しめた。

  • 掟上今日子シリーズの語り手はすべて厄介さんだと思っていたら違うようだ。
    厄介さんは直感的で事件のテンポも速いが、本巻の語り手親切守は頭の中であれこれ思い巡らすので読むほうは疲れる。
    けど、事件自体は面白いし、偏屈な老人とか小賢しい子どもとかキャラクターもいい味出していた。

    厄介さんと守くん、どちらも長身で要領が悪く、冴えない男。でも、いい人。個人的には厄介さんのほうが好きだけど、守くんもなかなか憎めなくて、今後この二人が今日子さんとどう絡むのか楽しみ。

  • ------------------------
    今日子さんには、今日しかない。
    (中略)
    つまり、今日子さんは眠ったときに、記憶を失うのだ。
    それは純粋な睡眠だけに限らず、失神や気絶といった意識喪失も、その範疇に含まれるらしい。
    (本文394〜395ページより)
    ------------------------
    「忘却探偵」掟上今日子(おきてがみきょうこ)さんが活躍するシリーズ第2弾。
    前述の特質上、基本的に解決に時間を要する、あるいは日をまたぐ調査を必要とするような依頼は受け付けませんが、ひとたび引き受けた依頼は、マルチタスクかつスピーディーな頭の回転と行動で、自称「最速の探偵」の名に恥じず、たちどころに解決してしまうから痛快極まりありません。
    謳い文句は、ズバリ「あなたのお悩みを一日で解決します!」

    「一匹狼」の探偵ではありますが(助手がいても、間違いなく毎日顔を忘れますしね)、依頼人がいつのまにか助手のような相棒のような役回りになるのがお約束です。
    前作の隠館厄介(かくしだてやくすけ)くんの続投かと思っていたら、本作では新たな依頼人である親切守(おやぎりまもる)くんが、その役回りを担ってました。
    キャラのネーミングの面白さも西尾作品の特徴ですね。

    今日子さんは、頭が良すぎるためか、本作でも時折その言動にイラっとさせられたりするときもあるのですが、ラストに彼女のとったある行動がタイトルと合致し、意味がわかって、思わず胸が熱くなりました。

    彼らが挑んだ謎は、はたしてどんなものだったのかは、読んでからのお楽しみですが、面白さは保証します。

  • 眠ればすべて忘れる名探偵VS.天才芸術家? ドラマ化の大人気シリーズ、文庫化!

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

掟上今日子の推薦文 (講談社文庫)のその他の作品

西尾維新の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

掟上今日子の推薦文 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする