不自然な宇宙 宇宙はひとつだけなのか? (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065144657

作品紹介・あらすじ

宇宙の外側に何があるのか? 私たちの住む宇宙の他に“別の宇宙”は存在するのか? 最先端の物理学がこの究極の問いに挑む!

感想・レビュー・書評

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  • この宇宙が「不自然なほど」よくできているのはなぜ?
    その謎を解く鍵は「マルチバース(多数の宇宙)」だった!

     Q1 宇宙に果てはありますか
     Q2 宇宙には始まりがあったのですか
     Q3 宇宙はある場所が爆発して生まれたのですか
     Q4 宇宙人はいますか

    これらの問いに宇宙論研究者が本気で答えます。


    我々はどこまで世界を理解したのか?
    現代物理学は、この宇宙が絶妙なバランスの上に成り立っていることを明らかにした。
    なぜ、地球はこの場所にあるのか? なぜ、重力や電磁気力はこの強さなのか?
    我々の宇宙は唯一の存在なのか、無数の宇宙の中の1つに過ぎないのか?
    最新物理学の観測事実に基づいた「マルチバース」の理論と「人間原理」を徹底解説。


    【目次】
    第1章 この「宇宙」の外に別の「宇宙」はあるのか?
    第2章 宇宙に果てはあるのか? 宇宙に始まりはあるのか?
    第3章 我々の宇宙の外の世界
    第4章 不自然な我々の宇宙と微調整
    第5章 人間原理とマルチバース
    終 章 マルチバースを考える意味

  • 刺激的なタイトルです。放送大学の宇宙関係の講義でも講師をされていた須藤さんの著書。生真面目そうで温和な話し方が好きです。副題は「宇宙はひとつだけなのか?」で、Bluebacksで似たようなの読んだことあるなと思っていたら、村山さん著の「宇宙は本当にひとつなのか?」であることを思い出しました。

    Newtonでもおなじみのマックス・テグマークのマルチバースの解説から、宇宙に果てはあるのか?地球人以外で知的生命体はいるのか?なぜ人類はこんなにも不自然な条件(=奇跡)の星に存在しているのか?そんな素朴な疑問に答えてくれます。判断は読者に委ねるということですが、まあそうなんだろうなと思ってしまう回答です。

  • けっきょくのところ証明しえない別宇宙の存在。それを科学的、理論的に行けるところまで追究しようという本書の態度は、幽霊の探求とさえ見えてきた。
    とはいえ、すごく魅力的だったのは、レベル1マルチバースの中に無数のユニバースが内包されているのなら、マルチバースは体積が無限であるがゆえに、あるレベル1ユニバースにおいて自分とまったく同一の意識が実現しうるという可能性。
    これは言ってみれば、自分は無神論者であり、同時に生にそれほど執着があるほどではないけれども、復活の可能性であり、輪廻転生の可能性だ。
    再生しうる意識が別宇宙にも並行してあるとすれば、こんなにわくわくすることはない。死んだ後になお、何かが展開するのなら、これは大変なことだ。逆に、科学がそれを検証できない、「死んでみなければわからない」というところが、何とも小気味よい。
    あるいは、レベル1マルチバースさえ包含するレベル2マルチバースさえあるとすれば、それはもう、恍惚とさせられる。too muchなひしめく存在の中にあって消滅する肉体の意味とは。考えだすと、愉快になってくる。

  • 宇宙に関する素朴な疑問。
    Q1.宇宙に果てはありますか?
    Q2.宇宙には始まりがあったのですか?
    Q3.宇宙はある場所が爆発して生まれたのですか?
    Q4.宇宙人はいますか?
    これらに宇宙論学者の著者は答えている。そして、色々な宇宙論を紹介されている。また、この宇宙を支配している物理法則がとても不自然なことを指摘している。物理定数間に微妙なバランスが存在する。そのバランスが崩れると、例えば宇宙の創造時に重元素ができず、生物は存在しなかっただろうという。この微妙なバランスはどうして存在するのか?まだ見ぬ物理法則があるのだろうかと。

  • 物理的知識の素地のまるでない人間が、面白そうなタイトル!というだけでレーベル考えず飛びついたのが失敗のもとでした。さっぱり分からん。(哲学的思考以外)。ただ文系にみられる、経験値に基づく結論に比べ、法則に則った結論に導いてくれる分、分からないなりに腑に落ちました。物理法則と世界の関係を考察する先に拓ける、マルチバースという概念を楽しむ道案内の一冊。自然な法則に支配されると人間は存在できず、かといえば複数の異なる力があり、かつそれらの強さが不自然なほど違っている場合のみ、生命が誕生できる予想。進化し続ける宇宙への理解を、最新物理学で徹底解説してくれてます。…うう…感想も難しい。献本に感謝!

  • 宇宙の始まりや生命誕生のきっかけ、別次元の宇宙などの答えがあるのか気になります。

  • 知ってる話を小難しく書いて結局何を言ってたのか全くおぼえていない

  • この宇宙は特別と考えている人や特に意識していない人向けに、人間原理(この呼称は気持ち悪くて仕方ない)やマルチバースの考えを伝えようとした本。
    個人的には類書を読んでいたこともあり新たな知見は無かったけど、この宇宙や世界はより大きな何かに内包されていると考えるのはやはり自然かと思う。物理法則から違うというのは面白いけど。
    感覚的にも現実と夢の区別はつけるのは難しいし、微生物には人間サイズのものは認識できないし、観測者の理科の範囲で世界の全てを知ろうとするのは土台無理な話だし。

    内容全般においては素粒子関連や宇宙論の基礎知識がない人にはちょっと説明不足な感じがしたけどどうなのだろう。

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著者プロフィール

東京大学大学院理学系研究科教授

「2019年 『一般相対論入門 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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