事故の哲学 ソーシャル・アクシデントと技術倫理 (講談社選書メチエ)

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  • 講談社 (2019年3月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784065145241

作品紹介・あらすじ

ディープラーニングしたAIの判断の責任は、だれがとればよいのでしょうか?人工物が複雑化すればするほど、事故の因果関係は不明瞭になります。被害は存在しても、加害者を特定できなくなります。また、小さな過失が、巨大事故を引き起こす可能性もますます大きくなっています。人工物が第二の自然になり、事故が第二の天災となる時代に、倫理はどうあるべきなのでしょうか。現在進行中の問題に深く切り込みます。

AI、iPS細胞、自動運転、IoT……。技術の発展は、とどまるところを知りません。身近な医療事故から超巨大な原発事故まで、事故もどんどん巨大化、複雑化しています。
産業革命以降、人工物(主に工学的に人間が作り出したもの)は、ますます大きなエネルギーを社会の中に出現させています。つまり、巨大事故の可能性も大きくなっているのです。
複雑な人工物の出現は、それを補完する社会制度を作ってきました。その制度の基本にある人間観、倫理観を考察します。すると明らかになってくるのが、事故と責任の関係です。
人工物が複雑化すればするほど、事故の因果関係は不明瞭になります。被害は存在しても、加害者を特定できなくなります。また、過失ともいえない過失が、巨大事故を引き起こす可能性がますます大きくなっています。
ディープラーニングしたAIの判断の責任は、だれがとればよいのでしょうか?
人工物が第二の自然になり、事故が第二の天災となる時代に、倫理はどうあるべきなのでしょうか。
現在進行中の問題に深く切り込みます。

【目次】
はじめに ソーシャル・アクシデントの時代
第一章 事故を考えるための技術論
第二章 安全は科学を超える
第三章 組織・システム・制度
第四章 無過失責任の誕生
第五章 人工物の存在論
最後に 天災化する事故


あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 科学的な安全確保に限界はあるにしても、もちろん、その方法は機能している。そしてそれは、とりあえず、メカニズムの把握とそれによる予測・予防と呼ぶことができる。一般的に言って、自然界、つまりは物理的世界で起きる災害などは、そのメカニズムを知ることで、我々は、今後何が起こるかを一定程度は予測できるものであり、ひいては、思わぬトラブルに巻き込まれることを防ぐこともできる。地震でも、感染症でも、メカニズムが分かれば対処することは可能であろう。さらに言えば、人工物に対しても、ある程度、同じことが言える。

  • 20190323 中央図書館
    テーマは重々しくかつキャッチーでありながら、中身はやや散漫に感じた。

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著者プロフィール

1953年奈良県生まれ。京都大学理学部ならびに文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
現在、関西大学社会学部教授。専門は、工学の哲学と倫理。
著書に、『テクノリテラシーとは何か』『〈ものづくり〉と複雑系』、『はじめての工学倫理』(共編著)、『誇り高い技術者になろう』(共著)などがある。

「2019年 『事故の哲学 ソーシャル・アクシデントと技術倫理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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