スカーフェイス2 デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 228
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065145456

作品紹介・あらすじ

顔の傷により「スカーフェイス」と呼ばれる女刑事淵神律子。犯人逮捕の為なら暴走も厭わない律子は警視庁内で孤立し、意に添わぬ異動を命じられる。律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に来る。その男のバッグの中には、耳や眼球など人体の一部やパソコンが入っていた。起動させたパソコンの画面には狭い場所に閉じ込められた若い女性の姿があり、48時間後に窒息死するというカウントダウン表示が。ノンストップ警察小説

感想・レビュー・書評

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  • 女刑事が主人公で「スカーフェイス」という題が凄いよな。度胸もあるし、体術も銃の腕前も凄い。第2作を読んで、事件に夢中になって突っ走るところは凄いんだろうが、その細やかさのない性格や物語自体の進め具合が、ちょっと鼻についてきた。事件のきっかけになるAV撮影の話も救いがないし、主人公の律子の友人の景子が可哀そうだ。とばっちりばかりで、よく耐えているよなあ。最後の場面で、言及してやらないなんて、酷いねえ。律子の無神経さでもあるような感じがする。

  •  前作の内容をすっかり忘れていて、律子ってこんな感じでしたっけ?

     オペレーター、不気味です。

     

  • 富樫倫太郎『スカーフェイス2 デッドリミット 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』講談社文庫。

    『SRO』『生活安全課0係』に続く警察小説シリーズの第2弾。今回もなかなか面白いストーリーで次作が楽しみになる。

    ある事件で顔に深い傷を負ったことから『スカーフェイス』と呼ばれるアマゾネス系の女性刑事・淵神律子が新たな事件を追う。

    今回は鬼畜系AV製作関係者が次々と猟奇殺人の被害者となる事件が描かれており、かなりグロい描写が多々あるので心臓の弱いか方はご注意を。また、猟奇殺人の背後で主人公の淵神律子個人に関わる事件も同時進行するという二重の仕掛けがあり、スリルが倍増している。




    そして、またしても淵神律子の前に立ちはだかるのは謎の人物『オペレイター』……果たして、その正体は如何に……この結末からするとシリーズはまだまだ続きそう。

  • 被害者の体のパーツを警察に持参した男に指名され事件の中心に引きずられていく主人公。前回はキャラにスポットが当たっていてサクサク読めたが、今回のメインはセンセーショナルな事件内容。次回に期待。

  • 評価が4.

    内容(BOOKデーターベース)
    絶対に怯まない刑事・淵神律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に出頭してきた。男のバッグに人体の一部やノートパソコンが入っており、その画面には生き埋めにされた若い女性の姿と四八時間後に酸素が無くなるカウントダウン表示が。姿を見せぬ狂悪犯にせまるタフヒロイン警察小説。

    子どもを殺された復讐・・・気持ちは分かる。しかし、相変わらず殺し方が残虐すぎるなぁ~

  • スカーフェイス第2弾

    事件中心の巻
    第1弾で散々やったためか主人公や周りのキャラクターに殆ど触れずタイトルのスカー自体もいじることなく事件のみが進む
    現在進行中の事件をセンセーショナルにえがけて多少の都合が良すぎる展開でもグイグイ読ませるのはさすがなのだけど、淵神律子のキャラ設定飛ばし過ぎではないでしょうか
    次弾でオペレーションにとやらに触れなさすぎるとちょっとシリーズとしてはイマイチ感がでてしまいます

    次段に期待

  • 6月-15。3.0点。
    スカーフェイス第二弾。男が出頭し、持参したPCには監禁された女性が映り、48時間のカウントダウンが。
    女性救出は間に合うのか。

    サラッと読めるが、グロい描写がけっこうある。
    オペレイターの正体が分からず、次作以降かな。

  • 前作と印象は変わらない。オペレーターの存在のみがかろうじて読む気にさせる。期待感はない。

  • 読み進めやすいです。
    でも読んだ履歴を残したいかは微妙です。シリーズなので読んでしまうでしょうけど

  • *絶対に怯まない刑事・淵神律子を名指しで、身元不明の中年男が警視庁に出頭してきた。男のバッグに人体の一部やノートパソコンが入っており、その画面には生き埋めにされた若い女性の姿と四八時間後に酸素が無くなるカウントダウン表示が。姿を見せぬ狂悪犯にせまるタフヒロイン警察小説*

    エグい。
    鬼畜系AVの描写がえげつなさ過ぎる。そっちの悶絶ですか…。ここまで直接的な描写をする小説、久しぶりに見ました。

    が、この描写があればこその、この展開。完膚なきまでに叩き潰す復讐劇に溜飲が下がります。少々詰めが甘い箇所もありますが、全体的には鮮やかな犯人の手口に喝采。エグくてグロいけど、清々しいような読後感。

    ただ、シリーズものなのに、主人公たちのキャラがイマイチ光りません。ただの添え物な感じ。取って付けたようなオペレイターも、謎のまま。次巻に期待です。

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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