- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065145944
作品紹介・あらすじ
事切れた被害者の最期のメッセージは、タオルに血液で書かれた「SOS」だった。捜査線上に浮かんだ、幼さの残る無口な少年とは。
感想・レビュー・書評
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少年に対するDV事件、若しくは誘拐事件かと思っていたら、ものすごく大掛かりな事件に発展して驚いた。
貴重な証人が子供だったことを差し引いても彼の心に寄り添う塔子の活躍が目立ち、成長を感じました。
ただ、犯人達の後半の行動が犯した犯罪の規模の割に杜撰すぎてシリアスさに欠けたところは否めない。 -
交番の近くに血文字でSOSが書かれた物が置かれる。それを置いたのはとある小学生。監禁事件から助け出すが、何を聞いても何も話をしてくれない少年。
なぜ少年は何も話さなかったのか。
最後に如月に見せる子供らしい一面に、如月も思わず涙。
守る物があると強くなれる。
如月にとって少年だった、、俺にとっては……と続く鷹野主任最高♡ -
シリーズ8作目。
今回は事件に巻き込まれた少年との物語。
いつも通り面白かった。 -
シリーズ8作目。
何故か、この8作目だけが見つからず、前作から間が空いてしまった。
交番近くで発見された血で書かれたSOSのタオルと時計。
近くの建物で発見された被害者は拷問されていた。
監視カメラの映像からタオルを置いた少年を探す塔子と鷹野。
少年は見つかるが、一緒に潜伏していた犯人と思われる人物には逃げられてしまう。
唯一の関係者と思える少年は小学校2年生。しかも、過去のトラウマから多くのことを語らない。
彼が抱える悲しい過去と向き合いながら、捜査を進める塔子たち。
そんな前に現れたのは、公安の上條。
上條の言う通り、捜査をした塔子と鷹野は新たな遺体を発見してしまう。
拷問と公安から、テロ組織が関わっている可能性が高くなるが、犯人の目的がなかなか分からない。
今作は小学校2年生少年をメインに描かれており、少年に対する塔子に成長が見られる作品。
「分析班」としてお馴染みの「捜査会議」の場面が少ないのが、唯一寂しいところ。
鷹野と離れて、捜査に臨むことも増えて来て、そろそろシリーズの終わりも見えて来るところだが、今回のラストはちょっとこじつけが酷かったかも。
派手な展開はなかったものの、後半までは少年の微妙な心の変化でリードする展開が面白かっただけに、ラストが残念。 -
久々に読んだけど、やっぱり面白い!!!
本当に回を追うごとに、塔子さんの成長が著しくて。
今回は相手が幼子という事もあって、ほかの皆がなかなか本音を引き出せない中、ちょっとした表情、仕草、目線から意図を読み取ったり、ラスト、幼子を必死で守り抜く姿に塔子さん!頑張れ!と応援せずにいられなかった。
そして、上司の鷹野との関係もちょっと気になった(笑)
著者の浅見さんが書く女性刑事は、どの作品もキャラクターが本当に魅力的。
これからもずっと書き続けてほしい! -
少年優太の謎めいた行動の理由が最後には明らかになるものの、個人的にはそこに行き着くまでもう少しテンポが欲しかったかな
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#読了 #麻見和史 #警視庁殺人分析班 #講談社文庫
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この1週間で買いだめしてた5冊一気読みするぐらいサクサク読んじゃう。
いつも読み終わった後にだからこのタイトルなのかって納得する。
この作者はやっぱこのシリーズが1番好きだなぁ~~
天空の鏡まで買ってあるけどその後に鷹野シリーズがあったからどうなってるのか続きが気になる(´~`)
如月シリーズは終わってしまうのかなぁ… -
毎度毎度塔子たちに猟奇的殺人事件が舞い込んできます。
この殺人事件がさらに広がりを見せていき、謎がなかなか解けない状況が続きます。
犯人は?目的は?動機は?
塔子たちは無事に事件を解決できるのか。
最後まで塔子にドキドキでした。
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シリーズ、第9弾。
如月塔子の活躍する人気シリーズです。
いつもは、狡猾で凶悪な犯罪者が相手ですが、今回は、なんと9才の少年が相手とは。
凶悪犯に強い鷹野警部補も、いつもの調子が出ないですね。
交番近くで発見された不審なタオルには、血染めのメッセージがあり、SOSの声が...
そして、そのタオルを置いたのは、なんと9才の少年であった。
早く、その人物を救い出さねば...
しかし、程なく、謎の遺体が発見された。
果たして、容疑者は誰なのか?
秘密を知る唯一の鍵は、発見された9才の少年。
なぜか、少年は黙秘を続けることに。
さまざまな謎が明らかになった時に、少年の胸に去来する思いとは?
公安の影もちらつき、事件は意外な展開を見せます。今回は、少年と心を通わせた塔子ゆえ、解決に進めたとも言えます。 -
記録
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2021/07/30-08/05
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2021/07/17 83読了
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2021.4.5-391
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シリーズの中で一番面白かったかも。
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シリーズ第8弾。事件に初期の頃の猟奇性はなくなり、主人公の女性刑事が成長して、普通に活躍する物語になってきた。
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警視庁殺人分析班(どうでもいいがなぜノベルスと文庫でシリーズ名を変えるんだ...)の8作目。
このシリーズは(既にドラマ化されているが)明らかに映像化向きだよな、と思う。なんというか、展開が2時間ドラマ的なのだ。しかしシリーズものなので、人間関係や過去みたいなのが小出しに提示される。厄介なシリーズではある。
今回は...これは...分からんわ...と思った。ものすごく緻密に筋立てをすればもしかしたら分かるのかもしれないが。でもこのシリーズそういう「え?!」みたいな唐突な展開結構あった気がする。よく覚えていないのは、刊行ペースに沿って読んでいない私の所為か...。
というか、段々と殺人分析班的要素が薄れていないだろうか。「無敗のイレブン」と呼ばれるものの、どんどんピントが如月と鷹野に寄っていっている感じがする...。
極めて読みやすいというのが本シリーズの長所ではあるが、どことなく、端端に「大雑把さ」が見える気がしてしまう。途中で多分ヒントや伏線を埋め込んでいるようでそれがちゃんと機能していないようなもどかしさを感じる。何小説として読めばいいのか、よく分からない。面白いとは思うが...。 -
「警視庁殺人分析班」シリーズものみたいですね。最初から読んだのではなく、この本がこの作者の初めての本でした。シリーズのほかの本も読んでみたくなりました。
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交番近くに置かれた不審なタオルには、血染めの文字が。ほどなく民家から血みどろの遺体が見つかり、タオルの血が絶命した男のものと判明。タオルを運んだ人物と疑われたのは、まだ九歳の子供だった。捜査を進める塔子らに謎の影が忍び寄る時、事件は急展開を見せるが。
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シリーズ第8弾。
読みやすさや展開は相変わらずで良いのだが、
今後もテロリストが頻出してくるのではないかと心配。
いろいろとサプライズを盛り込みそうな作者なので、
身内が誰か犠牲になるような心の痛い展開になっていかないかが懸念される。
ここまできたら最後までメンバーが欠けずに終わってほしいのだが・・・。 -
2019.2.20読了
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2019.2.9読了
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如月塔子の成長著しい
事件への嗅覚は研ぎ澄まされ、着眼点も鋭いのに未熟者扱いされるが、めげず腐らず素直に努力する天才です
根っこの謎はまだ明かされないが、検挙率100%チームとしての伝説も生まれているようで、読んでいて気持ちいいです -
201901/