仕事と心の流儀 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.72
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本棚登録 : 721
感想 : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065146217

作品紹介・あらすじ

日々、ビジネスの現場で懸命に奮闘するすべての人へ。
幾多の修羅場を乗り越えてきた著者が贈る珠玉のメッセージ!

「勝者と敗者を分けるのは、心の強さと平常心」
「悲観的に考えて、楽観的に行動する」
「問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ」
「金銭的報酬を追いかけて仕事をする人は、サラリーマンのプロになれない」
「能力や適性には差はない。開花するかどうかは『どれだけ努力をしたかの違い』だけだ」
「情熱が人を動かし、お金も動かす」
「部下の大半にやる気がないのは上司の責任」
「嫌な上司は反面教師にせよ」
「空気は読んでも顔色を読むな」
「人は三年権力を握ればバカになる」
「誰にだってチャンスはある。でも勉強しないとチャンスはつかめない」

人はなんのために仕事をするのか?
仕事の真の報酬とは何か?

新入社員から経営者まで共通する
働くことの本質をすべて語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は元伊藤忠商事の社長であり、民間人で初の駐中国大使を歴任された丹生宇一郎氏が、自身の仕事に対する心構えを伝えてくれている。
    その中でも特に自分に最もかけているものが、本書では最も大事だと言っている「情熱と気力」。しかしこれを持つためには今の仕事にやりがいを感じられるかも関係するため、非常に難しい課題である。
    既に自分でも実践していることもあれば、新たに気付きを得ることもあり、何度でも読み返したい一冊である。

    ・失敗しない仕事をしていては成長しない。そして失敗したらすぐに上司に報告する。叱られて落ちこんでも、大きな事故を未然に防いだと頭を切りけれる。
    ・小さな失敗はたくさんし、大きな失敗を未然に防げばよい。そして同じ失敗を繰り返さないこと。
    ・逆に失敗していない部署は危険。失敗を隠しているか、チャレンジしていないということ。

    ・問題があることは生きている証。目的意識をもって常に考えているから問題意識が芽生える。

    ・組織の理論として、能力のない人に厳しい仕事をさせることはない。その人に期待しているからこそ送り込む。

    ・「自分は何がしたいのか?何のために生きているのか?」を常に意識し、何でも自分で考えて行動し、勉強して成長することが大事。
    ・自分のことではなく他者を思いやる「利他の精神」を持つ。それが人間になるといういこと。
    ・周囲のせいにせずに自分に原因があるのではないかと自問する。他人は変えられないが、自分は変えられる。それは自分次第。
    ・仕事を成長させるうえで最も大切なのは「気力と情熱」。

    ・上司の喜びは、部下が喜んで仕事をして健康で生活をし、この上司と一緒にしてよかったと思ってくれること。
    ・上司は部下だけでなくその家族も含めて責任を持たなくてはならない。責任とは、部下の能力を伸ばし、活かしていくこと。
    ・そのためには、部下の「生活履歴」まで踏み込んで頭に入れること。
    ・自分が部下なら上司にこういうことをされたら嬉しいと思うことをしてあげればよい。部長止まりで終わる人の一番の違いはそこにある。
    ・アメリカのある調査では、会社を辞める最も大きな理由は給料ではなく、人間関係。特に上司と部下の関係は大きな比重を占めている。
    ・不満を持たれる上司の特徴は以下の三点。部下の人格を認めない(セクハラやパワハラ等)、部下を信頼せずに奴隷のように扱う、絶対に褒めない、
    ・部下をきちんと扱える数は30人まで。
    ・部下に嫌われるのが怖いと思うような上司では、部下は成長しない。嫌われるのが怖いのは、自分に自信がない証拠。
    ・ビジネスの世界では、自己評価は何の意味もない。重要なのは他人の評価。自己評価より他人の評価が低いと不満を持つ人は多く、上司や会社のせいにするがそれは単なる自惚れや自意識過剰に過ぎない。

    ・本を読んで心に引っ掛かる個所があれば、線を引いたり付箋紙を張ったりし、余白には感想などを書く。読み終えたら、その箇所を読み返す。そして、重要だと思うものはノートに書き写す。最後に書き写すことで記憶に残る。やり方は人それぞれなので型にはめずに出来ることから始めて、続けることが重要。

    ・経営とは、世の中の動向に絶えず目を光らせながら、どの段階(川上か川下か)がこれから儲かるか、利益の源泉はどこにあるのかを見極めなければならない。

    ・本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をすること。そうすれば、心にいつまでも残る大きな喜びや感動を味わうことができる。どっちに転んでもたいしたことがないような仕事を続けても、感動や感激はない。

  • 一回きりではなく、また読み返してみたいと思います。

  • 【感想】
    終始、やや精神論に偏っていて時代遅れかなと誤解を招くかもしれないが、「やはりビジネスマンの根本はこうあるべきだ!!」と個人的には強く思った。
    そもそも「Work Life Balance」なんて言葉が世に憚っている時点で吐き気がしてくる。
    バランスを保つ、また、保とうと尽力するのは自分自身だろう?
    会社や社会のお節介なんて笑止千万である。


    冷静に、そしてスマートかつ合理的に仕事を進めるのは確かにカッコイイ。
    だが、対人間とビジネスをする以上、理屈では到底考えられない結論が、感情によって引き出されることが、往々にしてよくある。
    仕事をしていく上で、感情と理屈の両輪で、「冷静と情熱のあいだ」で仕事に取り組む必要があると思った。

    勿論、伊藤忠というゴリゴリの会社でトップにまで上り詰めた丹羽氏が、単なる精神論者だとは到底思えないが、、、(この人のスペックは恐ろしく高い)
    読むたびに本の中から叱咤激励を受け、襟元や背筋を正すと共に、「よーし、今日もいっちょ頑張るか!」という元気が湧いてくる。

    本著にあるこの人の言葉の一つ一つが、社会人のメンタル面において、イイ教科書となるのは間違いない。


    【内容まとめ】
    1.小さな仕事しか任せてもらえず不満を感じたり、失敗して落ち込むこともあるでしょう。
    でもそこで投げ出さず、「負けてたまるか!」と歯を食いしばって頑張っているうちに、少しずつ大きな仕事を任されるようになります。

    2.逆境にあるときでも努力を続けていれば、最後には何らかの形で必ず報われる。
    どんなに苦しくても、決して諦めてはいけない。決して努力を怠ってはいけない。
    何をやっても取り返しがつかないような状況に身を置いたとき、「もう俺はダメだ」と諦めてしまっては、本当にダメになる。
    苦しい時こそ、一生懸命努力を重ねることで人間は鍛えられ、強くなっていく。

    3.最後に勝敗を分けるのは、「心の強さと平常心」
    「自分はこれ以上できないくらいに努力をしてきた」という自負心があれば、人事を尽くして天命を待つ心境になる。
    普段通り、自分のやれる事をやればいいと自分を納得させる事で心が安定し、実力を発揮できる。
    日々訓練を重ね、地道に自分なりのベストの努力を日々重ねるしか道はない。

    4.「仕事量では誰にも負けない。頭ではなく体で勝負している。私と同じことをやれるものならやってみろ!」と言えるレベルの自負心を持つ。

    5.DNAのランプを灯せ
    能力や適性に大差はない。開花するかどうかは、「どれだけ努力したか」の違いだけである。
    人間が自分の能力を伸ばせるかどうか、成功するかしないかは、努力以外にありません。

    6.「くれない症候群」から抜け出せ
    それは自分のせいではないか?と、一度頭を切り替えてみよう。
    自分は極限まで努力をしたのか?足りなかったのではないか?

    人間は理屈の天才で、できない理由ややらない理由を上げればいくらでも並べ立てる事ができる。
    周りが悪いというのは単なる言い訳にすぎず、そんなことを言ってる時間があればいくらでも自身を改善できる!

    7.アメリカ駐在時代の筒井さん
    天真爛漫で明るい人。
    いつも明るくいられたのは、嘘や隠し事が一切なかったから。
    彼の信念は、「上司にも部下にも取引先にも、そして妻にも嘘をつかないこと」。
    仕事に対して一点の曇りもない人だった。

    8.部下を育てる三原則は、「認めて」「任せて」「要所で褒める」。
    部下を路傍の石のように扱わない。人間として認める事。
    目立った変化がなくても部下の様子に気を配り、こまめに声をかけて状態確認をする。
    言葉掛けによって、「君の事をちゃんと見ているよ」と伝えれば、相手は自分の存在を認めてもらっていると実感できる!

    9.リーダーになろうという人にとって、3つの大事なこと
    ・残虐性も含め、人間とはどういう動物なのかをよく知り、それを頭に置いて行動すること。
    ・「自分は何も知らない」という自己認識と、謙虚な気持ち。
    ・自分の利益を中心に考えないこと。

    10.・クリーン オネスト ビューティフル
    日頃から「清く正しく美しく」を実行すること。
    良識ある行動、嘘をつかないこと、他者に対する思いやりの心。


    【引用】
    ・努力に終わりはない。
    小さな仕事しか任せてもらえず不満を感じたり、失敗して落ち込むこともあるでしょう。
    でも、そこで投げ出さず、「負けてたまるか!」と歯を食いしばって頑張っているうちに、少しずつ大きな仕事を任されるようになります。


    p16
    逆境にあるときでも努力を続けていれば、最後には何らかの形で必ず報われる。
    どんなに苦しくても、決して諦めてはいけない。決して努力を怠ってはいけない。

    何をやっても取り返しがつかないような状況に身を置いたとき、「もう俺はダメだ」と諦めてしまっては、本当にダメになる。
    苦しい時こそ、一生懸命努力を重ねることで人間は鍛えられ、強くなっていく。


    p21
    ・最後に勝敗を分けるのは、「心の強さと平常心」
    「自分はこれ以上できないくらいに努力をしてきた」という自負心があれば、人事を尽くして天命を待つ心境になる。
    普段通り、自分のやれる事をやればいいと自分を納得させる事で心が安定し、実力を発揮できる。

    日々訓練を重ね、地道に自分なりのベストの努力を日々重ねるしか道はない。


    p22
    「仕事量では誰にも負けない。頭ではなく体で勝負している。私と同じことをやれるものならやってみろ!」と言えるレベルの自負心を持つ。


    p32
    ・「上がったものは必ず下がる、下がったものは必ず上がる」
    何事も永遠に上がり続けることも、永遠に下がり続けることもない。
    上がるベクトルはすでに下がるベクトルを含んでおり、また逆も然りなのである。
    絶好調の時こそ冷静になり、次に訪れるかもしれない最悪の事態を想定しておかなければいけない。


    p42
    お金や名誉や権力なんて、一時的な欲望を満たしてくれるものにすぎない。たかがしれたものです。
    では、人間は何のために働いているのでしょうか?
    仕事の対価として程々の金銭的報酬を超えれば、あとは「人間としての成長」が大切になっていく。
    仕事を通して人間としてどれだけ出来上がっていくかが大切なのです。


    p47
    「この仕事をやれば、これだけ給料がアップするぞ」という見える報酬のみを考えているようでは、とてもまともな仕事にならない。
    その都度その都度、最大限の力を出し尽くして仕事をし、ここぞという勝負どころで最高のパフォーマンスを発揮してチャンスをものにする人こそが、プロフェッショナルである。


    p62
    ・DNAのランプを灯せ
    能力や適性に大差はない。開花するかどうかは、「どれだけ努力したか」の違いだけである。
    人間が自分の能力を伸ばせるかどうか、成功するかしないかは、努力以外にありません。


    p70
    ・「くれない症候群」から抜け出せ
    それは自分のせいではないか?と、一度頭を切り替えてみよう。
    自分は極限まで努力をしたのか?足りなかったのではないか?

    人間は理屈の天才で、できない理由ややらない理由を上げればいくらでも並べ立てる事ができる。
    周りが悪いというのは単なる言い訳にすぎず、そんなことを言ってる時間があればいくらでも自身を改善できる!


    p90
    ・「死なばもろとも」と思える上司に巡り会えるか?
    アメリカ駐在時代の筒井さん
    天真爛漫というか、明るい人。いつも明るくいられたのは、嘘や隠し事が一切なかったから。
    彼の信念は、「上司にも部下にも取引先にも、そして妻にも嘘をつかないこと」。
    仕事に対して一点の曇りもない人でした。

    勿論、どんなに素晴らしい上司と巡り会っても、その人の言う通りに仕事をしていればいいというものではありません。
    その上司からどれだけ多くの「心」を学んでいけるかが、部下には問われるのです。


    p95
    ・部下の「生活履歴」を頭に入れよ。
    部下の私生活について、ある程度は知っておかなければなりません。
    「子どもの具合はどうだ?」
    「たまには早く帰って奥さんを助けてやれよ」
    などなど、労ってやることも大切です。
    その事が、部下にとってどれだけ救いになるかもしれません。


    p103
    ・部下を育てる三原則は、「認めて」「任せて」「要所で褒める」。
    部下を路傍の石のように扱わない。人間として認める事。

    「部下を育てるには、自分が漢方医のようになることだ。」
    目立った変化がなくても部下の様子に気を配り、こまめに声をかけて状態確認をする。
    誰にでも自尊心はある。
    言葉掛けによって、「君の事をちゃんと見ているよ」と伝えれば、相手は自分の存在を認めてもらっていると実感できる!


    p104
    未熟なうちに任せれば、本人は力不足を自覚して懸命に努力し、成長していきます。
    逆に、成熟した人間に仕事を任せると驕りが出て、能力を十全に発揮できないことがあります。
    また、いつも誰かがチェックしてくれると本人が思ったら、甘さが出てどこまで真剣になれるか分からなくなってしまいます。


    p132
    ・リーダーになろうという人にとって、3つの大事なこと
    1.残虐性も含め、人間とはどういう動物なのかをよく知り、それを頭に置いて行動すること。
    2.「自分は何も知らない」という自己認識と、謙虚な気持ち。
    3.自分の利益を中心に考えないこと。


    p138
    相手のためにできることを誠心誠意やり、それで信頼を得るのが本当の意味での「お客様との付き合い」だと思います。
    特別優秀な能力がなくても、その時にお客様のためになること、役立つことを一生懸命やれば、相手は非常に感謝してくれて、いい関係を築いていくことができる。

    そして、その一生懸命さの中に邪心があってはいけない。見返りを期待してはいけません。


    p154
    ・「茹でガエル」になっていないか?
    いまの日本人は、国の行方に危うい空気が漂っているにも関わらず、深く物事を考えずになんとなく現状に流されて生きているように見えます。
    ぬるま湯のような現状に満足しているうちに、「茹でガエル」になってしまう。


    p157
    ・クリーン オネスト ビューティフル
    日頃から「清く正しく美しく」を実行すること。
    良識ある行動、嘘をつかないこと、他者に対する思いやりの心。

  • バブルの後遺症に苦しむ伊藤忠商事を立て直し成長軌道に乗せた名経営者である丹羽宇一郎氏から若者への熱いメッセージ

    人は仕事で磨かれる。DNAのランプが灯るまで努力を続ければ、大きく成長出来る。仲間や上司と何かを成し遂げれば、心も成長し、人生も豊かになる。

    閉塞感が充満し、硬直した日本社会
    若者よ今こそ志高く挑戦しよう。

    あと10歳若かったらなー。
    読後にしみじみ思いました。

  • 章や節が短いので読みやすい。
    自分(読者)や部下についてのあり方や考え方の話をした後に、必ず、上司はこうした方がいい、こう思ったり言ったりする上司は危ないという話もしてくれるのが良い。
    辛い仕事こそ乗り越えるべきとか我慢すべきみたいな内容が意外と書かれている。わからなくはないけれど程々にしないとメンタルがやられてしまうので、その辺の見極めも必要だと思う。書いてある通りだと感じるのとやりすぎだと思うことが半々くらい。少し根性論的な部分もある。でも考え方や心構えは好き。
    新卒前後辺り、もっと早くに出会いたかった本。三章と四章が特に良かった。筆者のように良い上司に巡り合いたかったが無理だったのでこれまでの上司は反面教師として今後の仕事に活かしていきたい。
    会社員の人は読んでおいて損はないと思う。



    努力なき自負心は単なる傲慢。

    努力が全ての土台。諦めない。

    誰かしら自分を見てくれている。そう思って努力を続ける。最後には何かしらの形で報われる。

    もうこれ以上はやれないというところまで努力すれば本番で心が安定し実力を発揮できる。これが平常心。

    勉強する。読書や人との交流。人間力の向上や心の成長につながる。常識力や理解力も身につく。そうすれば仕事での上司の理不尽さに対応できるようになる。

    仕事で大失敗をしないためには、絶えず小さな失敗をしていくこと。そしてすぐ正直に上司に報告すること。

    悲観的に考えて楽観的に行動する。上がったものは必ず下がり、下がったものは必ず上がる。次の事態をその時点で既に予想しておく。

    見えざる報酬を目指してチャンスを物にしてはじめてお金がついてくる。お金を追いかけて仕事をするとお金は逃げる。

    なんでも自分で考えて行動し、勉強して成長していくことが大事。その原点は、自分は何がしたいか?なんのために生きているのか?

    自分が部下なら上司にこういうことをされたら嬉しいと思うようなことをする。

    役員になるような人は心が温かい。

    部下を育てるには、認めて、任せて、要所で褒める。

    完成してから任せず、未熟なうちに任せなさい。

    何年もやっていくうちに仕事のレベルは上がる。部下は言われたことをちゃんとやるの一言に尽きる。

    叱るとき。部下の立場に立つ。みんなの前で恥をかかせない。叱る前に褒める。褒める場によって言葉を変える。叱った後のフォロー。

    これからリーダーになろうと思う人へ。人間とはどういう動物かよく知り、それを頭に置いて行動する。自分は何も知らないということを知る。自分の利益を中心に考えない。

    相手のためにできることを誠心誠意やりそれで信頼を得るのが本当の意味でのお客さまとのお付き合い。

    真面目に仕事を続けていれば誰にでもお客様と親しくなれるチャンスはある。ただしその行動の中に邪心があってはいけない。自分の立場を弁える。

    永遠に表に出ない嘘はない。

    反対意見があるのに遠慮して言わないのは賛成しているのと同じ。

    軸とは、自らの良心に従って柔軟に考え行動する力。軸を持てないと動物の血が抜けきらない人間になる。

    日頃から、清く正しく美しくする。端的にいうと、清く=法律違反をしない、正しく=嘘をつかない、美しく=挨拶をきちんとする。

    損は想定の3倍になる。

    人は三年権力を握れば馬鹿になる。下から注意されないと、トップは傲慢になる。

    どんな役職であっても普段の生活を続けていれば退職後の身の振り方や生活の仕方に困らない。

    優秀な人と並な人の差は情熱と気力であり、それを高めるのが努力。

    論理は、年齢も経験もさまざまに異なる人と理解し合うためのツール。論理的な思考や話し方は、長年の読書でしか培われない。

    本を読まなければ自分は無知だと気づかない。

    人は読書で磨かれる。

    仕事や人生の目標も年齢とともに変わる。人間はいつまでも同じものに感激しない。

    情報は考えるという作業を経ないと知識にならない。

    先輩の敷いたレールの上を毎日歩き走るだけで、自分で稼いだような顔をするな。

  • ポジショントーンやろと言う主張も多かった
    それを割り引いて読めばすごくいい本だと思う

  •  爽快感がある。これからのことが楽しみになる。希望を持てる。

    ・日常では出会わないさまざまな人との交流は、心の成長に大いに役に立ちます。
    ・小さな失敗があるたびに反省し、改善していけば、重大事故を起こさずに済みます。
    ・最善の時ほど最悪をイメージすべきだ。
    ・悲観的に考えて、楽観的に行動しろ。
    ・仕事は人生そのもの。
    ・君はアリになれるか。トンボになれるか。人間になれるか。
    ・完成してから任せず、未熟なうちに任せなさい。
    ・人間の尊厳を踏みにじるのはどんな言動なのかは、いろいろな小説を読めばいくらでも書いてあります。
    ・不自由を常と思えば不足なし。
    ・自分に許された最高の贅沢であり、自分を成長させるための投資だと思っています。(読書)
    ・論理的思考が養われます。
    ・野性的なひらめき、直感、ドタ勘といったものもAIにはありません。
    ・君たち、本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろ。
    ・どっちに転んでもたいしたことがないような仕事を続けていても感動や感激はありません。

  • 正直者であるがゆえにサラリーマンとしての苦渋を味わい、苦難を生き延びた故に今これが言えたのであり、苦難に押しつぶされてしまった弱い人については何も触れられていない。説教臭く感じるのもそのせいだろう。精神論・根性論で苦難に立ち向かえと応援する内容。
    しかし、経営者として旧世代のエスタブリッシュメントと真っ向から立ち向かい今の伊藤忠の基礎を築いた功績は見事というほかない。人としてどのようにふるまうべきか、勉強の大切さをストレートに説く。
    穀物相場でやられた話は新聞などで読んだことがあるが、相場観を持っている人が一次情報をとりにいけというのはとても納得できる。
    粉飾や不正などについて、監査を活用したという話は、とても参考になった。あと数年したらこの手の内容は陳腐化されるのかもしれないが、少なくとも今の時代には通用する内容であると思う。
    もちろん陳腐化されない至言も含まれていたので☆4にしました。至言の抜粋はほかの方のレビューをご参考ください。

  • ★4.3(3.67)2019年1月発行。他の著者の本とダブっている箇所は何か所かあったが、今の若い人に伝えたいことが満載。「人間は死ぬまで努力」「清く、正しく、美しく」「仕事を通してどれだけ人間としてできあがっていくか」など、著作の生き方がよくわかる。これまでの著者の経験に基づいて書かれているだけあって、説得力もありますね。こういう方が今の日本を支えてきたんだなぁと。日本の将来を杞憂する著者による若者向けのメッセージ。悲しいかな、今の若者にはわかってもらえないんだろうなぁ。

  • 読んでいて、痛いところをザクザクもナイフで刺されているような気持ちになった。

    仕事ってなんだろ?つまらないのか面白いのかよくわからない。そんなことを考えていた自分にとってはすごくタメになった。
    著者が言ってるようにどの世代の人にでも刺さるものがあるのではないだろうか。

    読書を通して、なんだこんな失敗してるだとか
    同じこと悩んでるんだな、とか思えるだけでも仕事への向き合いかたも変わる気がする。


    ー人間は仕事で磨かれるー
    ー本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろー

    常にこれを意識しておきたいと思う。
    夢や目標を仕事を通して見つけていこうと思えるし、そのための努力は常に続けなければいけないし、一生懸命で謙虚でいようとも思う。

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著者プロフィール

丹羽 宇一郎(ニワ ウイチロウ)
日本中国友好協会会長
1939年愛知県生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。同社社長、会長、内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任し、2010年に民間出身では初の中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会会長、一般社団法人グローバルビジネス学会名誉会長、福井県立大学客員教授、伊藤忠商事名誉理事。著書に、『丹羽宇一郎 戦争の大問題』(東洋経済新報社)、『人間の器』(幻冬舎)、『会社がなくなる!』(講談社)など多数。

「2021年 『現代語訳 暗黒日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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