昭和ファンファーレ(6) (BE LOVE KC)

著者 : リカチ

• 講談社 (2019年3月13日発売)

作品紹介・あらすじ

天性の歌声でトップスタァとなっていく小夜子。だが、戦争の激化が小夜子たちの運命を大きく変えていく。天良、浅海も戦地へと徴集され、小夜子の不安はつのっていく。二人から愛を告白された小夜子は、自分の本当の気持ちを確かめるため戦地で歌う慰問団に参加し、彼を捜そうとするが！？

感想・レビュー・書評

[milciさんの感想 · 2019年3月14日]

浅海も天良も戦争に行くことに。天良にプロポーズされるのに、浅海のことが心から離れない小夜子。
浅海に会うために慰問団に加わるが、浅海ばっかりで天良は少し可愛そう…？

天良にとって小夜子は青春というか、大人になるきっかけをもらった存在で唯一無二の存在。
でも小夜子にとっての唯一無二はどう頑張っても、歌うことを教えてくれて、一番辛いときを知っている浅海なんだよなー。

この巻で一番良かったのは、月子ちゃんが自分の過去に向かい合えたところ。
自分が母親を死なせてしまったという罪悪感とようやく向き合えて本当に良かった。

著者プロフィール

BE・LOVE2011年6号で「明治緋色綺譚」の読み切りを掲載。主な作品に「明治緋色綺譚」(全13巻)、続編「明治メランコリア」(全11巻)、「昭和ファンファーレ」（全7巻）がある（すべて講談社）。

「2023年 『星降る王国のニナ（10）』 で使われていた紹介文から引用しています。」