罪の声 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.99
  • (81)
  • (131)
  • (52)
  • (8)
  • (5)
本棚登録 : 1461
レビュー : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065148259

作品紹介・あらすじ

2020年映画公開!小栗旬×星野源の共演。

「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位。圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた傑作長編小説。「これは、自分の声だ」――京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品からカセットテープとノートを見つける。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。

逃げ続けることが、人生だった。

「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2017年本屋大賞第3位。
圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた全世代必読の傑作長編小説!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • グリコ森永事件をモチーフにした半フィクション。
    ミステリーに分類されているが、謎解きやどんでん返しがあるミステリーではない。クライムサスペンスと言えばいいのか?(サスペンスってミステリーの一分野やっけ?)

    30年前の未解決事件の特集を任され、渋々取材を始めた新聞記者と、父の遺品の中から自分の声で録音された犯人の脅迫テープを見つけてしまったテーラー。二人の主人公が徐々に深淵に近づき、交差する…。

    グリコ森永事件の真相はホントにこれなんじゃないか?と思わせる筆力でかなりのボリュームながら一気に読んでしまった。いや、ホントにこれなんじゃないの?
    最後の最後まで誰か分からない、たった一人の男だけが非常に不気味。

  • 2019.08.19

    グリコ森永事件がモチーフ

    加害者の親族であり被害者。彼らにスポットがあたる後半の展開は一気読み

  • とても面白かった。
    the internet/feel good

  • リアルにグリコ森永事件を知らない(筆者も同じだけど)私でもこの本はホント面白かった。

  • 母子の愛、正義、増悪とは。
    実際の犯罪を下地にしているため手放しで人に素晴らしいとおすすめできませんが、私個人としては良い作品。
    ただ、昭和の事件を題材にしなくてもいいのではと思います。

  • 子供の頃にニュースで見た本当の事件を題材にしてるためか、恐怖という感情とは違う怖さを感じた。どこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなんだろうか。

  • グリコ森永事件を題材にしたストーリー。自宅で見つけたカセットテープには、脅迫事件に使われた声と同じものが。それは自分の幼い時の声だった。


    長くて濃い小説なので、じっくり腰を据えて読んだ方がいいと思う。私は事件のことを全く知らないので、グリコ森永事件そのものから予習する必要があった。知っている人ならもっと楽しめたと思う。

    読む途中で間をあけると分からなくなりそうで、連日読んだ。長いので頭を整理しながら読んだが、ストーリー展開のテンポも丁度良く、記者が主人公にいつ接触するのかというスリルも楽しかった。

  • リコ・森永事件の当時は1歳。全く知識がなかったので、事件の詳細や犯人像に迫っていく部分は面白かった。一方で主題と思われる終盤の展開は重苦しい。

  • 無理だと思えていた事件へ徐々に迫って行く緊張感。そして最初は思いもしなかった事件を明るみに出す事の意味と救いがあった。

  • グリコ・森永事件をモチーフ(?)にしたサスペンス。真面目に親の仕事を継いでテーラーを営んできた主人公が、ある日、「あの有名な未解決事件で犯人が使った子どもの声」の録音テープを自宅で見つける。それは間違いなく自分の声だった!というところから物語が始まる。
    もう一人の主人公は、いやいやながらその事件を掘り起こすために取材させれる記者。あんまりやる気のない”文化部”の記者でありながら、調べるうちに報道記者の感覚がよみがえってきて、悪戦苦闘しながらも記者として成長。やりがい、というか、使命感、というか、なんか仕事と向き合い始めて人間としても成長しちゃう感じが、日々の仕事で余計なことで悩んで猪突猛進できない私には、痛快で良かった。こんな風に、何かのきっかけで仕事にハマりたいなーと、他力本願だけど思った。
    経済(株価の操作)のくだりはちょっと真剣に読むのが面倒くさかった。
    経済学部卒なのに情けない私…。でも面白かったです。

全121件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

罪の声 (講談社文庫)のその他の作品

罪の声 Audible版 罪の声 塩田武士
罪の声 単行本 罪の声 塩田武士
罪の声 (講談社文庫) Kindle版 罪の声 (講談社文庫) 塩田武士

塩田武士の作品

罪の声 (講談社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする