- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065150726
作品紹介・あらすじ
「僕は一度だって華麗に犯人を追い詰めたことなんてなかったよ」
浅見光彦、最後の謎。
『孤道』完結プロジェクト最優秀賞受賞作
殺された鈴木の祖父で、名家の当主義
麿が綴ったノートを託された浅見は、
事件の核心に迫る記述に引き込まれてい
く。戦時中の阿武山古墳盗掘疑惑、考古
学者同士の対立、新たな殺人――。さら
なる悲劇を招いたのは、「鎌足の秘宝」
なのか? 内田康夫の筆を継ぐ新人が、
誰も予想しなかった結末に読者を誘う!
感想・レビュー・書評
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「孤道」の別作者による続編であり完結編
別な人でしたがそれほどの違和感なく浅見光彦は
活躍していました
違和感がゼロではないのですが・・・
内田康夫よりは書き方が雑な感じはありましたが
でもあの未完作品の続きをしっかり作ってくれたと思います
そしてうまくまとめた感じはあります
過去の古墳騒動を日記から知る浅見が
現在の事件を解決に導く感じはいつもの浅見光彦でした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古典や歴史、旧字で書かれた日記など、
とても高尚な本を読んでいる気分になっていたのに
犯人があまりに単純な人たちで
ちょっと拍子抜けしました。
でも内田康夫さんの作品の続きを書く
そして違和感なく仕上げた和久井さん、素晴らしい。
100数編から最優秀賞を選んだプロジェクトの皆様にも感服。
これだけの作品を作るにはたくさん知識が必要だし、
浅見光彦シリーズを読み込んでいるのでしょう。
個人的に、昨日『承久の乱』を読んだばかりだったので、浅見さんに後鳥羽上皇の研究をする妹さんがいて、それを調べる旅行中に事故でなくなったというあたり、胸がキューンとしました。
終わりのほうもね。
浅見ファンのかたは、私以上にうるっときたでしょう。
和久井さんお見事でした。
ありがとうございました。 -
内田康夫さんの孤道を別の作家が書き継いだ完結編。
家族三代の歴史と、考古学の論争とが絡んで登場人物が多くて、時々混乱しそうになった。(私だけだと思います。作家さんのせいでは決して無い)。呪いと紛うような事故、自殺、家族を思うがゆえの苦しみ、色んなものが絡み合う中での決着でした。事件が解決してスッキリ!とはいかないものですね。
でもこれだけ絡んだモノをちゃんと着地させる作家さんの筋立てが凄いなぁ、と思った。
今度高槻に行ったら、阿武山古墳と今城塚古墳をもう一度ちゃんと訪れたい。熊野古道にも足を運びたいな。 -
内田康夫の浅見光彦シリーズでラストを飾る…とかはさておき、結構しっかり鎌足&阿武山古墳してて、執筆した和久井氏は調べて考えてるな~と思う
金の香炉は書紀や藤氏家伝が書かれた当時に目に見えるかたちで存在してて、藤原氏と天皇の関係がつよいことを主張するため記述もされた可能性があるかもしれない(仲麻呂の乱あたりでウヤムヤに紛失し、その後の歴史には出てこないとか…?)そうなら副葬はされないことになるので、鎌足の墓の証拠とはならないだろう -
個故内田康夫さん同名小説の続編。
やっぱ文体とかテンポとか、ちょっと違うなぁ・・・ -
内田康夫の遺作「孤道」完結プロジェクトにて、完結された浅見光彦シリーズ。これが、浅見光彦最後の作品となるのか・・
内容は、前篇を踏まえた上での内容となるが、十分に読み応えがあり、最後の結末は意外な方向へと導かれます。
浅見光彦シリーズラストという事で、他の作品同様、映像化されることを期待しています。 -
熊野古道と鎌足の秘宝。内田康夫の筆を継ぐ新人が誰も予想しなかった結末に読者を誘う!
著者プロフィール
和久井清水の作品






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