貌のない貌 梓凪子の捜査報告書

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  • 講談社 (2019年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784065150955

作品紹介・あらすじ

刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。


中国政府の影潜む人探しとシェアハウス殺人を――
追え、どこまででも。
ーーー
元警察官にして日本初の女性白バイ隊員の著者に
島田荘司氏唸る!
「凪子の大格闘と涙を見よ。
こんな筆の女流は今いない」

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞後第一作

☆☆☆☆

刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。

持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。
国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。
同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。

国交問題、民泊、シェアハウス――
暗部を覗き込んだ先に見えてくる真実に、貌はなかった。

みんなの感想まとめ

新人刑事・梓凪子が挑む人探しと連続殺人事件が交錯する物語は、緊迫感とリアリティに満ちています。著者の元警察官としての経験が生かされた描写は、警察小説ファンを魅了する要素となっており、特に凪子の成長と彼...

感想・レビュー・書評

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  • 元警察官だけに松嶋氏の小説は本当にリアルな警察小説で、「女副署長」シリーズでもそれが如何なく発揮されているが、本作はそれに輪をかけて事件そのもののプロットと伏線が見事過ぎて、こんなに凄い傑作書けるんだと改めて驚いた次第。主人公の梓凪子のキャラもよく、島尾主任との関係性も清々しく、ほぼ文句のつけどころがない傑作。本書はもっと話題になってもいい作品で、警察小説好きは必読の一冊。順番は逆になったがデビュー作「虚の聖域」(魔手改題)も梓凪子主人公なので読んでみたい。

  • 「梓凪子」シリーズ第2弾。こちらは「虚の聖域」の前日譚といったところで凪子が警察官だった頃のお話。中国人夫婦が日本に観光に来て行方をくらました。娘からの依頼で夫婦を探すことに。並行して同一犯による殺人事件が起きる。なんか国際的な壮大な話になるのかなと思ったら、そうではなくて、事件の真相はイマイチ「へっ?」といった感じです。安易に人殺しすぎ。前作の方が面白かったな。

  • 09月-15。3.0点。
    梓凪子第二弾。前作は警察退職後、今作は刑事時代。
    新米刑事の主人公、中国人夫婦の行方不明案件を捜査。依頼者は娘、何故か中国領事が立ち会う。
    一方、刺殺による連続殺人発生、凪子は行方不明案件のため連続殺人に入れず。。

    途中まで進みが遅かったが、終盤に怒濤のスピード。なかなか上手い持って行き方だったと思う。次作はあるのかな?

  • 今後、新米刑事時代と退職後とどちらがメインになるのだろう。どちらかを何冊か続けてからのほうが楽しめそうなのに…。いろいろありすぎて何の話かよくわからず、最後に急に悪人と派手な立ち回りがあって呆気に取られた。

  • 新人刑事 梓凪子の活躍?に焦点を当てた物語だが、中国人夫妻の失踪事件と連続殺人事件が次第に絡み合ってくる過程が楽しめた.シェアハウス ブルーエコーに住む志知かず美ら4人と元住人の三沓、オーナーの葛木澤子と三雲譲.彼らのチームワークが事件の鍵を握っていた.中国人夫妻が石川、福井、佐賀に立ち寄ったことから原発に関連する行動かと思われたが、意外な方向に話が進む.例の4人の共同作業で捜査を目を欺く構想を、最終的に解き明かす刑事たちの動きが心地良かった.

  • なかなかの読み応えでした。中盤までは展開がゆっくりな気がしてページもなかなか進みませんでしたが、後半さしかかる頃から一気読み。主人公が無難な感じで行くのかと思いきや、しっかり自己主張もあり、悩みつつ、若干恋も挟みながら真相に迫る様子は頼もしかったです。終盤の格闘シーンはスピード感も臨場感もあってページをめくる手が止まらない。そんな酷い目に遭いながらも「この年齢の人たちに優しくできるのか」と思うあたり、殺伐としたなかで優しい人だな、とほっと出来た瞬間でした。面白かったです。(NetGalley)

  •  これは面白い!地味な幕開けのマンハントものかと思いながら読み進むと、暗転した舞台が明るくなった時に全く違った場面を描き出しているように背負い投げを食らう。「え~、なにこれ?」から「えっ、そうなるのか!」という変化が楽しい。大変うまく構成されており、絶妙のバランスで伏線が配置されている。こういう作品が読みたいという見本のような作品だ。
     また、キャラクターがいい感じなのだ。あまり深みがあるほどの書き込みではないが、端々に「ちょっといい感じ」が感じられる。確かに「そんなことってあるの?」というような部分はあるが、あまり気にならない。世界観が上手く作れているからだろう。元警察官である著者の経歴がものをいっているとは思うが、その経験を小説に変える筆力には恐れ入った。麻見和史の十一係シリーズを始めて読んだ時の感じに似ている。この作家きっと売れるぞ!

    #貌のない貌 #NetGalleyJP

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著者プロフィール

大阪府出身。元警察官、女性白バイ隊員。退職後小説を書き始め、2005年に北日本文学賞、06年に織田作之助賞を受賞。17年、『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。著書に『三星京香、警察辞めました』「女副署長」シリーズ他。本作は前作を上回るバイクアクションと、様々な立場の警察官が織りなす人間ドラマが魅力のシリーズ第2弾。

「2022年 『黒バイ捜査隊 巡査部長・野路明良』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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