恐怖小説キリカ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065152683

作品紹介・あらすじ

恐怖、また来る。デビュー作(日本ホラー小説大賞『ぼぎわんが、来る』)、戦慄の舞台裏。ああ最愛の妻までも……

大きな文学賞を総ナメにしている錚々たる作家たちが選考委員を務める新人文学賞を獲得した「僕」。隣には最愛の妻・キリカ。作家デビューは順風満帆かと思われたが、友人が作品を曲解して、「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、執拗な嫌がらせをはじめる。しかしその結果、僕は妻のとんでもない秘密を隠し切れなくなり……これぞ最恐のサイコ・ホラー!

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃ面白い〜!素晴らしい〜!
    としか書かれへんやん…^^;
    殺されるのイヤや〜!

    KADOKAWA、講談社、綾辻行人、貴志啓介、宮部みゆき、などなど、更に自分自身…この調子なら、編集者とかの名前も実在してるんやろな。
    「ぼぎわん」の賞受賞から、この作品まで題材にしてる。
    「残穢」って作品も、実在の人出してだけど、この作品は、もっと徹底してる!
    他人は、貶すとかしてなく、逆に自分自身は、徹底的に堕としてる!
    なかなかの発想や〜!面白い〜!
    フィクションならば…(−_−;)

    これ読んでると、ほんまに澤村さん、こんな人かと思ってしまう!
    なので、何度も書きますが。批判的な言葉は書きません〜!
    素晴らしいです〜!
    今、過去の書いた奴で、住所とかバレないかチェック中…(⌒-⌒; )
    こんなん書いて、殺しに来られたら困る〜(^^;;
    なので、もちろん星5つ!

    澤村さんの批判レビュー封じのやり方凄い〜〜〜!
    でも、最悪、殺しに来たらサインは、貰っとこ〜(^_^)v

    PS:
    こんなこと書きましたが、ほんまに面白いです〜!発想も凄い!
    それと、関西弁もええ感じ(^-^)v

    • ultraman719さん
      おはようございます!

      ね!自虐ネタというか何というか…笑

      SNSは、匿名性あるんで何でもアリになりかねないんで怖いですね。でも、ちゃんと...
      おはようございます!

      ね!自虐ネタというか何というか…笑

      SNSは、匿名性あるんで何でもアリになりかねないんで怖いですね。でも、ちゃんと調べれば特定されるので、何でもアリしてたら、捕まります(o_o)笑

      活字は、標準語がほとんどだし、ニュースなどの真面目系は、標準語なんで違和感はなく読めたり聞いたりできます。
      って外国人みたいな発言(^_^;)
      一応、関西も日本です!笑
      2022/02/05
    • nikuさん
      やや、失礼しました、ちょうど読んでいた話で、関西弁良いなぁって( ´ ▽ ` )
      私が今住んでいる所も方言ありますが、自分が喋るとなんかエセ...
      やや、失礼しました、ちょうど読んでいた話で、関西弁良いなぁって( ´ ▽ ` )
      私が今住んでいる所も方言ありますが、自分が喋るとなんかエセ感あります(・・;)
      やっぱり元からの人たちとはちがうんですよね〜

      この本は、澤村さんってこういう人なのかな!?って思わされるというか、そもそも私は澤村さん、女性だと思っていました(^◇^;)
      2022/02/05
    • ultraman719さん
      こんばんは!

      何も気にしてないので、お気なさらずに!
      地元の方言を普通に喋ろうとしてて、エセ感あっても別に気になりませんよ。まぁ、反応はす...
      こんばんは!

      何も気にしてないので、お気なさらずに!
      地元の方言を普通に喋ろうとしてて、エセ感あっても別に気になりませんよ。まぁ、反応はするでしょうけど 笑。
      関西弁も微妙に、京都、大阪とかで違いますね。

      こんなに、関西弁の話に花が咲いて、澤村さんも喜んでくれてるでしょう!笑
      2022/02/05
  • 怖い!!!
    この小説を読むと、、映画や小説などを見終えた後の
    感想・レビューは慎重に言葉を選ばなければいけない
    謎の恐怖感に包まれています(笑)

    読み進めていくと"生きている人間が一番怖い"と
    痛感しました、人間は何を考えているか分かりませんからね
    (私の母もよく口にしておりました(笑))

    "ぼぎわんが、来る"と"ずうのめ人形"を
    校了するまでの裏側は色んな出来事があって。。
    本気で実話と捉えていいのか、、、
    グロテスクで冷酷、容赦ない所が滲み出ていて
    考えるだけで背筋が凍るほど怖かったです!

    比嘉姉妹シリーズは今の所、全部読みましたが
    この作品を読んで、澤村先生の他作品も気になったので
    読んでいこうと思います!!

    最高な恐怖をありがとう!

  • キリカはきっと存在していないかもしれない、とは早々に気がついたけれども、とんでもない展開に驚いた~。
    レビュー、書きにくい…笑

  • 小説『ぼぎわんが来る』が、大賞を取り、
    出版するまでの舞台裏を描いた作品
    主人公も、もちろん!澤村伊智!
    どんな感じかなあ〜何気にラストは感動的とか?
    ワクワク(*∩∀∩*)ワクワク♪読むぞーー!

    〜あらすじ〜

    恐怖、また来る。デビュー作(日本ホラー小説大賞『ぼぎわんが、来る』)、戦慄の舞台裏。ああ最愛の妻までも……

    大きな文学賞を総ナメにしている錚々たる作家たちが選考委員を務める新人文学賞を獲得した「僕」。隣には最愛の妻・キリカ。作家デビューは順風満帆かと思われたが、友人が作品を曲解して、「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、執拗な嫌がらせをはじめる。しかしその結果、僕は妻のとんでもない秘密を隠し切れなくなり……これぞ最恐のサイコ・ホラー!


    …………いや、感動とは全く!逆!真逆っ!
    むしろ!いや、突っ走りまくったサイコホラー!
    怒涛の勢いで始まる恐怖!
    まさにジェットコースター!
    やりすぎだろっ!!
    まぢで!!
    めっちゃビビったやんけ!
    ガチで身をすくめて「え?なに?なに?どした?」ってなったり、ww
    「ひゃああーーヤバいってーー」って声に出してしもた……ww
    そのぐらい…最初から最後までぶっ飛んだ内容でした!
    もちろんあとがきも含め・て・ね!
    ……えーー本当に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。良い作品だと思います。とても素晴らしい作品です。
    澤村伊智先生も色々と大変でしたけれども…
    お疲れ様です。今後のご活躍を心から応援しております。
    (´-`).。oO(これで良し!)ww

    もし機会があれば是非読んで見てください
    あと!『ぼきわんが来る』先に読んでおくと
    より!一層楽しく読めると思います!







  • 澤村作品では随一のグロもあり、胸糞もあり、アグレッシブにトリッキーでもあった。没入すると何が現実なのかよくわからなくなる上手い構成だし、捻くれたものがいろいろ埋まってるのもエグくて良い。確かにホラーではあるけど、タイトル初見で持つ印象とは全く違う読後感は凄い。中盤までは普通のホラーかな、ああそういうやつね、とか思ってたのに。

  • 怖い怖い。これまでに味わったことの無い種類の恐怖。凄かった。語彙が貧困ですみません。私、「ぼぎわん…」と「ずうのめ…」の感想にどんなこと書きましたっけ?ドキドキ。

  • これはやばい
    度を越した怖さ
    ここ最近で一番の作品

    どこまでがフィクションなのかわからない…
    あとがきまでそんな感じですかい

    あまりの凄さに感想を文字に起こせない(いろんな意味で)
    読んで感じてくれ

    残念なのが、作中に登場する『ぼぎわんが、来る』と『ずうのめ人形』が未読だったこと
    これはぜひとも読まねば

    まだ未読の人は、これらを読んでからのほうがいいかも

  • ここここここわ!!!!!
    恵三朗先生の超推しによってぼぎわんに続いてコレを読んだんだけど、思わずぼぎわんの自分のレビューを見直してしまった(^^;;。ずうのめはまだ買ってないのでこれから買います。
    映画を観たあと、小説を書き始めたきっかけを語るインタビュー記事を読んでたので、ふんふんと読んでたら、恐ろしい展開に。どこからフィクション!?怖い怖い怖い!キリカが実在しないのはなんとなく分かったけど、それがまさかこんな話になるとは。
    でも一点だけ、「大手ブラウザのフリーメール」という表現が…リアリティに関して直しを入れてる描写の後で出てきたので、大手ブラウザのフリーメールってなんやねん…としばらく気になってしまった。それを言うなら大手ポータルサイトのフリーメールか、単にフリーメールでよかったんじゃ…。
    ああ、あの、作品はとてもよかったので澤村先生来ないでください(^^;;;;;;;

  • 狂気が狂気を飲み込み、狂気に次ぐ狂気で、狂気が押し寄せる狂気小説です。
    これは本当に面白かった!!!
    どこまで本当なの〜と恐怖を感じながら読み終えた。
    所々で作者が著書を侮辱する文章を書いてると思うと、また面白く、ニヤニヤしながら読んだ。
    セリフ回しだったり登場人物のキャラなど、澤村先生はそういうユーモアもある人なんだと実感。
    て感じで褒めておいたほうが良さそうなので褒めておきます…(意味深)

  • こええええ笑
    今夜眠れるかなあ

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著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『などらきの首』『ひとんち』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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