ランウェイで笑って(11) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065153130

作品紹介・あらすじ

身長は、158cmから伸びなかった・・・。
藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。
モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。
そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?


「“Aphro I dite”を喰う」強気の宣言をした育人の師・柳田だが、チームはピンチを迎えていた。柳田の不器用な性格が災いし、不信感が蔓延。育人もコネ入社という誤解から不遇を受ける。成功の鍵はチームの結束。優秀だが得意分野も性格もバラバラなパタンナー達を束ねるには、育人と柳田が実力を示すしかない! 大本番、ミラノ・コレクションまで3か月。追い詰められた柳田の“勝ちにいく”まさかの秘策とは!?

感想・レビュー・書評

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  • コネに嫉妬するとかって、こういう世界だと普通に能力に差があることにたいする言い訳なんだよな。
    こういう業界って、能力じゃなくて才能が物を言う部分もあるからなあ。でも、ホント、コネって悪いかって聞かれたら、聞く方は結局後ろめたいんじゃん?

  • ようやくチームとしてまとまりだして、テンポよくマイルストーンも挟むこともできて、いい感じに楽しそうに上向く感っていう感じで非常によかった。

  • 10巻がなかったのでこちらに記入

    インターンから社員になった都村&花丘
    都村が所属したラインはあまりやる気のない社員(ミイ)統括している部署
    遠はおばあさまのブランドに入社するが、実質独立しているのと同じような待遇を受けるのを嫌がり、いよいよ独立
    その穴を埋めるために柳のラインに都村が異動
    ブランドのコレクションを行うことになり、パタンナーとして服の手直しを頼まれる
    仕事を中途半端にしてはいけないと遠が都村も取り掛かっていた手直しの服3着を持ってくる
    必死の改良により都村の服が選ばれる

    久々に千雪と会う
    千雪はタレントとして活躍していた&髪を切った
    いよいよ都村が一人暮らしへ
    千雪の父が空いている部屋を貸してくれることに
    千雪とは同じマンション!

    コレクション間近になり会社に不穏な空気が、、、

    11巻感想
    過労の末、柳はついに倒れてしまう
    お見舞いに行く都村と佐久間
    佐久間は柳に片思いしていた、佐久間の本当にやりたいことは靴作り、柳をデザイナーの道へ引き入れたのは佐久

    デザイナーの意図を理解するカンの良さを持つ都村
    カプセルコレクションを挟むことに
    人員不足によりツムラをパタンナーからデザイナーに格上げする話が…?
    徐々に認められる都村

  • いくと、柳田ともコネと思われ、それをいかに押し返すかというところ。
    通常コレクションの間にカプセルコレクションを挟むことに
    いくとは、柳田の服を作るうちにパタンナー陣と打ち解けてゆく。

  • ヒロイン格の千雪や心が僅か数ページしか登場しないってちょっと凄い構成の巻になっているかもしれない

    ”Aphro I dite”で、そして柳田のチームでパタンナーとしてまずは成果を出すと決めた育人。というか、成果を出さないと他のメンバーからそもそも全く信頼されそうにないという状況が辛い
    これまでは高校生であるとか実力が足りないとかの理由で信頼を勝ち取りにくい状況は有ったけど、柳田のチームで育人の前に立ちはだかったのは「どうせコネ入社なんだろう?」という社会人ならではの嫌味な環境。その悪意は育人だけでなく柳田や育人に好意的な佐久間にも降り掛かっているというのがこの巻において厄介な点
    そんな状況であれば悪評を覆すためには実力を示すしか無い。それは当然の話なんだけど、その果てに待っていたのが柳田の過労によるダウンでもあり、チームの一体感が崩れるから救急車は呼んでは駄目だという佐久間の叫びでも有る

    そして柳田への見舞いを通じて柳田と佐久間が掛ける想いの一端が描かれる
    柳田がどうしてファッション業界を志したのかって佐久間が切っ掛けだったのね。
    空間と服を一体化させるファッションショー。佐久間に誘われた先で、ショーを作り上げる行為に魅せられファッション業界の門を叩くことにした柳田。
    最初は趣味で夢みたいなものでしか無かった靴作りが柳田のショーに靴を出すことを切っ掛けとして本格的に起業すると決意した佐久間
    二人にとってお互いが自分の今居る道に大きな影響を及ぼした人物だったわけだ。残念ながら佐久間の方は靴作りの夢は絶たれて柳田と同じファッション業界に飛び込んだようだけど
    そんなこんなが有って実は柳田に想いを寄せている佐久間。このような佐久間の想いが明かされては二人の仲はどうなんだと気になってしまう。
    というか、誰にでも厳しい顔しか魅せない完璧主義者な柳田が佐久間にだけは優しい表情見せてる衝撃……!「俺 デザイナーになるわ」と言った時の柔らかな表情とか、不良品呼ばわりされた佐久間が作った靴を大事に取ってある事とか、佐久間が柳田にとって特別であることが伝わってくる描写が幾つも……!
    この辺りはちょっと意外性のある描写が多いエピソードだったね

    そして舞台は”Aphro I dite”に戻るわけだけど……、空気がとんでもなく険悪……
    早見はブチギレているし、カルロスが設けた腹を割って話す場も不発に終わる。更には聞こえよがしに育人や柳田、佐久間への悪口が…
    ここで佐久間の泣き顔を見て、早見に詰め寄る育人は男を見せたけど、それ以上に柳田がプロとしての顔を見せて場を収めたね。結局、悪評を覆すには怒りではなく実力を示すしか無いという原点に立ち返るわけだ

    柳田が突如ぶち上げたカプセルコレクションの話。更にはメインとなるミラノ・コレクションも同時並行
    柳田の思惑を実現するには育人の力だけでは足りないから、どうしたって他のメンバーの力が必要になる。ただ、育人は育人で自分の実力を認めさせなくちゃと硬くなってるから、育人の方から助力を願うことは難しい

    それで事態が硬直してしまうかといえばそうではなく。柳田がぶち上げたカプセルコレクションはいい意味で起爆剤になったように思える。それを契機として周囲が育人をどう見るかが変わっていく
    それぞれがそれぞれの理由で育人との関わり、柳田を見る目の変化によってカプセルコレクションに協力するようになっていく
    これまでも育人が周囲を自分のペースに巻き込んで協力させていく展開は何度も描写されてきたけど、険悪だったはずのチームでもそれが発揮される展開は読んでていて気持ち良くなるね

    仲間の協力を得られただけで凄いと言うのに、柳田のコンセプトを叶える為に更なる改良を訴えた育人。
    それがどうなったか明かされるのは次巻のニューヨークとなるのか。
    ……育人っていつの間にパスポート取ったんだ?

  • アフロディーテ編。実力主義のパタンナー同士で熱い鍔迫り合いが続いているのだが、正直、ここまで熱いだけだと引いてしまう。

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著者プロフィール




「2020年 『ランウェイで笑って 158cmモデル、パリコレへ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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