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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065153369

作品紹介・あらすじ

小説好きのみなさん、お待たせしました。日本文藝家協会が毎年編んで読者に贈る年間傑作短編アンソロジー。2018年の1年間に文芸誌などの媒体に発表された全短編から厳選。ベテラン作家から新鋭作家まで、日本を超え、世界を捉え、文学を革新する多彩な書き手15人による注目作、意欲作を選び出す。この一冊で2018年の日本文学を一望できる珠玉の短篇名作選。解説は中沢けい氏。

感想・レビュー・書評

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  • それぞれ個性があって味わいも色々で楽しかった。
    意味不明なのはひとつもなくて安心した。
    ついでに言うなら、府立図書館この時期にありがとう。

  • 長年の読書傾向により好きな作家が偏ってしまった自分にとって、様々な作家・作品との出会いの場となった。

    読後、感情を言葉にすることができず、ただただ「流石…」と唸る作品の数々。

    2021年初春、新たなる扉が開いた。

  • すばらしいアンソロジー。わたしのために存在していると思えるほど好きすぎた。高いから図書館で借りたけどいつか家に置きたい。

  • 文通 多和田葉子
    舟子、学生小説

    「土脉潤起 どみゃくうるおいおこる」 村田沙耶香 ◎
    姉が野生に帰る

    「坂をおりる船 」長野まゆみ ◎
    船で沼に埋葬

    「ダークナイト・ミッドナイト 」筒井康隆
    死について

    「本当の旅 」本谷有希子
    sns

    「ハレルヤ 」保坂和志 ◎


    「牡丹華 ぼたんはなさく 」橋本治
    少女入墨

    「風下の朱 」小谷田奈月
    野球

    「巡礼 」松尾スズキ
    尻、鉄球

    「生き方の問題 」乗代雄介
    いとこ

    「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ 」村上春樹
    物語の力

    「風鈴 」松浦理英子
    ロッククライミング

    「永遠のあとに来る最初の一日 」福嶋伸洋
    カフェ

    「残影 」寺本親平
    桜の木で産む

    「野戦病院 」谷崎由依 ◎
    戦時下子宮を盗まれる

  • 村田沙耶香「土脉潤起」
    野人になってしまった姉がウケた。「私は野生に返る」という簡潔な宣言、自分もしてみたい。「私」の暮らしと姉の暮らし、それぞれ少しずつ世俗とはズレていて、ズレ同士が噛み合わない感じが面白い。

  • 従兄妹絡みが多く感じる。文学って、親族間の交流が深い人の方が向いてるのかな。

  • 2021より2019の方が好きな作品が多かった!長野まゆみ「坂をおりる船」、本谷有希子「本当の旅」、古谷田奈月「風下の朱」、松浦理英子「風鈴」が好きでした。
    本谷有希子文体が読みやすくて楽しい。風下の朱はなんか現代文のテストとかに出てきそうな、色んな暗喩みたいなの込められてて面白かった。風鈴は内容とタイトル…、、、後半うわぁえぐぅってなりました。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。小説家、詩人、戯曲家。1982年よりドイツ在住。日本語とドイツ語で作品を発表。91年『かかとを失くして』で「群像新人文学賞」、93年『犬婿入り』で「芥川賞」を受賞する。ドイツでゲーテ・メダルや、日本人初となるクライスト賞を受賞する。主な著書に、『容疑者の夜行列車』『雪の練習生』『献灯使』『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』等がある。

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