金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(5) (講談社コミックス)

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065153994

作品紹介・あらすじ

やめろ金田一! みんなの前で俺のトリック暴かないでくれ…!! SNSで大反響! 金田一少年に謎を全て解かれた”犯人視点”スピンオフ!

恨みを抱いたその日から人生かけて準備をしても、ヤツが来れば全てが徒労……!! 「黒死蝶殺人事件」「飛騨からくり屋敷殺人事件」「怪盗紳士の殺人」を収録。金田一少年の推理をすり抜け、犯人たちの悲願が叶うことはあるのか!? 累計100万部突破! ミステリー漫画の金字塔…の裏を描くスピンオフ漫画!!

感想・レビュー・書評

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  • 今回はまず「黒死蝶」から!
    そう、そうなのよ。
    金田一の犯人って基本
    動機が復讐なもので
    準備期間がスッゲ〜かかってるよね。

    そして「飛騨からくり屋敷」
    これ、横溝テイストが強くて
    なんか覚えてるわ。
    〝征丸〟登場の回だし。

    「怪盗紳士」も
    時間かかった復讐だよなぁ。
    ほんとにもう…
    犯人たちが積み上げた努力を
    一瞬にして無に帰す男、金田一(笑)

  • 最初から全力で飛ばしてる
    そう思いました。そして、

    プリキュア

    ……まさか推理漫画で女児animaネタを観れるとは、完全なる想定外です。
    しかもHeatcatsh Precureは、生まれ来る姪の為に見た初めてのPrecure seiresで
    私にとっては、今でも印象に深く残っています。
    (Cure Sunshineが好きでした…)
    そして悲恋湖の遠野と同じS・K調が再び見れるとも思いもしませんでした。
    今後は、結構S・Kがいけていました。

    そして怪盗紳士編では、犯人のジェンガの例えが面白かったです。

  • 原作未読の話もあったけどそれでも相変わらず面白い!この作者のセンス好きです。どうしてここでこういう言葉が出てくるんだろうってって感心します。黒死蝶の敗因は、確かにそうだった。これは原作読んでたけど気づかなかった。面白いだけじゃなくて再発見もあるのでまた原作を読み返したくなりますね。

  • 今回も犯人たちの完全犯罪への苦労と努力でしっかり笑わせてくれる一冊に。黒死蝶殺人事件での復讐のために娘の婚約者になるって仕込みがすごい。他の犯人もそうだけど、何年もかけて舞台を作り出す執念がすさまじい。S・Kネタも復活。こういうテンポ感を作るのが上手いなと思う。フルカラーの実写で謎を解くシーンも再現されていて、そのこだわりが見事だし笑わせてもくれるよね。

    飛騨からくり屋敷殺人事件では共犯の二人のかけ合いが面白かった。はじめての共同作業!猿彦が思いっきりこき使われていて笑ってしまった。「期待を裏切らないクズ…信頼のおけるクズだわ…!」のパワーワード感。ロクでもないキャラばかり登場してるんだけど、笑えるすごさ!

    怪盗紳士の殺人でのご本人登場イメージが好き。からくり屋敷と同じく、金田一が帰ったのに謎を解きに戻ってくるのが面白い。犯人にとってみたら悪夢でしかない(笑) 帯の「帰れ金田一!謎を解くまでいる気なのか!?」の心の叫びもいいよね。

  • どこ目線だ、と怒られるかも知れないが、率直に思った事を書こうと思う
    この(5)を読み終わって感じたのは、「頑張ってるなぁ」だった
    やっぱり、どこかで言われている気がするなァ。けど、それくらいは良い。罪悪感があるので、反省は出来る
    ただ、小説家デビュー出来てないお前は、ミヤジマ以下だ、と言われたら、ガチ凹みしちゃうと思うので、勘弁してもらいたい
    そもそも、私が、この(5)を読んで、奮闘を感じたのは、船津先生だけでなく、犯人たちだ
    先の(4)では、金田一一の永遠のライバルである高遠遥一が、大暴れしていた
    一に自分が必死になって考え、苦労して実行したトリックを解かれるのでは、そんなプレッシャーと戦うのも相当なのに、先の(4)と比較されるのは、かなり辛かったはずだ
    それでも、自分のトリックを信じて、ターゲットを殺し、臨機応変にトラブルにも対応し、一の推理の妨害も計りながら、彼らは犯人として頑張っていた
    不死蝶、首狩り武者、もう一人の怪盗紳士は、奇跡を起こせず、一に惨敗を喫したけど、その頑張りは認めるべきだ、と私は思うんだが、どうだろうか
    もちろん、船津先生だって、頑張ってない訳じゃない
    原作の良さを殺さず、なおかつ、自分らしさもアピールする、そのギリギリの綱渡りは、船津先生の神経を確実に削っているはずだが、巻を増すごとに、面白さの出し方が鋭くなっているのは、成長しているからである
    船津先生の努力、それが認められていなければ、この(5)で実写のくだりを再現する事は出来なかったはずだし、最新のコノハチョウの写真も、プロの写真家から貰えなかったはずである
    頑張っている漫画家の、やりたい事がやらせてもらえる、それは漫画読みにとっても嬉しいことだ
    次の(6)も、個性豊かな犯人が揃っているので、本当に楽しみだ
    この台詞を引用に選んだのは、どの犯人も思っている事だろうな、と頷いてしまったので
    普段、誰よりも頑張っている人が、不意に見せる精神的な脆さ、硬派で近寄りがたい雰囲気を纏う不良が子犬を助ける、常に無表情な美少女が、美味しいアイスクリームを食べた時にだけ笑顔になる、そういうギャップは大歓迎
    けど、一の持つギャップは、ただただ、犯人を恐怖させるだけだ
    (やっと一つ・・やっと一つ、計画こなせたよ・・長かった・・今まで、ほぼハプニングの対処だったから・・あとは、蒲生を殺せばいいだけ・・でも・・一つ、懸念があるとすれば・・IQ180が・・目を光らせていること・・!!金田一君、学校ではただのスケベなのに・・現場で見せる、事件慣れした顔・・煽る・・・・そのギャップが、恐怖感を煽るよ・・正直、彼が来たことが・・一番のハプニングだよ・・・・)(byもう一人の怪盗紳士こと和泉さくら)

  • 今回も面白かった。
    読むのが楽しいです。

  • 元の話の方は詳細ほとんど忘れてしまっているんだけど、まああんまり関係の無いよいスピンオフ。
    犯人に必須なフィジカルメンタル演技力、今回はイレギュラーに翻弄される面々、と言うか、いっつもそんな感じではあるけど。

  • 前の巻、4巻を読み終わって、そろそろ購読やめておこうかな、同じことの繰り返しだし。
    と思っていたが、店頭で見掛けてつい購入。
    するとどうだろう。主観ではあるが、1ネタ1ネタのクオリティがとても強くなったように感じた。何かしらのテコ入れが入ったのかなんなのかはわからないが、これなら一転、6巻も読んでみたいと思った。

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著者プロフィール

1991年、『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。1992年より週刊少年マガジンにて、『金田一少年の事件簿』を連載、大ヒットとなる。ミステリー漫画ブームを巻き起こした本作品は、第19回講談社漫画賞を受賞。その他の作品に『探偵学園Q』『金田一37歳の事件簿』などがある。

「2022年 『小説 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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