- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065155653
作品紹介・あらすじ
マイは病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵」登場!『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。
「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷マイという名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。
マイと幼馴染みの同級生、山名井ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける
6つの謎と2人の恋の行く末は?
『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。
感想・レビュー・書評
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とっても面白かったです!
やはり日常の謎においては岡崎琢磨先生の右に出る者はいませんね。(個人的感想)
最初から最後までめちゃくちゃ面白かったです!
短編集だから読みやすいのもいいですね。
他の人にオススメしたくなる本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安楽椅子探偵、日常の謎系
マイとゲンキの名前や設定、2人の関係性も特徴的。
ツンデレなマイと、優しいゲンキがどうなっていくのかも楽しめるポイント。
内容は優しめなので中高生でも読みやすいと思う。
316ページ(文庫) -
病弱な安楽椅子探偵・マイと、元気な語り手兼助手のゲンキのミステリ&恋愛小説。
謎も日常の謎といった感じなので、気軽に読めます。
個人的には、マイがツンツンしすぎていてあまり可愛くは感じなかったのですが、ゲンキはそんなマイが可愛くて好きなんだろうなあと思うと、青春を感じて微笑ましいです。 -
面白かった〜!
身近な病気と謎がかけ合わさっているのが新しくて面白い。章ごとに2人の説明が入るのは何故なのだろう……?休憩しながら読めるのは良かった。
IBSと偏頭痛持ち、病弱なわたしのための本かな……?と思うほど、かかったことある病気ばかりで面白さ増し増しだった!
p.99 実際には、お腹を下すだけではなく、便秘になった里、それらを交互に繰り返したり、あるいはガスが溜まって、お腹がぐるぐるなりやすくなったりと言う症状に見舞われ、罹患した人は、生活に重大な支障を引き起こすのよ。町内のセロトニンの分泌、異常が原因とも言われ、治療には朝に作用する薬のみならず、心理面でのケアが必要となり、抗不安薬などが処方される場合もあるの。これらのことからもわかるように、大変根治しづらい病気で、一旦かかると長期間付き合っていかなければならないことが多く…
p.262 他の楽しい事の下位互換として、仕方なく手にとられてきた本が泣いてる。そうやって、生み出された物語がーー
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学ぶことがある本を最近読んでいたが、こういうただのミステリーもおもしろい。
章ごとに分かれているので休憩しながらよめるのがよかった。 -
テンポよく読める。
なかなかの佳品だと思う。 -
病弱な探偵さん役のマイと、マイに謎を持ってくる役のゲンキ。いいコンビ。高校を舞台にした軽い感じのミステリー。ちょっとこじつけ感もあるけど、物語としては面白かった。
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いつか伝えようと思っていると、伝えられなくなる日が来るかもしれないことに。だから大切な思いは、ちゃんと伝えておこうと決意した。
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ヒロインは《貫地谷マイ》という《患者》と《病》を含んだ名前で常に病弱。語り手はその幼なじみの《山名井ゲンキ》という《病まない》と《元気》を合わせた病気知らずの青年。この設定がまず面白い。2人とも高校1年生で、病弱で学校にもあまり行けないマイの代わりに伝書鳩としてゲンキが謎を持ち込み解決していく。
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高校生活の中での謎を病気に絡めて軽快に解いていてなるほど!と思うことが多々あった。メッセージ性も強かった。
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短編が6つあり読みやすかった。二人の関係性も章の終わりごとに少しずつ進んできていてほっこり。ツンデレなマイちゃん可愛いなぁ。終わり方良かった。
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いわゆる日常系の謎。
安楽椅子探偵よろしく、寝台探偵のマイ。
マイが可愛すぎて続編にも期待が高まる。