目撃

  • 講談社
2.85
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065156063

作品紹介・あらすじ

誰かが私を監視している――!?

大切に守ってきた幼い娘とのかけがえのない日々に忍び寄る不穏な影!
掟破りの手法で捜査を進める“見立て屋”が辿り着いた驚愕の真相とは?

離婚調停中の戸田奈津実は、電気メーターの検針員の仕事をしながら幼稚園に通う幼い娘を一人で育てている。彼女が担当している静かな住宅街でストーカー立てこもり事件に続いて殺人事件が起きてから、背後に誰かの視線を感じるように。奈津実から相談を受けた一匹オオカミ刑事の穂積亮右は密かに罠を仕掛ける……。
戦後史の闇を抉った傑作『地の底のヤマ』の著者が新たな地平を切り開いた、会心の長編ミステリー。

私は殺人事件の「何か」を見てしまったらしい。自分で気がついていないだけで。

感想・レビュー・書評

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  • 途中で女性主人公の仕事の話でもたつく感じがしたのと
    犯人と主人公の旦那が詰めが甘いと感じた。比較的さらっと読めるがストーリーが記憶に残らない感じの本。もっとも最近は歳のせいで読んだ内容を覚えていることの方が少ない。だからこのブグログを活用している。

  • 中盤からあり得ない展開ですね?

  • DV夫を持ち離婚調停中の戸田奈津実が主人公。
    電気メーターの検針員として働いている。

    『電気新聞』に掲載されていたという事で検針員の仕事内容についての記述が多く興味深い。

    犬に吠えられまくり、雑草だらけの庭を分け入り、気色悪い管理人に声を掛けられ、真夏は熱中症対策と大変だ。

    奈津実はその検針員という仕事を利用してある行動に出る。

    奈津実、その夫、殺人事件の犯人、刑事の穂積、それぞれの策略が絡み合い、狐と狸の化かし合いの様な展開がスピーディーで惹きつけられた。

    緊張感を持ちながらエンディングまで一気に読めるミステリー。

  • ストーリーの流れとしては面白かったと思います。ただ、検針員の描写が多い分、刑事穂積さんの描写が少なくなり、警察側の見立てが急展開してしまってる所がもったいない感じを得ました。せっかくの見立て屋アピールなのにもったいないかなぁと。
    また、他にポッとでできた人はなんだったんだ、もういいのかと思ったりも。

  • ちょっと冗長。
    旦那の人間性に笑

  •  お仕事小説として読むと、ヒロインの苦労がよく伝わってくる。ミステリーになると、そんなにキレキレではない。ちょっと長目かな。

  • 136この作者の作品とは思えない最後の説明。すきっとした所が無い。何をどうしたかったんやろう。残念です。

  • どうも皆さんの評価は高くないようだが、ストーリーも巧みで、文章も上手く、面白く読めた。

  •  電気の検針員であるヒロインが担当する地域で殺人事件が起きた。
     彼女は警察に「何かを見たかもしれない」「見られている気がする」と告げる。

     から始まるミステリ。
     当たり前に街中で見かけるから、電気の検針員の仕事について気にもかけていなかったけれど、確かにこれはそういう存在だなぁと。
     うまい穴をついている。

  • 意図的なのかは分からないけど同じ描写が同じ表現でされるところが複数あり、なんで?って感じる。とても効果的とは思えない。

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著者プロフィール

1965年、福岡県生まれ。東京大学工学部卒業。労働省(現厚生労働省)勤務後、フリーライターに転身。96年、『ビンゴ BINGO』で小説家デビュー。『劫火』『残火』で2005年と10年に日本冒険小説協会大賞(第24回、29回)、『地の底のヤマ』で11年に第33回吉川英治文学新人賞と第30回日本冒険小説協会大賞を受賞。14年、筑豊ヤクザ抗争を描いた『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。他の著書に『光陰の刃』『最果ての街』『目撃』『激震』などがある。本作は『バスを待つ男』に続くシリーズ第二弾。最新刊は、シリーズ第三弾の単行本『バスに集う人々』。

「2023年 『バスへ誘う男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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