逆島断雄 本土最終防衛決戦編2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 54
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065156070

作品紹介・あらすじ

氾=エウロペ連合軍の侵攻は半年後の春と予想されていた。だが敵の動きは予想よりも早く、戦闘訓練は駆け足で行われることに。そんな中で、佐竹宗八が「抗時間加速薬」による幻視で操縦者候補から脱落し、代わり鳥居国芳が加わった。さらに、逆島断雄が見た未来の幻視が現実となり、菱川浄児が訓練中に行方不明になってしまう。その穴を埋めたのは五王龍起だった。正操縦者・断雄を中心に新たに編成されたトップチーム7人で決戦兵器「須佐乃男」を操り、九州博多湾でついに敵上陸部隊の大軍を迎え撃つことになった。断雄たちは日乃元皇国を守れるか、それとも植民地にさせるのか!

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり粗い
    戦線離脱したはずのクニが話しかけてきたりとか…
    しかも決戦は、結局ドローンメインかい?
    これだけの犠牲を払う最終兵器なのに
    もっと、効果とか兵器の使い方を工夫すれば面白くなったんじゃないのかな?
    これ有川浩さんが書いたらどうなってたやろ
    と思ってしまった

  • 逆島シリーズの最終巻。
    ついに本土決戦になったんだけど、「この話の膨らませ方で残り数ページって着地できるのかな?」って別の意味でソワソワしながら読み進めたラスト。
    そして待ち受ける怒濤の着地。

    サクサク読み進めさせてくれる流石の石田さんの文体。

  • ゲームのような戦争。個人のエネルギーを使い切って齢を取らせる。そうまでして争いたいかと思うのが先に来る。50代で止まってよかったのかな。

  • 強大な隣国、氾とエウロペが、ついに本土に侵攻してくる。
    日乃元の若き軍人であるタツオたちは、自身の若さと青春を引き換えにして搭乗する最終兵器「須佐乃男」の力を使って、故郷を守ることができるのか?

    軍事エスエフファンタジーとしてさくさくと読んでいたけれど、最後、紙幅がこれだけしかないのにいったいこれどう決着つけるんだろう・・・と思いながら読み進んだラスト数ページの展開に唖然。

    いやまあ伏線もあったとはいえ、場外からいきなり爆弾が投げ込まれたような唐突な話の持って行き方に、そしてその唐突さからわずか数ページで物語が閉じてしまう幕引きにこれでいいのかと思わず首をかしげてしまう。

    本当は、もっとこの物語って大きな話を想定して編み出されていたんじゃないか。前の巻でタツオが感じた世情に対する違和感や日乃元の革命は、芽吹くことなくぶった切るように物語は終わってしまった。

  • いよいよ上陸を開始した敵の大軍。祖国防衛か植民地化か。「須佐乃男」作戦の真価が問われる!

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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