FGOミステリー 翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件 (星海社FICTIONS)
- 星海社 (2019年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065157077
作品紹介・あらすじ
全FGOプレイヤーに推理を挑んだ“犯人当て”がノベライズ! あなたの記憶が正答への道を翻弄する。円居挽が贈る再びの挑戦状。
感想・レビュー・書評
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さすがミステリ作家、このメタメタな中でアレやこれやのトリック使ってくるな。わくわくした。
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図書館で。
FGOをよく知らない人が読む本じゃなかったなぁ~
と、反省。
キャラがわからないので実はあの子は…のトリックがよくわからなかったし。 -
普通のミステリと思って読み始めたら、既存の設定ありきの置いていかれた感が半端なかった。わからないなりにも、この説明何か変だと思っていたところが謎解きのポイントだったので、何とかなった。
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2019/06/20読了
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アプリゲーム『Fate/GrandOrder』内で2018年の春に行われたイベント「虚月館殺人事件」のノベライズが本書となる。このイベントは「春のミステリーフェア2018」と題された企画の一環であり、イベントシナリオはミステリー作家の円居挽が外部から招聘され筆を執った。このノベライズも円居氏本人が書いており、書き下ろしイラストも合わせてイベントの内容を楽しむことができる。
私は円居作品は初めて読んだが、「普段小説は読まないけれどFGO経由で手に取った」という読者を想定しているのか、とても読みやすく親切な小説だと感じた。本作のミステリーとしての肝は叙述トリックであるが、序盤でどういう仕掛けがされているのか一例を示し、読者(プレーヤー)が謎解きに参加しやすいように誘導している。単にゲームのノベライズというだけでなく、叙述トリックの入門編としても楽しめる1冊になっている。
またイベントをプレイ済みの読者に対するサービスも抜かりない。最後まで読めばゲームでは体験できない取って置きのサプライズが待ち受けるだろう。
最後に、これから読む人は絶対に挿し絵を先に見ないこと! -
『娯楽』★★★☆☆ 6
【詩情】★★★★☆ 12
【整合】★★★★☆ 12
『意外』★★★☆☆ 6
「人物」★★★★☆ 4
「可読」★★★★☆ 4
「作家」★★★☆☆ 3
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★☆☆ 6
『印象』★★★☆☆ 6
《総合》71 B-