ビビビ・ビ・バップ (講談社文庫)

著者 : 奥泉光

• 講談社 (2019年6月13日発売)

作品紹介・あらすじ

現代文学のトップランナーが、
AI社会をポップに描いた
SFジャズエンタメ巨編！

「僕の葬式でピアノを弾いて頂きたいんです」
それがすべての始まりだった。
電脳内で生き続ける命、アンドロイドとの白熱のジャズセッション。大山康晴十五世名人アンドロイドの謎、天才工学少女、迫り来る電脳ウィルス大感染…。平成の新宿から近未来の南アフリカまで、ＡＩ社会を活写し、時空を超えて軽やかに奏でられるエンタテインメント近未来小説！

感想・レビュー・書評

[裏竹秋さんの感想 · 2023年6月4日]

冒頭は説明過多

[kankankawaiさんの感想 · 2021年3月23日]

女性ジャズピアニストがロボット工学者から受けた奇妙な依頼。近未来SFに現れるのは、昭和の新宿の落語家やモダンジャズジャイアンツ、アンドロイド、AI、VR、AR、そして新型コンピュータウィルスなど、2016年作品でありながら先鋭的で預言めいた内容。

[fishbowlさんの感想 · 2020年11月30日]

これはひどい。ひどくおもしろい。「『吾輩は猫である』殺人事件」と「プラトン学園」が、ぐちゃぐちゃに混ざって全く新しい物語になったというか、久しぶりに筆者の破天荒なSFを読みました。それにしても800ページは長い。ジャズは詳しくないですが、ワクワクしてしまうのが不思議。60年代新宿のシーンはドキドキです。

[tamagomeshiさんの感想 · 2020年6月26日]

めちゃくちゃで、めちゃくちゃ面白い。猫好きにはたまらない。
　

[とーいさんの感想 · 2019年8月7日]

すごく長いけどすごく面白かった！音楽が、聞こえたらいいのにな。

[場合照美さんの感想 · 2019年7月5日]

長い小説を読むことの愉楽。ネコとジャズと風刺と。そしてこの文体！

[tocaさんの感想 · 2019年6月16日]

文庫化で再読。
ありとあらゆるものを詰め込んだおもちゃ箱のような長編。けっこう分厚いのだが余り長さを感じない。
それにしても猫は可愛い。

[講談社文庫さんの感想 · 2019年6月5日]

現代文学のトップランナーがAI社会の到来を描く、怒濤の近未来エンタテインメント巨編！

著者プロフィール

作家、近畿大学教授

「2011年 『私と世界、世界の私』 で使われていた紹介文から引用しています。」