ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出

  • 講談社
3.63
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本棚登録 : 167
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065160732

作品紹介・あらすじ

ムーミンパパの記した自叙伝。厳しく育てられたみなし子ホームの暗い時代を抜け出し、個性的な仲間たちとともに、船で大冒険に出ます。自由と冒険を求める、人生の賛歌。あのキャラクターたちのパパやママが登場します。


1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。
この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。
初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。
1現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました
2さしえがクリアな美しい線で再現されます
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!

感想・レビュー・書評

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  • ムーミンのキャラクターの中で、一番可愛くて好きなミムラねえさん。
    やっと出てきたのに…
    なんだか嘘つきで変わった子だった。

    タイトル通り、ムーミンパパの若き頃の思い出のお話しでした。
    風邪をこじらせたパパが、もう自分は死ぬんじゃないかと心配になり、子どもたち(ムーミントロール、スニフ、スナフキン)にまるで遺言のように「お前たち、本物の冒険家として生きるのだよ。」なんて言い出し、ママに勧められて、思い出の記を書くことになります。。

    よく分からない部分があり??だったけれど、
    翻訳者の畑中さんいわく、
    トーべはふんわりと書いて矛盾が多く、翻訳泣かせだったようで、校閲からおかしいと指摘されたほどだったそう。
    特に、3場面に渡って登場するヘムレンさんについては、あれ?さっきと同一人物なの?とハテナが飛び交いますが、
    これがへムル族の習性だから…という畑中さんの解説に納得できました。
    ムーミンのお話においては、属性が大事なのです!

    スニフは孤児だと思ってたのに、しっかりパパとママが登場し、最後にムーミンママですら、しれっと
    「だけどね、ママがいるのはあたりまえでしょう」
    なんて言ってのける。

    スナフキンのパパ、ヨクサルは、スナフキンによく似ている自由人なはずなのに、ムーミンパパの手記ではどうも怠け者のように描かれる。それがまた面白い。パパって、ちょっと俺俺なキャラで、だめなところありますから。

    川船の海のオーケストラ号が、最終的に潜水しちゃうところなんかはカオスでした。。
    もっとすごいのはラストのママの登場です!

    ムーミンパパがこの手記を子どもたちに読んで聞かせた後、奇跡が起こります!
    私たちのかわいいスニフちゃんが幸せなのが何よりでした。

    ムーミン谷の仲間たちのことをよく知ることがでる、全員集合祭りといったたのしさもあったので、俺俺なパパの手記もまあ面白かったことにしましょう。

    もひとつ気になるのは…
    ここで判明しちゃうんですよね、チビのミイはスナフキンより先に生まれているって事が!!

    ムーミンのお話は、トーべによるイラストが素晴らしいですが、自分の中にベースとしてあるアニメも、(いや、昔はアニメなんてら言葉すらなかったな)テレビ漫画のムーミンの、あの岸田今日子さんのアンニュイなムーミンの声も、
    本を読む上で邪魔にならず、とても自然に入ってくるのです。
    内容は覚えてなくとも、子ども時代の自分の中に大きな存在だったんだなぁと
    つくづく感じます。

    そしてこの面白さは、ちょっと他の児童文学にはないなぁ。。

  • ムーミンの本を読んだことがないと言ったら、私にはこれがいいと勧めてもらい、楽しみに手に取りました。ムーミンパパのちょっと引くほどの自尊感情の高さがかつての自分を見ているようで驚いた。パパが鬱になるトリガーとかいちいち共感できた。あと、言葉のちょっとしたセンスがひょうひょうとして面白かった!ただ、勧めてもらって本当に申し訳ないんだけど、やっぱり私はファンタジーが苦手。ムーミンパパの独白部分はすごく好きなのに、冒険パートにさしかかるとすぐ飽きてしまう。これを機にはまってグッズとか集めたら楽しそうだと期待していたのに。自分が残念でならない。

    • niwatokoさん
      わたしもムーミンの本は読んだことないです。テレビアニメは子供のころすごく見ていましたが。パパにそもそも「人格」があるなんてあんまり考えたこと...
      わたしもムーミンの本は読んだことないです。テレビアニメは子供のころすごく見ていましたが。パパにそもそも「人格」があるなんてあんまり考えたことなかったです。おもしろそうですね。でもわたしもファンタジーが苦手なので「冒険パート」とか飽きそう。グッズ集めにはまったら楽しそうなのに、って思うのもよくわかります~、でもそう簡単にははまれないんですよね(笑)。
      2019/09/27
    • meguyamaさん
      わたしもテレビアニメ以来でした。なかなか面白かったですけど、他のも読みたい、とまでは行かなくて…。残念です。ファンタジーにしろなんにしろ、年...
      わたしもテレビアニメ以来でした。なかなか面白かったですけど、他のも読みたい、とまでは行かなくて…。残念です。ファンタジーにしろなんにしろ、年々面白いと思えるものの幅が狭まっていくようでそこも悲しい。
      2019/09/27
  • ムーミン3冊目。若かりし頃のムーミンパパが結構虚言癖&妄想癖あって驚いたw ヘムレンおばさんはまっとうだと思っていたけれど、確かにムーミンパパに助けられた時のヘムレンおばさんはうざかった。どうなるかなって思ったけど、最後はやはりハッピーエンドで良かった。スナフキンが昔からムーミンの知り合いのような書かれ方になっていて「えっ?」って思った。

    • 人冬さん
      「自分は素晴らしい才能の持ち主や」とそのまま言えて恥ずかしいわ(誰でも子供の時そう思ってたかもが
      「自分は素晴らしい才能の持ち主や」とそのまま言えて恥ずかしいわ(誰でも子供の時そう思ってたかもが
      2022/01/25
  • こんなに登場人物が多いなんて、知らなかった。

  • 私の大好きなムーミンパパの昔の話。
    アニメ『楽しいムーミン一家』を見てから、ずっと原作を読んでみたいと思っていました。

    原作とアニメ(平成版、昭和版)それぞれ違う雰囲気のキャラクターとして描かれていると事前に知っていたので 楽しめました。

    スナフキンのパパ、ヨクサルのお話や、スニフのパパ、ママ、ロッドユール、ソースユールとのお話、何でもかじってしまうニブリングたちや、オバケとの出会い、ムーミンの世界の住人たちが皆 自由に暮らしているように、この作品もとても自由に描かれている作品でした。
    また、装丁や挿絵も美しいので他のシリーズも読んでみたいです。

  • ムーミンパパの回顧録が主
    一人称の自分大好き文章で読むのに難儀
    合間に挟まれる現代三人称の挿話が読者のツッコミを代弁する形になってるので、作者の意図通りの感想をもって読んでいるのだなぁと
    苦労して読んだ後の最終章とエピローグは、パパの自意識を凌駕していて心地よい読み心地
    人物相関がようやくわかった
    アニメ見た記憶はあるけど謎の人物しかいないから何も分かってなかった

  • ムーミンパパがいつものんびりとパイプをくゆらせているイメージしかなかったのに、冒険家だったとは知らなかった。

    アニメの刷り込みが激しいからか、原作の世界に浸れない。

  • ムーミンパパが若い頃の思い出を語るという話。スニフやスナフキンのお父さんも出てくるよ!

    ムーミンパパの自意識に、こそばゆくなったり微笑ましくなったり身につまされたりしながら読むのです。
    で、そういうところや、放浪して冒険して精神的危機も経験するところに、青春というものを感じるのでした。

  • ”ムーミンみなし子ホーム”というパワーワード…

  • ムーミン谷の子どもたちが生まれる前のムーミンパパの物語。
    ムーミンパパが書いた回顧録という体で話が進み、所々でムーミンパパが子どもたちに読み聞かせているシーンが入ります。ムーミンパパだけでなく、スナフキン、スニフのパパも登場し、語られる物語に夢中になるムーミンたちがかわいい。
    ムーミンパパが自分を特別なムーミントロールだと信じて旅立ち、仲間たちと冒険をする様子が挿絵とともに生き生きと描かれていて楽しいです。
    ヘムレンおばさんにまつわることや王様の園遊会のシーンにはユーモアも溢れています。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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