日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)

制作 : 小里 博栄  花輪 陽子 
  • 講談社
3.69
  • (7)
  • (33)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 251
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065160794

作品紹介・あらすじ

破綻間近の日本の年金、金正恩のスキーリゾート、米国のファーウェイ排除……。
変化の本質を正確に読み解く者だけが成功する!


つねに人の先を読み、目先の動きにとらわれずに決断し、偉大な成功を遂げてきた世界的投資家、ジム・ロジャーズ。彼の目から見れば、日本にはあきらかに大きな危機が訪れている。それは根本的で長期的な危機、すなわち人口減少と財政破綻だ。放置すれば破滅的未来しか待ち受けない重大な危機であるにもかかわらず、日本人はいまのところ自分たちの中で縮こまって手を打たず、呆然としているようにしか見えない。まるでそんな危機など架空のストーリーであるかのように。中国や朝鮮半島で起きている劇的な変化から目をふさごうとしているかのように。

その独自の歴史観と成功哲学から、著者はアメリカや朝鮮半島、ロシアの未来について他とは異なる見解を提示して話題を集めている。日本でもいま最も注目を浴びる論者だ。現在の新しい世界情勢の中で、日本にどんな危機が訪れているのか、日本人はどうすればその危機を打ち破れるのか、いかなる視点を持てば新しい未来を築くことが可能になるのか、より良い未来を実現するための具体的な方策は何か、そしてこの時代にいま何をすれば私たちは人生で成功するのか。日本人なら誰もが知りたいことを、ポジションや通説に左右されない、一片の曇りもない視点から直言する。

政府はけっして国民のためを考えて政策を立案しているわけではない。あなたのお金は官邸や財務省よりもあなた本人のほうがずっとその使途をあやまらない。権力、常識、他人の言うことに耳を傾けるのではなく、みずから観察し、未来を見抜く目を持つことが、あなたの仕事と生命、子どもを守る。著者がみずから生まれ故郷から脱出して新天地で成功を手に入れたのと同じものを、本書を読めば手中にできる。その知恵と勇気を授かる話題書が、ついにここに誕生した。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 投資家の観点からすると、日本はこう見えるのだろうなと、あらためて思い知らされた一冊。少子高齢化で人口減、内向きで外国との付き合いが下手、国の借金が雪だるま式に増える一方。なので、今後の成長は困難で、むしろ急速な衰退も予想される。。
    本来なら、日本の内部からこういう意見がもっと出てきて、喧々諤々と建設的な議論につながっていくのが望ましいのだけど。

  • 世界三大投資家の一人、ジム・ロジャーズの投資哲学と今後の展望をまとめた一冊。日本やアメリカに対して悲観的で、中国や朝鮮半島に大きな期待を持つジム氏のロジックが展開されていく。前作『お金の流れで読む日本と世界の未来: 世界的投資家は予見する』とほぼ同じ内容だったので正直肩透かしを食らった感は否めない。とはいえ、この2冊を通して読んで学んだことは、安く買って高く売る、という極めてシンプルかつ王道とも言える投資スタイルの重要性である。狼狽売りで下落した時こそチャンスだと思えるようになったかもしれない。

  • 【日本への警告】

    妹を見送りに行った際、父からもらった本。

    こういう本はあまり読まないから、新鮮な気持ちで読めました(^^)

    本書は世界的投資家のジム・ロジャーズが、日本の問題点と解決策、さらに米中朝鮮半島との関係、最後に投資に関して書いた本です。

    日本の居心地の良さから、海外に行くことがかなり減ってきていましたが、
    読書を通じてもう一度積極的に海外に足を運ぶことにしました。

    有難いことに、仕事でアジアに今年は4回ほど行く機会もありますし、子供が飛行機に乗れるタイミングで家族でも行こう。

    僕自身が幼い時から南米を中心に海外に行き、世の中にはいろんな人がいて、良さがあることを体感できたように、子供にも同じ経験は積ませたいな。

    日本の課題も、改めて人口減少の影響の大きさを感じました。
    自分の子供の未来は明るくありたい、そのために何ができるのか、リスクヘッジとして何をしようかと読みながら考えたね。

    出生率あがるよう、育児サービスに対して出来ること取り組みたいな。

    「子は宝」という言葉に響いた。間違いない。

    最後に、
    ・情熱に耳を傾ける。
    ・サラリーを気にしない。
    ・お金は自由。自分が望む時に望むことができるようにするためのもの。

    情熱に気づけるよう、改めて心に寄り添おうと思ったお昼どき。

    #読書
    #読書記録
    #あお読書
    #2019年
    #10月
    #35冊目
    #日本への警告
    #ジムロジャーズ
    #投資家

  • ところどころ、ほんと?と思うこともあったが、中国の何に投資するか、考えないといけないのかなという気にはなった。しかし、得に生きるのも必要かもしれないが、国、自分のまわりの環境を愛しく思う気持ちは大事だと思う。得なように得なようにと流れていって、果たして今いる所に愛着を持てるのかな?

  • 将来を予測するには日々の小さな変化に目を向け、時代の変化を見極めること。日本の最大の問題は人口減少・少子高齢化。間違いなく起きる未来は子供たち世代の破滅。彼らは大人たちのツケを払わされる。誰も使わない道路など税金を無駄に使い続ける日本政府。国債はいずれ買われなくなり、金利を引き上げざるを得なくなり、債務残高と利息が膨らみ破綻する。古い人たちは既得権益を守るために自民党を支持し続けるが、アベノミクスの金融緩和で将来日本円の価値は必ず下がる。物価は上がり、高齢者や若者は深刻な苦しみを味わう。

  • 日本の未来。世界の未来。
    投資家として名を馳せるジムロジャーズ。日本の未来を悲観する。確かに生産年齢人口が減少しているにも関わらず、生産性も向上していない国に投資をすることは難しいのかもしれない。
    ただ安易な移民の受け入れは納得できない。
    世界に目を向ければ、中国は覇権国家の道を進み、歴史を見れば必然。
    投資は、いかに些細な変化から未来を先読みするか。お金はあくまでも手段であり、やりたいことのためにお金があるというのは分かっているけど、お金を稼ぐプロセスを楽しむことも大切だなと感じました。

  • 作品日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とマネーの動きを見抜く
    ジム・ロジャーズが日本向けに執筆した本であるけれども、題名の中身は前半だけです。

  • 1つ前の著書と書かれていた内容は大差がなかった。
    1冊目として読んでいたら★4つだった。

    今後はやはりアジアの時代がくるんだなー、再認識。
    残念ながらそこにれ日本は入ってなさそうだけど。

  • ●子を産まず、移民を受け入れることも嫌なのであれば、生活水準の低下を受け入れるしかない。
    ●日本の年金にお金を払う位なら、中国やロシア韓国に投資をする。日本人の子供は日本を去るべきだ。
    ●日本に投資をしたのは、東日本大震災の後。すべて、手放したのは2018年今は日本に関連する資産は何も持ってないし、この先買う予定もない。日本経済を破壊するアベノミクスが続き人口減少の問題を解決できない限り、この判断を変える事はないだろう。
    ●若者は政府のために働いてはいけない。日本の政府は、歳をとった人間以外は誰も採用しないと言うルールを設けるべきだ。活気ある若者は民間企業で活躍してもらったほうが国のためにもなるのだから。
    ●「女性は天の半分を支える」と言う毛沢東の言葉のとおり、女性が男性と同じようにビジネスや政治において活躍するのは望ましいことだ。
    ●かつての富裕国ミャンマーも1962年クーデターで軍事政権に変わり、最貧国へと転落した。外国人を追放せよと、国境を閉鎖していた間に起こったことだ。移民は新しいビジネスチャンス。
    ●子供用の本には中国語を習わせなさい。いわゆる標準中国語を学ばせるべきだ。
    ●今は、会社がいつなくなってもおかしくない時代である。シャープが台湾の鴻海精密工業の子会社になったように、海外資本によって全く違うルールが導入される可能性もある。従来の手法ではこのような環境変化が起きたときに、過去のスキルやノウハウが応用できないといった事態にもなりかねない。
    ●最高品質のものは何でも日本にある。日本のクオリティーに対する情熱は間違いなく世界一だ。2番目の国が思いつかないほど群を抜いている。日本ほどクオリティに対して「抑えがたい欲望」持っている国は他に思い付かない。この姿勢こそが日本を偉大な国にしたと言える。
    ●品質を犠牲にし、低価格だけを武器にビジネスをした会社が減速した事は、歴史的に見て存在しない。
    ●防衛費の増加は過ちの最たるものだ。防衛費の効果はいつだって非常に限られた範囲にとどまる。製造やメンテナンスに関わる人たちが儲けられるとしても、それ以上の事は何も起きない。やがて武器は老朽化し、無駄金だったと言うことになる。
    ●農業の可能性に目を向けよ。自らの作業を行いたくないのであれば、農地を購入し、移民を働き手として受け入れて経営することも考えられる。もっとも、日本人が動かずとも、いずれ日本に移民が増えれば、彼らが自ら後を買って農業を営むことになるだろう。政府は、米の減反政策は2018年度に廃止をした。さらに法改正により農業への参入障壁が低くなった。
    ●日本でのインバウンド消費を種目別に入ると、買い物代が多く占める現状が続いているものの、徐々にその割合が宿泊費や娯楽とサービス費にシフトしている。これは外国人観光客の興味が、日本のモノからコトにシフトしていることの表れではないだろうか。
    ●数年ごとに担当者が変わる日本の官僚組織に任せると、やがて利権化し、お金を使うことが目的化してしまう。予算と天下り先欲しさに余計な仕事を作る官僚は、今後はむしろ何もしないほうがいい。意欲ある若い民間人に任せた方が、よほど素晴らしい成果をあげることだろう。
    ●アメリカは市場で戦えないから政治家に頼る。中国はアメリカの8倍以上のエンジニアを輩出している。
    ●歴史的に見て、中国人こそが最も優秀な資本主義者だったのだ。ただ、急に金持ちになった中国の成金達のふるまいが良くない。1950年代のアメリカ人、かつてのイギリス人にも起きたこと。
    ●北朝鮮は間に中国を、挟むことによって、韓国との商取引を行っている。商品には、メイドインチャイナと記載されている。
    ●ブラジルは、相場の振れ幅が大きい。軍事クーデターが起き、すべてが崩壊する。投資先にするのは難しい。
    ●インドは訪れる場所としては素晴らしい国だ。しかし世界最悪の官僚制度と言う問題を抱えている。イギリスから官僚制度を学び、そして極度に改悪した。もともと異なる民族の多数の国々が集まって成立した国である点も成長を阻害している。
    ●今後30年の間に世界で最も刺激的になる年あげるから、コロンビアのメデジンを挙げる。理由は、コロンビアで医療用大麻(マリファナ)が合法化されたからだ。
    ●「あの人が空が青いというのだから、そうなんだろう」と思うだけで、決して自分で確かめようとはしない。だから失敗してしまう。


  • 今日の高湿度のように、読後感はあまりよくない。前半は日本の“衰退”をこれでもかというくらい「警告」されてる。
    「50年もすれば日本は考えられないほど衰退している(p20)」
    「私が日本に住む10歳の子どもであれば、一刻も早く日本を飛び出す(p24)」
    「自宅を購入しているのであれば、売却して海外に移住(p67)」とまで!
    21世紀の覇権国家となる中国、北朝鮮の若きリーダーの高評価、日本人よりマシな韓国人のオープン気質、投資先としてのロシア。歴史学も学んだ「世界的投資家」が見る将来は、説得力があり、当たるんだろう。
    歴史的に日本の“衰退”は納得。20世紀後半の数十年が特異だった。ただ、“衰退”はあくまで相対的なもの。情熱もって生きていけば個人も国も幸福になれるんだろう。
    「金持ちになりたければ、中国語のツアーガイドを始めるべきだ(p89)」なんて書いてあった。
    サボってる中国語の勉強を復活しなきゃ

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1942年米国アラバマ州出身の世界的投資家。
イェール大学とオックスフォード大学で歴史学を修めたのち、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年で4200%という驚異的なリターンを叩き出す。37歳で引退後はコロンビア大学で金融論を教えるなど活躍。2007年に「アジアの世紀」の到来に予測して家族でシンガポールに移住し、その後も数多くの投資活動と講演をおこなう。
主要著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 』『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』(以上、日経ビジネス人文庫)、『世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60』(プレジデント社)、『お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する』(PHP新書)がある。

「2019年 『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)のその他の作品

ジム・ロジャーズの作品

日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする