日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く (講談社+α新書)
- 講談社 (2019年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065160794
感想・レビュー・書評
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世界三大投資家の一人、ジム・ロジャーズの投資哲学と今後の展望をまとめた一冊。日本やアメリカに対して悲観的で、中国や朝鮮半島に大きな期待を持つジム氏のロジックが展開されていく。前作『お金の流れで読む日本と世界の未来: 世界的投資家は予見する』とほぼ同じ内容だったので正直肩透かしを食らった感は否めない。とはいえ、この2冊を通して読んで学んだことは、安く買って高く売る、という極めてシンプルかつ王道とも言える投資スタイルの重要性である。狼狽売りで下落した時こそチャンスだと思えるようになったかもしれない。
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作品日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とマネーの動きを見抜く
ジム・ロジャーズが日本向けに執筆した本であるけれども、題名の中身は前半だけです。 -
1つ前の著書と書かれていた内容は大差がなかった。
1冊目として読んでいたら★4つだった。
今後はやはりアジアの時代がくるんだなー、再認識。
残念ながらそこにれ日本は入ってなさそうだけど。 -
今日の高湿度のように、読後感はあまりよくない。前半は日本の“衰退”をこれでもかというくらい「警告」されてる。
「50年もすれば日本は考えられないほど衰退している(p20)」
「私が日本に住む10歳の子どもであれば、一刻も早く日本を飛び出す(p24)」
「自宅を購入しているのであれば、売却して海外に移住(p67)」とまで!
21世紀の覇権国家となる中国、北朝鮮の若きリーダーの高評価、日本人よりマシな韓国人のオープン気質、投資先としてのロシア。歴史学も学んだ「世界的投資家」が見る将来は、説得力があり、当たるんだろう。
歴史的に日本の“衰退”は納得。20世紀後半の数十年が特異だった。ただ、“衰退”はあくまで相対的なもの。情熱もって生きていけば個人も国も幸福になれるんだろう。
「金持ちになりたければ、中国語のツアーガイドを始めるべきだ(p89)」なんて書いてあった。
サボってる中国語の勉強を復活しなきゃ -
「お金の流れで読む~」に引き続き読みました。
三章の朝鮮半島の話しが具体的で、わくわくしながら読めた。 -
確実に人口が減っていく日本、それに対して子供を増やすこともできず、移民に対しても消極的であれば、あとは衰退しかない、というのが警告です。それに対してどうしていくのか、いろいろな考えを述べていますが、果たして日本はどうなっていくのか。考えさせられます。
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現場を回っている人の話には説得力がある。日本に対する警告はどれも至極まっとうで、ずっと指摘されているのにまったく改善されていない。
逆に言うと、その警告自体は新しいことはないのだけれど、どうしてそう考えたかとか、なぜ気づいたかとか、そういう普遍的なことをしることに、本書を読む価値があると思う。
世界を回るのはなかなか大変だと思う。旅立つ勇気も必要だけれど、旅立ったあとの体力や健康、事件・事故に巻き込まれなかったこと、それらに恵まれたのは幸せなことだ。 -
2019.12.23 #031
彼の発言で株価は変わるので今となってはあまり説得力を感じないが、日本人の苦手なところなど勉強になった。
どれにも楽はなく、勉強が大事なこと。今の日本はどちらかと言うと逆行した考え方。投資について色々考えた。 -
一つの意見として。
過去に書いていたことの使い回し感もあるが、やはりためになる。