進撃の巨人(29) (講談社コミックス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065162248

感想・レビュー・書評

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  • 2021年現在、公開されているアニメ版をやっと見終わったので、続きは漫画で読もうと思う。普段は漫画を読まないが、読み始めると面白い。どうなるのか楽しみだ。

    読了。

  • 事態が混迷の度合いを増す29巻。ジークの脊髄液や裏切りの連続により最早誰が何処に所属しているかなど関係がなくなっていく
    となると、関係してくるのはそれぞれが一体何を信じるのか、何を拠り所にしているのかという点

    そもそも最近のエピソードで話題の中心となっているジークやエレンからしてその傾向が強い存在。
    ジークはマーレに反逆する意志を持った両親から生まれたがそれを密告、マーレ側につくが最終的にマーレもエルディアも裏切るような思想に染まる
    エレンは壁内人類の調査兵団員であり巨人を駆逐すると息巻いていたはずが、父親の記憶を引き継ぎ敵が巨人だけでないと知り次第に壁内人類すら裏切るような行動に出る
    ジークやエレンを突き動かしているのは不動の思想。それに共感する者も反発する者も所属に関係なく居て、それゆえに事態を単純な敵味方で判断させてくれない
    見た目上は腕に巻き付けた布や何人であるかを根拠に相手の立場を決めつけることは出来ても、結局はその内面にどの様な思想を持っているかを確かめるまでは戦うべき相手なのかどうかすら判らない

    そんな混迷した状態だからピークもあっさり侵入できて、エレンに騙し討ちを敢行できる。ピークはエルディア人だからエレンの表面上の信頼を得られる。しかし、思想は全く異なるから揺るがぬ意志によってマーレ軍の奇襲作戦を切り開く存在ともなれる

    そこから始まるのは更に混迷した戦闘だね。マーレ軍の動きはレベリオ区の雪辱を果たそうとするものに見えるけれど、戦う相手は単純に調査兵団とはならず、元味方のジークすら敵になる
    一方で事態が単純でないからこそ、一度は敵対したはずのジャン達が再びエレンのために戦うことが出来るし、目的がエレンを守ることだからイェーガー派も邪魔できない
    所属や思想で敵対したはずの者達がもっと別の想いで団結することが出来る

    戦闘以外の小さな局面では印象的な出来事も。
    ファルコを助けたナイル、ブラウス一家を避難させるニコロ、ファルコとガビの無事を案じるブラウス夫妻、ガビの殺人を許せない娘。
    それぞれの想いは所属や人種に全く関係なく行われる。ガビが言うようにそれはまさしく人間性の証明であるように思えた


    それにしてもリヴァイは本当に死んでしまったのだろうか……。たとえ、生きていたとしてもあそこから回復するには巨人になるしか無いのだろうけど……


    ジークの思想は全て詳らかになり、エレンが何を考えているかもアルミンによってある程度推測された。
    ただ、エレン自身は何を考えて行動しているか、その本心をまだ明らかにしていないように思える。ジークに語ったのだって、ジークに取り入るためだろうし
    敢えて、アルミンとミカサを遠ざけたその思惑は何処に有るのだろうね?

  • リヴァイは雷槍の爆発に巻き込まれてまさかの死亡。ジークは謎の巨人に助けられて復活。ジークの計画はエルディア人の安楽死計画だった。マーレが本格的にエルディアに侵攻。エレンと他の巨人の闘いが始まる。

    ジークとエレンが触れ合うと何が起きるのかワクワク

  •  リヴァイが本当に死んだならあっけなさ過ぎるし、そもそもあんなやり方でジークを拘束したのが悪いような気がする。
     やっぱりエレンが裏切ってないかも、という感じで良かった。
     ただでさえ内部がごたごたなのに、マーレが追い打ちかけてきててんやわんや。お互いに話を聞かない最悪の状況を改善できる萌芽も、わずかながらみえる気もするけど。
     最後にはピークとマガト元帥が出し抜いててかっこいい。

  • 4日ほどかけて01~29巻まで読破!

    実際最初の10巻弱くらいはリアルタイムで読んでたはずなんだが、改めて読み直すと最初から伏線がちゃんとあるんだねえ…リヴァイどーなるんや…

    年末発売予定の30巻楽しみ!

  • 人種差別というやつはどうにもこうにも根深い。
    巨人化能力という脅威が無くなったとしてもエルディア人への迫害は続くだろう。
    絶望と諦念に支配された末のエルディア人安楽死計画。
    前向きに生きたい人たちには迷惑な話だ。
    エルディア人同士で壁の中で内輪揉めて、急襲してきたマーレ軍の戦闘員もエルディア人。
    救われないな~。

  • 凄いな、これ、全部考えてから連載始めたのかな。「人間の戦争」

  • リヴァイ兵長の命が
    危なそうにも見えましたが
    ハンジさんも一緒だし まったく心配してません

  • よーし、何がどうなってるのか良くわからなくなってきた!
    一度まとめて読み返さないとだな。

  • 同じエルディア人でも、それぞれの考えていることに違いがあっておもしろいです。マーレの奇襲がどうなっていくのか予測がつきません。

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著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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