ルパンの帰還 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 992
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065165386

作品紹介・あらすじ

泥棒一家に生まれた「ルパンの娘」三雲華。紆余曲折を経て、警察一家に生まれた警視庁捜査一課の刑事・和馬と結ばれ、3歳になる娘の杏となんとか無事に暮らしている。訳あって籍は入れないままなのだが。
ある日、和馬が新人の女性新人刑事の教育係に指名された。北条美雲、23歳。京都の老舗探偵事務所に生まれ、祖父は「昭和のホームズ」、父は「平成のホームズ」と称された探偵一家のひとり娘である。
泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差して、新たな物語がはじまる――。

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    警視庁捜査一課で活躍する桜庭和馬。
    新人の女性新人刑事の教育係に指名された。
    北条美雲、23歳。京都の老舗探偵事務所に生まれ、
    祖父は「昭和のホームズ」、父は「平成のホームズ」と
    称された探偵一家のひとり娘である。
    ドジで愛嬌のある天才肌。
    バディを組んだふたりが直面したのは、
    和馬の妻子が巻き込まれたバスジャック事件だった。
    泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差する。


    前作「ルパンの娘」を読んでからもう3年経っていた。
    前作は途中でもどかしく感じたりしましたが、両家の二人の
    おじいちゃん達がとても可愛らしく感じられ。微笑ましかった。
    ハッピーエンドで幸せな気持ちで読了した事を思い出しました。

    泥棒一家の華と警察一家の和馬。
    籍は入れていないけど結ばれていて二人の間には
    杏ちゃんという3歳の可愛い女の子を授かって幸せに暮らしていた

  • 単純に面白い。バラバラな事件が、徐々に一つの奔流となって流れ出す。その流れの辿り着いた先は本当の川の本流であった。この巻の物語は、新たな物語の序章だったのだ。
    壮大な敵が立ち上がる。早く続きが読みたいと思う。ドラマとはまた一味違う、本格的なサスペンス。でもドラマの影響で、脳内変換により三雲華は深田恭子で、北条三雲は橋本環奈に、三雲尊は渡部篤郎になる。しかし全く違和感なく読めるし、その配役が本当にハマっていると思えた。その意味でドラマもキャスティングにばっちり成功していたのだろうと思う。

  • シリーズ物だったから買った一冊。

    ルパンの娘の続編

    なんとなく物足りない
    というかスッキリしない話だった

    逃亡した人物の事は主人公の中でわかったかもしれないが、表向きには事件は解決してないし
    物語に関係ないだろう資産家殺人事件も解決してない。

    スッキリしない。

    相変わらずマンガを読んでいるような感じがする登場人物達
    その辺が面白く読める理由の一つかもしれない。

    このシリーズの次の日の小説は「ホームズの娘」だという。
    題名だけで予想すると今回の小説で登場した新米刑事の話じゃないかと予想外してる。
    次の小説も楽しみになった小説でした。

  • 次へのプロローグでもあるみたいですね。
    次が楽しみです。
    フィクションの面白さが良いと思うのであまり血が流れない方が良いと思います。

  • 今、ドラマも放送されていますが観たり観なかったリしています。
    今回は最後が、ええ~~!!ここで終わり?
    次、次が読みたいです。
    ドラマを観れば分かるのかしら?

  • シリーズ物ってやっぱり読んじゃうよな。
    泥棒一家、警察一家、探偵一家って……。

  • 面白かった~(^o^)♪和馬と華の娘、杏ちゃんが可愛い(*^.^*)でも三雲家の血が…(>.<)それから新しく登場したホームズの娘・美雲ちゃんの教育係が和馬って!Σ(×_×;)!この後、まだまだ凄い事が起こりそうだ(゜゜;)そして今回の事件に絡んできたレイの目的は?(・・;)

  • 前作ルパンの娘の主要人物、代々泥棒一家の娘と代々警察官であるその夫に加え、代々探偵一家で夫の同僚の新人刑事の3人を取り巻く一連が、前作同様スピード感よく書かれていて、テンポ良く読めた。
    次作持ち越しの終わり方で早く続きが読みたい。可笑しな事になりそうな恋の展開も気になる!!

  • ルパンの娘続編!まさか続編が出るとは思ってなかったから素直に嬉しい。そしてやっぱり面白い!
    『ルパンの娘』から4年ほど過ぎ、華と和馬の間には娘の杏が生まれた。本作は華と杏がバスジャック事件に巻き込まれるところから始まり、次々と起こる事件もこのバスジャックと関連していく。そして和馬の元には新人刑事の北条美雲が配属され、何と彼女は代々京都で探偵を生業としている。泥棒一家と警察一家に加え、探偵一家(正確には北条美雲一人だけであるが)が揃った。
    相変わらず三雲家の自由度というかはっちゃけ度がすごい。またそれが結構好きだったりする。だが本作にはストーリー上真剣な場面もあり、その緩急がまたいい。今回はかなり中途半端なところで終わってしまったが、次巻で完結するのかな?そして本作の最後で美雲が出会ってしまった人物があまりにもおもしろすぎる。帯によると次巻では美雲の恋模様も描かれるらしいから、こうご期待…?
    本編とは関係ないが、和馬たちがピザ屋に変装する場面で、「ピザ・アルバトロス」と名乗っていたことに思わず笑ってしまった。横関さんのこういう小さな遊び心が好き。

  •  この作品も面白かった。ただ桜庭和馬の印象が、「ルパンの娘」の時とは少し変わった。華が子供をもち、強くなっていて、驚いた。

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著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『ピエロがいる街』『沈黙のエール』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『グッバイ・ヒーロー』『炎上チャンピオン』『仮面の君に告ぐ』『いのちの人形』などがある。

「2023年 『ゴースト・ポリス・ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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