危険なビーナス (講談社文庫)

著者 : 東野圭吾

• 講談社 (2019年8月9日発売)

感想・レビュー・書評

[むーこさんの感想 · 2020年10月13日]

終盤超展開だった…あさっての方へ飛んでったなぁ…

白朗は、好きになれなかったなぁ
ドラマの妻夫木聡補正がなかったら、挫折したかも…

楓の吉高由里子補正は、とても良い感じ。
良いキャラが、ますます素敵に感じた。

[りよーさんの感想 · 2020年7月24日]

ドラマ化決定と書いてあり、積読でしたが
気になり読みました。
テンポ良く読みやすいと思いました。
最後にアッと驚きありました。
面白かったです。

[KANATAMAMAさんの感想 · 2020年4月30日]

これは男性が好きそうな作品。

四十路のおっさんが主人公。惚れっぽい。
誰でも良いから〜みたいな感じが気持ち悪すぎた。
しかも、酒飲みで自己中心的。
上から物言う姿勢も好かんかった。
珍しくイライラする主人公でした。
犯人は予想外。
そういった部分では東野さんマジック。

[miomsさんの感想 · 2020年1月25日]

これまで読んだ東野圭吾の作品の中で、一番ド派手な仕掛けが施されていた。
ばら撒かれて行く謎にドキドキ冷や冷やしながらも、最後にキレイに回収してくれるのを楽しんだ。

[トミーさんの感想 · 2020年1月18日]

さすが安定の東野圭吾！
予想を裏切り最後には
驚かされた。

[ゴンさんの感想 · 2023年7月19日]

タイトルみただけで買ってみた一冊。

予想外の結末だった話でした。

話の内容はスッキリして終わり「あーそうなんだ」と読み終える事はできる。

でも主人公の獣医師のなんか操られていて頼り感がないのと、弟の妻の喋り口調や、獣医師を手のひらで転がしてる感、なんか裏がありそうな人物像があり、主人公2人に好感はなかった。

ちょっと前に読んだ東野さんの小説が「ラプラスの魔女」は脳の手術の成功例、今回の「危険ビーナス」は脳の手術が成功したしなかった話
そんな感じがした小説でした。

　

[榊真央さんの感想 · 2021年8月28日]

少し荒唐無稽な設定と映像で見たくない箇所があるが、ミステリーとしてのワクワク感はさすが東野圭吾氏。

[どんぐりさんの感想 · 2020年12月13日]

図書館で以前から予約していた本が
ドラマが佳境に入ったところで届きました


ドラマが次最終回というところから本を読み始め
あっという間に読めてしまいました。


ラストはドラマで見るか迷い
結局最後まで読んでしまいました


ドラマを見ていたので
読みやすかったです
ドラマと本の違いを楽しみながら読み進めました


ドラマは尺の関係からか
少しくどいかなと感じるところがありましたが
本はシンプルで良かったです
ただ康治氏と伯朗の関係は
ドラマの方がよかったかな



ラストはもしかして？と予想できる内容でしたが
楽しめました
ドラマを見てなかったら
犯人は予想できなかったと思います



小日向さんが長髪の男性の役なのが
少し面白かったです

[たにひろさんの感想 · 2020年10月16日]

やっぱり東野圭吾作品はホントに読みやすい！
そして、キッチリとどんでん返しを仕掛けてくるところがイイね！！　見抜けなかった〜
子供っぽさと妖艶さを併せ持った楓のキャラクターは、東野圭吾作品では見たことないから新鮮でした。
失踪した弟はどこに？　矢神家の遺産相続の行く末は？　母の死の真相は？　そして、この女は本物か偽物か？
たくさんの謎を散りばめながら、ヒントもチラつかせて、そして説明も分かりやすくて退屈しない……ホントに時間泥棒のような作品でした！
ドラマが原作とは違った展開を見せているのも気になるところ。文庫本片手に、ドラマも楽しもうと思います！

[robin1101さんの感想 · 2020年10月3日]

テレビドラマ化されるということで購入。

行方不明の弟や謎の女、資産家の面々など怪しさ抜群で、どんな展開になっていくのか、文章も読みやすく、約480ページでしたが、グイグイと惹きこまれました。いつの間にか読んでいたページが厚くなっていました。

東野作品ということで、今回は理系の話はないのかと思っていましたが、ちゃんとありました。サヴァン症候群やフラクタル図形など、これぞ理系の言葉と思うものばかりで、東野作品でしか味わえないような感覚がありました。
ついつい検索してみたくなる言葉もあり、勉強にもなりました。

登場人物が多く、それぞれの繋がりが複雑なので、ドラマ化されるTBSのHPに家系図がありますので、それを参考にすると、より楽しめるかと思いました。

争点となるのは、弟の失踪です。他にもありますが、中心となっているのは、弟の失踪かと思いました。そこから波及する母の事故やある実験の存在、謎の絵など話がどう転がっていくのか予測不能でした。

そして明らかになるある事件の犯人。犯人は意外でしたし、今までの伏線も回収していくので、楽しめました。
ただ、個人的には、（抽象的な表現ですが、）円の中で争いがあるかと思いきや、円の外側で色々起こっている印象だったので、物足りなさを感じたかなと思いました。

テレビドラマ版では、小説版よりも話を盛り上げるかと思うので、どんな作品になるのか楽しみです。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。