異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (2019年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784065166765

作品紹介・あらすじ

ウィーン、カイロ、シリアを経てコンスタンチノープルへ。『東方紀行』は異国への憧憬と幻想に彩られながら、オリエンタリズムの批判者サイードにさえ愛された、遊歩者(フラヌール)ネルヴァルの面目躍如たる旅行記であった。四十代で縊死、時を経てプルースト、ブルトンらにより再評価された十九世紀ロマン派詩人ネルヴァルの魅力をみずみずしい筆致で描く傑作評論。読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作。
巻末に、東京大学文学部での最終講義「ネルヴァルと夢の書物」を収録。

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  • 祝文庫化!

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    ウィーン、カイロ、シリアを経てコンスタンチノープルへ。『東方紀行』は異国への憧憬と幻想に彩られながら、オリエンタリズムの批判者サイードにさえ愛された、遊歩者(フラヌール)ネルヴァルの面目躍如たる旅行記であった。四十代で縊死、時を経てプルースト、ブルトンらにより再評価された十九世紀ロマン派詩人ネルヴァルの魅力をみずみずしい筆致で描く傑作評論。読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作。
    巻末に、東京大学文学部での最終講義「ネルヴァルと夢の書物」を収録。
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065166765
    (単行本)
    「東方の甘美な香りに誘われ、女性探求の旅が始まる……」
    プルーストが、サイードが愛した≪世界≫文学の先駆者ネルヴァルの傑作を読む

    『東方紀行』のページを開くとき、読者はたちまち切れ目なく続く旅の運動に引き込まれる。パリからウィーン、ウィーンからエジプトへ、さらにはシリアを経てコンスタンチノープルへ。その遠心的な足取りに従うことは、いまの読者にとって、2世紀前の世界へのタイムスリップをも意味する。幾重にも超えがたい距離がそこには確かにありながら、ネルヴァルの文章自体はまさに魅惑としかいいようのない力を及ぼしてくる。それはいったいなぜなのか。――<「第1章 遊歩への誘い」より>

    第62回読売文学賞[研究・翻訳賞]受賞
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000185943

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著者プロフィール

フランス文学者。東京大学文学部教授を経て、放送大学教養学部教授。東京大学名誉教授。専門はフランス文学研究・翻訳、映画論。主な著書に『異邦の香り—ネルヴァル『東方紀行』論』(講談社、読売文学賞受賞)、『フランス小説の扉』(白水社)、『夢の共有—文学と翻訳と映画のはざまで』(岩波書店)など。トゥーサン『浴室』(集英社)、ネルヴァル『火の娘たち』、サン=テグジュペリ『夜間飛行・人間の大地』(ともに岩波文庫)など翻訳書多数。

「2026年 『ネルヴァルの新生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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