- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065166789
作品紹介・あらすじ
北九州在住の怪談作家と怪談社主管が、地元の怪しい物件調査を敢行。そこで起きたことは、書くにも躊躇するような恐ろしい・・・・。思わず下腹部が暖かくなる、最恐の物件怪談。
感想・レビュー・書評
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怪談実話を収集している怪談社さん
この本は、実際に足を運んで聞いたお話を集めたものだそう。
よくできた怪談話のように
明確にオチがあるわけではなく
謎な終わり方も多い
でも、実はそっちの方が怖い
原因がわからないまま終わる恐ろしさ
じわじわくる怖さのある本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が、怪談が好きで色んな話を聞いていたということが前提になるのだけれど。
多くが話も、どこかで聞いたことあるなあとか、YouTubeであの怪談家さんが話してたなあとか、そんな感じ。
すごい怖いという感じはないけれど、それなりに楽しめるものではあるかな。 -
土地や建物など怪異が起きる場所に重点を置いた怪談実話集。大体の怪談実話集は、ただ現象だけ羅列されていて最後の方は飽きてくるのですが、これはその怪異を取材するプロセスから描かれているので飽きずに楽しめた。ひとつ前に読んだ、松尾タニシの「恐い旅」と似たようなコンセプトの本でした。
私の家の近くにも、立地的には悪くないのに新しく入った店がどんどん潰れていく場所がある(それが霊的な理由でなのかどうかはさておき)忌み地って本当にあるんだろうなと思った。 -
取材をしていく形式で進んでいく内容。一話一話が短いので隙間時間にピッタリな1冊です。涼しくなりたい夏の移動時間にオススメ
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事故物件は事故物件を呼ぶ。
霊は霊を呼ぶ。不思議な話だよね〜。
実際に取材した話ということで
オチがなかったりもするけれど、そこがまた絶妙にリアルでよいのかも。
「底喰川」なんかゾッとして良い。
オチのある作品を読みたいなら他の創作物を読むことをオススメ。
この作品はリアリティなので… -
怪談モノは往々にして過度な味付けがされていくので興醒めすることも多いけれど、この本は一貫して誠実な書きぶり。幽霊がいる/いないが重要なのではなくて、怪談話の語り手として信用出来る/出来ない問題が怖い話界隈にはあって、「あの芸人の話嘘ばっかじゃねーか!」みたいなこともよくある。その点においてはとても好感を持った。
ただ、だからこそ本で読むと地味というか怖すぎないというか、そのあたりワガママな読者ですみません。 -
怪談実話集。
実話だからこその面白さと気味の悪さ。
こういうの好き。
次も読みたい。 -
ノンフィクションだからか怖すぎず、でもノンフィクションだからこその気味の悪さや後味の悪さがあって面白かったです。
怪談師の方の、怪談との距離の取り方が、絶妙だなと感心しました。 -
怪談社の取材の様子から文章に起こすという企画で、怪談を取材するシーンが頻出する珍しい実話怪談本。ネットで聞いた話を送ってくる提供者などハズレもあるが、現場で別の話を聞ける場合も多いという。そして帯にも書かれる問題の「K市」。 残穢と共に読んでみては。
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淡々と綴ってあるので、実話怪談とはこういうじわじわした恐さだと思った。入ってはいけないアパートが気になる。
著者プロフィール
福澤徹三の作品






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