- 講談社 (2019年8月8日発売)
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感想 : 3件
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Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784065167373
作品紹介・あらすじ
氷河期を迎えて滅びかけた世界――。
生き残った少数の人類は、自給自足の生活を強いられている。
ダメ人間のユキは、リッカという少女と同居しているが、
病弱なリッカはやせ細っていくばかり。
彼女に1日3食おいしいものを食べさせてあげたい……
クズだけど、ダメだけど、イヤだけど、大事な君のために働かなくては!
2巻の内容は…
★家族が生きているなら、家族と暮らしたほうがいい。
そう主張するユキと、ユキと一緒にいたいリッカ。対立する二人の決断は。
★社会人の悲哀は氷河期でも変わらない…
入社したての新人は、仕事をうまく回せないのだ!
山積みの仕事! 過ぎていく時間! どうしたらいいんだ!?
★余暇の不足した世界だけど、人間らしく生きたい。
そうだ、露天風呂を作っちゃおうぜ~~~!
などなど。
世界は滅亡寸前だけど、お腹は減るし、毎日は続く。
氷河期の寒空の下、ゆるっと楽しく生きる人々を描く第2巻。
父親と、その息子役を担わされたアンドロイドの
絆を描いたSF傑作短編「宇宙のライカ」
(アフタヌーン2017年春のコンテスト四季大賞受賞作)も収録!
みんなの感想まとめ
厳しい氷河期の世界で、主人公ユキと少女リッカの心温まる日常が描かれています。彼らは自給自足の生活を送りながら、食事や余暇を通じて人間らしさを取り戻そうと奮闘します。ユキの言葉に込められた思いやりや、リ...
感想・レビュー・書評
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シビアな世界でゆるく過ごす物語。
短編の「宇宙のライカ」もとても良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
氷河期となった世界だからこそ、繋いだ手のぬくもりがよりかけがえのないものとして伝わってくる。ユキがリッカに植物を見せる理由「リッカさんが初めて出会うものはすごく多くて 新しいものに出会うたびにいろいろな反応が返ってきて なんかオレも新鮮な気持ちになれて 生きてるって感じがするんです」という言葉が好き。これはまさにこの作品を通して、自分たちの生活の価値を見直す面白さにも繋がっているし、誰かの価値観を通して世界を見るということは、人が生きていく上でとても大切なことなんだなと感じられた。
派遣メンバーのことで空回りしていたユキが、自分から手を離すのではなく、手が離れるその時を迎えても笑顔でいたいと思ったシーンも素敵だった。スギタとも先輩後輩という間柄を超えて、いい相棒になってきているのもいいね。スギタもこれからの道が見えてきて、それぞれのキャラたちの成長が感じられる2巻だった。
そして、巻末の読み切り『宇宙のライカ』が傑作。亡くした息子を模して造られたアンドロイド・ライカ。父を助けるために不慮の事故で人を傷つけてしまい、その結果として二度と帰れない宇宙探索の旅に送られてしまう。家にはライカのコピーを残したものの、同じはずの存在なのに父たちとの幸せな生活を通信で聞かされることに苦しみ嫉妬するシーンが切なすぎる。
そこから「絶対に死なないため」に頑丈に作られた体で、20年かけて宇宙を漂い、家へ帰る旅路がまた泣ける。その旅の中で記憶に異常が発生し、記憶も旅の目的も失いつつ辿り着いたあの場所。そこからの言葉の選び方がとても繊細で胸に刺さってくる。素晴らしい短編だと思います。これだけでも読んでもらいたいぐらい。
著者プロフィール
久野田ショウの作品
