- Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065167779
作品紹介・あらすじ
【複雑な造形美を堪能する】
高速道路の巨大構造物=ジャンクションと橋梁を
大迫力の写真付きで徹底解剖!
時には路線を連結し、時には河川や海上に橋をかけ、今日まで延伸を続けてきた高速道路。
本書では、高速道路に欠かせない「ジャンクション」と「橋梁」にスポットを当て、
構造と歴史、技術的観点から、その魅力を徹底的に解説。
道路を支える構造物の知られざる謎に迫る。
【本書の主な内容】
《巻頭グラビア》
ジャンクションの魅力とは?/橋梁コレクション
《PART1 ジャンクション大解剖》
ジャンクション鑑賞の基礎知識
◆西新宿JCT/箱崎JCT/両国JCT/堀切JCT/江北JCT/江戸橋JCT/浜崎橋JCT/有明JCT/東雲JCT(東京都)
◆阿波座JCT/天保山JCT/りんくうJCT/北港JCT(大阪府)
◆大黒JCT/生麦JCT(神奈川県)
◆久喜白岡JCT(埼玉県)
◆久御山JCT(京都府)ほか
ジャンクション空撮5選/ジャンクションの形状/ジャンクション×夜景 撮影テクニック
コラム 高速道路を支える橋脚/高速道路の歴史
《PART2 橋梁大図鑑》
橋梁鑑賞の基礎知識
◆レインボーブリッジ/かつしかハープ橋/五色桜大橋(東京都)
◆新富士川橋(静岡県)
◆名港中央大橋(愛知県)
◆近江大鳥橋(滋賀県)
◆港大橋/天保山大橋(大阪府)
◆神戸大橋/灘浜大橋(兵庫県)
◆大三島橋(愛媛県)
◆関門橋(山口県・福岡県)ほか
高速道路をもっと楽しむために
【ジャンクション(JCT)の例】
◆東の横綱=箱崎JCT(水天宮前駅徒歩すぐ)
駅を出て頭上を見上げると、目前に迫る猛々しい橋桁。
道路が重なり合う複雑怪奇な構造は、八つの頭をもつ怪物、ヤマタノオロチにもたとえられる。
中段にロータリーを擁する特殊な構造にも注目。
◆西の横綱=阿波座JCT(阿波座駅徒歩すぐ)
駅前の交差点に立つと、縦横無尽に駆ける武骨な桁の重なりに圧倒される。
既存の橋脚や橋梁の間をぬって4本もの道路を新設したことで、複雑な交差ができあがった。
【橋梁の例】
◆名港中央大橋
名港トリトンと呼ばれる3つの斜張橋のひとつ。
主塔の柱の断面を八角形にして風の抵抗を減らしている。
◆五色桜大橋
首都高速中央環状線にかかるダブルデッキのニールセンローゼ橋。
アーチ部と補剛桁の間にワイヤーが張られる。
感想・レビュー・書評
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少し足りないくらいの程よい分量。写真多めで、構造の解説もあり、説明の文章もそれほど文字数が多くないのでとても読みやすい。高速道路会社が監修についている強みが活かされている。「ジャンクション空撮5選」(三郷、東大阪、垂水、鳥栖、美女木)は萌える。真上からの写真と形状図がある「ジャンクションの形状」紹介はワクワクする。箱崎ジャンクションがすごいのは知っていたけれど、阿波座ジャンクション、天保山ジャンクションにも圧倒された。紹介されているジャンクションに、本書を持参して現地で見てみたい。
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ちょうど良い分量、写真が多く見やすい、入門としてはぴったり。
関西に住んでいたので知っているジャンクションをきっかけに読み始めてスイスイ読み始められたけど、知らなければ読みにくいかも。
むしろ途中のコラムや、最後の体系化されたまとめや雑学から読み始めると面白いかも。
制約条件や求められるデザイン性によっていろんな工夫がされていると知れて面白かった。ここをさらに調べてみたい。
公団ゴシック、未完ルートの遺構、はとても惹かれた。 -
出た頃に買ったのにずっと積読しててやっと読めた。たぶん工場夜景なんかと近い魅力のある鑑賞物なんだけど、工場よりアクセスしやすいから、夜に街中でちょっと時間ができた!って時に気軽に撮りに行けそう。本当は三脚持ってちゃんと撮るのが間違いなくいいだろうけど、最近の高感度耐性の強いカメラなら、スナップ感覚でもそれなりに面白く撮れないかな〜なんて思ってみたり。
緊急事態宣言やまん防のおかげで旅の夜の過ごし方に困っていたコロナ禍初期に読んでおけば有効活用できたかも。 -
主に東京、大阪にあるジャンクションの下側からの夜景写真が大半を占める。
工場の夜景写真の様な無機物に萌える人や夜景が好きな人はこの本の面白さが理解しやすいと思う。
ただ、所々モノクロなのが残念。特に橋梁等は何故カラーにしなかったのだろうと勿体ないなと感じた。 -
ジャンクションは美しい。
が、本のサイズが小さめなので、迫力がちょっと足りない。写真が見開き左右にまたがっていて見にくいのが残念。橋梁は写真も小さく白黒写真。表題にあるように、鑑賞方法については、おすすめ視点を複数紹介しており、情報量は多い。 -
美しさと狙いは素晴らしいのだが、せっかくなので、もう少しカラーだと堪能できるのだが。夜景は美しいのだが、鑑賞として夜景である必要はなかったのではないか。