- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065167922
作品紹介・あらすじ
身長は、158cmから伸びなかった・・・。
藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。
モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。
そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?
柳田率いるN.Y.カプセルコレクション、開催。世界の一流を知る目が見守る中、デザイナー・柳田とパタンナー・育人が作り上げた“モード”が光を放つ。モードが切り開く可能性を学んだ育人に社長・綾野麻衣から異例の呼び出しが!? 一方、千雪も映画などに活躍の場を広げ、ついにある待望のオファーを受ける。千雪と再びショーを共にしたい育人と育人の舞台に見合うモデルに成長したい千雪。2人に訪れた、またとない機会!
感想・レビュー・書評
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勧められて読み中。ひとまず12巻まで。
トップモデルを目指す、モデルには小さすぎる女の子と、諦めかけていた夢、デザイナーを目指す男の子の話。
業界の事情がたくさん語られて、お仕事物として楽しい。
常に一瞬前の自分を乗り越えていくという力強さが、主人公ふたりと、この漫画の魅力。が、その前向きさが今の自分には眩しすぎて微妙にnot for now.
熱い漫画は好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これまで育人と千雪が積み上げてきたものが少しだけ報われたかのように思える内容だった
ニューヨークでのカプセルコレクション、柳田が要求した服はそれを作るだけでも高難易度なものだったのに、育人は柳田がランウェイで「何を見せようとしているか」を考慮した上でおそらく柳田が想定していた以上の代物を作り上げてしまったのか
これは育人がパタンナーとして優秀な腕前を持っているだけでなく、デザイナー志望として藻掻いた日々があったから出来たことなんだろうなぁ
そして柳田のショーは確かに柳田のもので有るんだけど、そこに育人の思惑が強く絡んでいるからまるで育人のショーでも有るように思えて何だか芸華祭のリベンジが行われているのではないかと錯覚してしまうほどの熱量だった
また、デザイナーのコンセプトが思うがままに反映され新しいモードが花開いたランウェイが育人に新たな発想を芽生えさせる展開は良いね
これまではただ漫然と良いデザイナーになりたい、良い服を作りたいと思っていた育人に果てしない夢でありつつも手が届く目標が出来た瞬間であるように思えたよ
そんなこんなでチーム柳田は初期の険悪さが嘘のように回りだすし、育人も社長に認められ遂にデザイナーの仕事が来るように。
千雪も撮影の仕事は無事に終わり共演者からの評価も上々、人気も沸騰しておりその余波で東京ガールズコレクションに呼ばれてしまう
自分が今手掛けていることが順調であり、環境も良くなっているなら新たな夢だって見たくなる。思わず言いたくなる。
そういった意味では育人が千雪に提案したことはちょっと先走った想いでは有るんだけど、ファッション業界への道を一緒に歩み始めた二人にとっては共有した夢の再確認となる。とても良い状態だね
だからこそ、その裏でミルネージュの危機が進行している点が……
ミルネージュの危機の始まりは完全に藤戸社長の落ち度に因るものだし、ミルネージュの名前を変えられないというのも完全に藤戸社長のエゴ
でもそれがバカ親の親バカな娘への愛情が原因だっていうのなら簡単には批判できないよなぁ……。千雪の可能性を信じて、信じすぎてしまったから起こった悲劇なわけなのだから
ここで藤戸社長が最後の頼みとして育人に希望を託していたとは予想外だったけど、それ以上に驚かされたのは育人が藤戸社長と同じかそれ以上に千雪の可能性を信じていたことか
藤戸社長が繋いだ細くて頼りないはずの糸がとんでもない大物を釣り上げてしまった展開は初期からの積み重ねを思えば胸にこみ上げるものが有るね
目指す目標、誰のために何をするか、そして今すべき事は何なのか。それらが定まった育人は再び綾野遠とぶつかることになるようで…
時間の展開も楽しみだね -
いくとのデザインが徐々に認められ始め、ここからというところでミルネージュ話。だいぶ振り回されている気がするけど、また新たなバトルが切って落とされてどうなるかというところ。
著者プロフィール
猪ノ谷言葉の作品





