珈琲をしづかに(1) (モーニング KC)

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  • 講談社 (2019年10月23日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784065168080

作品紹介・あらすじ

大人への憧れを抱く高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)は、長らく閉店していたはずの古びた喫茶店で、静かにカウンターに佇む年上の女性に心奪われる。どこかはかなげな「しづ」と呼ばれる彼女が気になってその喫茶店・ユカリに通い始めた貴樹は、店を訪れるさまざまな客とのふれあいを通じて少しずつ“大人”というものを知っていく――。 少年と年上の女性が織りなすほろ苦いラブ×グロウアップストーリー!

みんなの感想まとめ

高校生の貴樹が、和服を着た美しい女性マスターがいる喫茶店での体験を通じて、大人の世界に憧れを抱く物語が描かれています。静かな喫茶店でのコーヒーを楽しむ中、貴樹はさまざまな人々とのふれあいを通じて、少し...

感想・レビュー・書評

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  • 甘酸っぱい恋と大人への憧れ。青春だなぁ。
    話が進むうちに、少しずつ少しずつ成長を見せる貴樹くんと昔のままのお店にこだわりを持つ紫都香さんの対比が明確に描かれてることに気付いた。
    今はまだ貴樹くん側が紫都香さんやお兄さんみたいな大人に憧れる側だけど、いつか紫都香さんが「思い出の先」へ進めるきっかけを貴樹くんが作るのかなぁ……

  • 高校生男子が和服の美人マスターに恋する話。コーヒー物とはいえ、苦さよりも酸っぱさ重視な内容。
    読んでいてモヤモヤするような気持ちのすれ違いや勘違いネタもないし、周囲が良かれと思って余計なお世話(問題)をすることもない、進みは遅いけど穏やかで読みやすい内容。

    和服で珈琲出してくれる店なんて近所にあったら通っちゃう。

  • 和服を着た女マスターがやっている喫茶店。その店の名前は、ゆかり。
    落ち着きがある雰囲気と、謎めいた女の大人の雰囲気をまとっている。

    3人兄弟の羽多野貴樹が高校生。貴樹は背が低いようだ。
    お兄ちゃんは、12歳上の働いているまさ兄。
    まさ兄は、「経験を積むと苦味も美味しさに変わる」というほど、大人である。
    まさ兄に、少し嫉妬を抱く弟。
    妹が、知沙希。貴樹の2歳下というから、高校1年生。

    貴樹は、珈琲にあこがれ、そして大人の女にあこがれる。
    お小遣いが少ないにも関わらず、1杯500円の珈琲を飲みに行く。1ヶ月のお小遣いが、3000円。
    ふーむ。今時の高校生の小遣いとはそんなものか。男の子の淡い感情が、うまく醸し出されている。
    珈琲にも、やはり物語がある。
    コーヒーカップを預けている女性の想いも切ないものがある。

    ドキドキして、コーヒーを飲む。
    何か、面白そうな展開で、私が、中学3年生の時に、珈琲屋に通い出した。この子はちょっと奥手。
    確かに、私の通った珈琲店にも、大人の雰囲気をしたウエイトレスがいた。媚びた雰囲気がよかった。
    ブラックで飲むことが、粋だと思って、背伸びしていた。そんな青春の苦い思い出が、ふんわりと漂って着た。こんな喫茶店が、今はないなぁ。

  • 年上の和装美女と男の子という夢のようなシチュエーションではあるけど、当然不安要素もかなりある。
    その辺がどうなるかなんだよなあこの手の話は。
    最終的回答は後に譲るとして、序盤の雰囲気はとてもいい。
    この作者の安定感の非常に高い話作りも健在。
    なんだけど…。

  • 喫茶店ユカリの、和服の女性マスター「紫都香」に、ほのかな憧れを寄せる高校三年生「貴樹」。

    絵柄が可愛らしい感じで、最初は、若い方向けの軽めの作品かなと思ったのですが、読んでいくうちに、以外に、貴樹がしっかり考えていたり、悩んだりしてるなと。終いには、紫都香の変えたいと思っているところに、寄り添おうとする貴樹の行動が、なんかいいなと思えました。

    また、大人になるということが、いったい、どういうことなのかを、私自身、考えるきっかけになり、話で出てくる、大人でいるための切り替えスイッチは、すごく共感できました。

    それから、単純に、昔ながらの喫茶店の雰囲気が好きで、好きな本読みながら、美味しい珈琲を飲んで過ごす幸せな空間が、再現されていて、いいですね。

  • 近所のしばらくやってなかったカフェに、訳ありそうな愁い顔の年上の女性がマスターとしてやってきて、好きになってしまった純朴な高校生…といった設定。まっすぐさと自意識の板挟みでもだえる高校生。彼女の過去をすこしずつうかがったり、年上でやさしくてかっこいい実兄との関係が気になったり…と。オーソドックスといえばオーソドックスだけど、どう展開していくのか気になり。

  • 喫茶店ユカリを舞台に、ちょっと小柄な男子高校生・貴樹と和服のマスター・紫都香の交流を描くストーリー。苦いコーヒーがキーワードと言うことで、貴樹が抱くのは甘い恋愛感情というよりは、まだ大人への憧れ的な感情と言ったところ。とはいえ、最初は頑張って飲んでいた貴樹も、話が進むにつれて段々コーヒーの苦みの違いもわかるようになってきているようだし、少しずつ二人の関係も変わっていくのだろうか。

  • 大人への憧れを苦いコーヒーを用いて表現するというのは面白いね。確かにコーヒーって子供の頃は進んで飲みたいとは思わない飲み物だったけど、大人になってからは何の気無しに飲んでいるような気もする
    ……それにしたって18歳で貴樹のあの子供っぽさはどうかと思わなくもないけど。身長だけでなく言動の様々が幼いような……
    でも、自分が18歳だった頃もあんな感じだったのだろうか、なんてちょっと昔を思い返してしまった


    本作で舞台となる喫茶店ユカリ
    高校では幽霊喫茶と噂されるほど静謐な空間でマスターは着物姿の女性
    そこは俗世と隔絶した雰囲気を持つが故に大人への憧れを持つ貴樹にとって思わず背伸びをしたくなる場所になるし、マスターの紫都香はとても魅力的
    ここに通うために少ない小遣いを遣り繰りする貴樹の気持ちも理解できるというもの

    ここで面白いのは貴樹にとって身近な大人の象徴と映っている兄の正樹を紫都香に懸想しているのではないかと疑惑を持たせた上で通わせている点だね
    貴樹にとって憧れだった兄がユカリに通う内に越えたい相手となる。それはもしかしたら大人への一歩と呼べるかも知れないもの

    それにしても紫都香という女性は本当に謎めいた女性だね
    前のマスターと血縁というわけでもないのに閉店から8年経って店を継いだ紫都香。店や底に流れる空気を守りたいという気持ちを感じさせるが、一方で紫都香は店を通して何かを手にしたいのではないかと思わせる発言も有る

    大人になりたい貴樹、『好き』が判らない紫都香
    今の自分に不満や不安を持っている2人がユカリという人と縁を繋ぐ喫茶店を通して何を見つけていくのか。静かな雰囲気を楽しみつつ今後も気になる第1巻になっているね

  • 本当そう。
    静かに珈琲飲みたいのにそういう場所がない。。。
    と、
    新しい漫画家さんを発見したらすぐにツイッターをぐぐる癖つけよう。


    1杯目・まさ兄かっこいいやつ
    で、
    主人公は高校3年生の波多野貴樹。
    で、
    知紗希は妹じゃない説!
    それはそれでですよね。
    ありじゃ!

    ちなみに、
    珈琲は苦いってよく言うけど酸味の方がうざくないですか?
    苦いより酸っぱいが嫌。

    クラスメイトに聞いた噂、
    幽霊が出る喫茶店ユカリに行ってみると美女!
    きっと、
    貴樹は和服美女に吸い寄せられたんです!


    定休日なんですが店の前を通ると明かりがついてて、
    覗けば和服美人マスターが泣いてる。。。
    そりゃ、
    気になるわよね。
    しかし、
    ハンカチではなくばんそーこーを渡すとはさすが高校3年生。
    きっと、
    店を覗いて変なにおいがしてなんか只元育志っぽいのがマスターだったら店に入らんかっただろうなぁー。
    と、
    ふと思った。
    と、
    それはカフェインのせいかな?


    2杯目・まさ兄の彼女
    週3回くらいいける。
    1回500円なんで1500x4=6000円
    バイトしてない部活男子の限界でしょうね。
    で、
    そんなときにまさ兄がそこにいるじゃないか!
    しかも、
    クリームソーダ?!
    かっこいい飲み物に見えてしまうんかい!
    で、
    気づくと財布を忘れたことが発覚!
    でも、
    かっこいいまさ兄が支払いしててくれて助かったって。。。
    ライバルに差をつけられすぎだろ!?


    3杯目・変な女
    ちょっと変な女の人がゆかりの玄関前に居る。。。
    よく話しかけたな貴樹。
    わくわくはしないぞ!
    和服美人は2代目マスターで初代マスターの知り合いの方が来店。
    カップを預けてたんだって。
    よくやるよね。。。
    そうそう!
    ここで発覚。
    和服美人マスターの名前が「しづか」さんなんですね。
    と、
    変な女の人。
    珈琲だけではなく珈琲にストーリー乗っけていただく人なんですね。
    ちょっとそこは共感。


    4杯目・まさ兄珈琲を淹れる
    変な女=妄想好き女=牧瀬さん。
    20歳の家庭教師。
    と、
    そのインスタント珈琲の入れ方で飲んでみたいですな。


    5杯目・まさ兄0
    健吾君は2巻で出るのかな?かな?
    つか、
    しづかさんそのばんそーこーカウンターはずるい!
    子供に使う技じゃない!
    バクバクしてるじゃないか!
    アカン!

    あの時18歳として、
    8年前ですからしづかさん26歳かな?
    18歳と26歳かぁ。。。
    無理じゃない!
    がんばれ貴樹!


    6杯目・まさ兄はホールケーキ
    つか、
    店外デートなんて早すぎるぞ!
    メイド喫茶だって、
    キャバクラだってもっとお金と時間を使ってやるものだ!
    早い!
    と、
    しづかさんのブレンドは最終回かな?かな?

  • 大人ってなんだろうな。一生懸命さが微笑ましい。読み返してみると、貴樹が席を選んだ時、しづさんちょっとびっくりした顔してるし、あの席のところで泣いていたんだな。

  • 最高に無力でブレブレな10代を思い出せてエモかった。まぁ今もですが。《前のマスターも同じこと言ってたわよ ここは不器用な自分が人と縁をつなぐことができる大事な場所なんだって》

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著者プロフィール

6月21日生まれ、福岡県出身。漫画家&イラストレーター。「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)でデビュー。代表作に『はぢがーる』『おにまん』『なでしこドレミソラ』。他に読切や作画担当で作品を数作発表。「モーニング・ツー」では『珈琲をしづかに』に続き『靴の向くまま』が2作目。

「2023年 『靴の向くまま(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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