- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065168172
作品紹介・あらすじ
『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。そんなある日、彼女のもとに武蔵野市役所から一通の封書が届く。その内容は、会った覚えもない、叔母の赤松三代子なる人物の扶養が可能かどうかという照会だった。亜樹はパニックに陥る。見ず知らずの叔母の面倒を本当にみる義務があるのか――と。混乱しつつも役所からの問い合わせは放置していると、急に固定電話が鳴る。電話を取ると、相手は開口一番、赤松三代子のことで話があるという。問い合わせの回答をしていなかったので、役所からの電話かと思いきや、『NPO法人 ありがとうの里』の菊村藍子という人物からだったとわかる。彼女は、会って三代子の話がしたいと言う。仕方なく会う約束をした亜樹だったのだが――。
真梨ワールド炸裂! 衝撃の結末にページをめくる手が止められない!
感想・レビュー・書評
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真梨さんらしい。読んでていやになる。 最近メンタルやられてるから、ちょっとつらかった。こういう話はもう読みたくないかも(今は)
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安定のイヤミス作品を運んでくれる真梨さん。今回も安心してイヤミス世界に引き込まれる。
誰もが知っているおとぎ話「3匹のこぶた」をどう解釈したらこんな風に捉えられるのだろう。もちろん人間のお話なのだが、いつも通り人間関係がややこしい。そこが真梨さんの手法だと分かっていながらも混乱させられる。いつもは。今作はまだ分かり易い方だった。最後の方に人物相関図というか家系図がのっていたのに優しさを感じる。
朝ドラ「三匹の子豚」が大ヒットした亜樹。その亜樹宛てに市役所から一通の手紙が届く。そこには存在すら知らない叔母の扶養義務があるとか…そして物語は始まった。 -
誰もが知っているおとぎばなし『三匹の子豚』をモチーフにしたイヤミス長編。
美しい装丁と相まって、しっとりとした大人のイヤミスを期待するも、中身はエゲツナイ内容で共感も感動もなかった。
最近の真梨作品は、ややこしい物が続いているので、登場人物が1人増えるたびに脳内にインプットしながら読み進めるも、物語の展開と共に、時系列も人物の繋がりも混乱して行った。
登場人物に一二三や春夏秋冬を漢字変換した名前を用いる事で工夫されていたが、それでも理解しづらかった。
物語終盤、302頁の人物相関図でようやく頭がスッキリ。
疲れました。 -
まぁー、登場人物が多くて頭が?だらけになりましたー。
最後に相関図が出てきましたが、ややこしいー!!
でも、相関図があって良かったですー笑
朝ドラ「三匹の子豚」のシナリオライターである斉川亜樹。
そんな亜樹の所に自分の親族が生活保護を申請している
ということで、その親族を扶養できるか連絡がきた。
自分に親族がいることも初めて知るし、
母親の妹をなぜ扶養しないといけないのか…。
そんなこんなで話が進んでいく。
真梨幸子さんらしく、時間軸とか登場人物とかに
なにか仕掛けがあるんだろうなぁーと思いながら、
読み進めたよー。
登場人物が多いから、一気に読んだ方がオススメですー!!
だって、ワケわからなくなっちゃうからー笑
はぁー、イヤミスだったー(*´ω`*) -
間を空けて読むべきではない。
登場人物の視点と相関関係が非常にややこしい。
だが、もう一度あらためて読みたくなる作品だと思う。 -
結局、何が言いたかったのか…スルッと読めるけど、内容が…
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沢山の登場人物と短編集?と言いたくなるくらい前後の内容が変わる。でも最後全てが繋がる清々しさ。
さすが真梨さん!でも家事の合間に読んだので、途中で内容が分からなくなる笑笑この本は是非一気読みするべきですね。
著者プロフィール
真梨幸子の作品





