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- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065168288
作品紹介・あらすじ
『修羅の門』『修羅の刻』『海皇紀』‥稀代のストーリーテラー川原正敏最新作は、紀元前中国が舞台。秦末の動乱期に覇を争った項羽、そして劉邦の生きざまを描き出す歴史絵巻。主役には天才軍師・張良を据え、偉丈夫達の興亡を紡ぎだす!
秦滅亡を迎え、項羽の統べる世が訪れる。劉邦軍は”鴻門の会”の危機を脱するも、険しき道に立たされてします‥‥この窮地に「国士無双」韓信が動き出し、張良も”龍”を再起させるため立ち上がる!今再び激動の時代が始まろうとしていた!!
感想・レビュー・書評
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秦の滅亡。虞美人登場。項羽戴冠。劉邦漢中へ。韓信参戦。桟道を焼く。韓王成の死。
最終決戦への幕が上がりました。
というには性急すぎるかな。
虞美人は黄石だと思っていた予想がここで外れる。項羽の理解者たる彼女(黄石)だからこそ、最後まで寄り添い続けたのだろうなぁ、と感じていたのだけど。四面楚歌まで追い詰められてもなお、後戻りできない項羽を見捨てられずに、自ら斬られることを選んだのでは、というような。
半身とも言えるような存在の彼女を斬り、同じく半身と言えるほど戦場を駆ってきた騅が歩みを止め、そして自らの終わりを悟っても項羽は覇王であることをやめなかった。という終幕。
その幕引きに黄石がいるのであれば、彼女のパーソナリティが哀しさとやるせなさをもたらすのではないかな、と。
ただ、そうであるなら項羽が薄くなってしまうか。
と、妄想たれながしです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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