- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065168738
作品紹介・あらすじ
「人質司法の生贄」、過去最長2年8ヵ月勾留
バブル期の野村證券で最も稼ぎ、
オリンパス事件の容疑で実刑判決を受けた男が、
検察のデタラメなシナリオを、
怒りの完全論破!
著者が退職する1998年までの20年間、野村證券は金融国際化とバブル経済に湧き、トヨタを上回る約5000億円もの経常利益を叩き出す日本一儲けた会社だった。その激動の時代にトップセールスマンとして多額の手数料収入を稼いだ著者は、しかしその後オリンパス巨額粉飾事件の「指南役」とされて東京地検特捜部に逮捕・起訴。根も葉もない容疑を一貫して認めず、過去最長となる2年8ヵ月もの間、東京拘置所に勾留されることになった。カルロス・ゴーン事件で世界から非難の声が上がった悪しき「人質司法」の生贄となったのだ。著者は拘置所に事件関連資料を取り寄せて徹底的に読み解き、検察が作り裁判所が追認したデタラメなシナリオを完全論破、事件の真相を独力で明らかにした。
【目次】
第1章 ノルマとの闘い
第2章 「コミッション亡者」と呼ばれて
第3章 「主幹事」を奪え
第4章 ブラックマンデーと損失補填問題
第5章 大タブチ、小タブチ――「ノムラ」な人々
第6章 やりすぎる男
第7章 さらば、野村證券
第8章 オリンパス会長の要請
第9章 オリンパス事件の真相
第10章 人質司法の生贄
第11章 司法ムラの掟
【著者紹介】
横尾宣政(よこお・のぶまさ)
1954(昭和29)年、兵庫県出身。78年に京都大学経済学部を卒業後、野村證券に入社。金沢支店を皮切りに、第2事業法人部、浜松支店次席、営業業務部運用企画課長、高崎支店長、新宿野村ビル支店長などを歴任。98(平成10)年5月、野村證券を退社・独立し、コンサルティング会社「グローバル・カンパニー・インコーポレーテッド」(GCI)を設立して、社長に就任。ベンチャー企業の発掘、指導、投資などに携わる。
2011(平成23)年に発覚したオリンパス粉飾決算事件で粉飾の「指南役」とされ、翌12年2月には証券取引法・金融商品取引法違反の共犯容疑で逮捕・起訴。詐欺、組織犯罪処罰法違反の容疑も加えられるが、当初から一貫して否認を続け、2年8ヵ月にわたって東京拘置所などに勾留された。保釈後も無罪を主張して争ったものの、19(平成31)年1月に上告を棄却され、実刑判決が確定して収監される。
感想・レビュー・書評
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物凄いお金が情や返報性の原理で動く
人間はホモエコノミクスではない。
ファニーメイ、ゼロクーポン債
占有離脱仏横領
連チャンぱぱ
途中リタイア -
2020/05/01野村証券第二事業法人部
78年京都大学経済学部から野村証券に入社第二事業法人部、営業業務部運用企画課長この辺森山くんか小川くんと重なるとコミッションの亡者は守山くんか?
収益のために知恵を搾り尽くす
一方でコンプライアンスは蔑ろされがち
オリンパス事件への関与
日本司法の可笑しさも絡んで迷走した
最後には日産ゴーン事件が重なる