ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

  • 講談社 (2020年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784065169025

作品紹介・あらすじ

心にしみる、九つの物語。
スナフキンによって名前をもらった、一匹のはい虫や、冷たい言葉を言われすぎて姿が見えなくなってしまったニンニの物語など、珠玉のショートストーリー集。

1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。
この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。
初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。
1現代的な表現、言い回しに整え、読みやすく
2クリアなさし絵に全点さしかえ
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズです!

みんなの感想まとめ

心温まる短編集で、ムーミン谷の仲間たちがそれぞれの生き方を探求する姿が描かれています。多様なキャラクターたちが直面する葛藤や自由な生き方は、読者に「自分らしさ」や「人との関係の大切さ」を考えさせてくれ...

感想・レビュー・書評

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  • ムーミンシリーズ、読むたびに「この巻が一番好きかもしれない」と思うなぁ。
    この短編集も大好き。ムーミン谷に住むさまざまな小さいいきものたちが懸命に、かつ自由にその日を生きるということ。その愛おしさが詰まった本だった。

    「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」のフィリフヨンカが一番好きかもしれない。意外と手放してしまうと自由になるもののほうが世の中には多い。
    そして、全体を通して「ひとりでいること」と「誰かといること」の双方の大切さを話してくれる本だなと思った。
    ひとりの時間も、誰かに考えを分かち合う時間もどちらも大切。私も海や森に出かけてひとりの時間を持って、そのあとそれを誰かに話したり記録に残したりしたい。

    高橋先生の解説の一部がとても好きだったので引用する。

    "ここには、みんなが好きなように生きているうちに、だれかが救済されてしまう世界があります。この世界は、人々が対等で、生きものとしての尊厳が守られ、自由で、御性的で、自立していく社会をめざしていることがわかります。"

    ムーミン谷。ひとつの憧れの世界であり、実現できそうな、温かみのある空間なのだな。

  • ムーミン谷の仲間たちそれぞれにスポットを当てた短編集。スナフキンとはい虫のお話が好き。ムーミン谷のキャラクター達はみんなどこか満たされなくてもがいてる。でも、自分の心には素直に生きている。そんな姿が愛らしい。「自分らしく生きること」を考えさせられる優しいお話。子どもの時よりも大人になった今の方がこのお話が響いてるのは、きっとそういうことなんだろうと思う。

  • 短編集。キャラがわかっているので、我が道を行っているなぁとしみじみしながら読む。

    偽善とか協調性とか、日本で手垢にまみれている常識がない。
    自分の思った通りの言動をする。
    それが温かくなくてもいい。
    親切にしたいと思えばする。

    それがみんなの当たり前であったなら、不意に見せる優しさには裏表がないと、心から感じることができ、心地良さに身を任せ真っ直ぐに感動できる。

    これが正しい人間関係なのだろうか?

    正しいも間違いもないよね。
    自分に正直に、自分が満たされていることで、他人を思いやることができるのは本当。
    何となく調和した雰囲気にリラックスして、パフォーマンスが上がることだってあるだろう。これも本当。

    人任せにしないで、自分の頭で考えること。
    人と違っても、自分にとって価値があると思うものは守ること。
    たぶん大切なのは、この2つくらいなんじゃないかなと思った。

  • おなじみの仲間たちを描いた短編集。
    ついつい顔が本に近づき、最後の一文を飲みこんだ瞬間、暖かいため息が漏れる。そんな珠玉の物語に、人生でいくつ出会えるだろうか。いくつになっても再びこの本に帰ってきたい。大好きな一冊

  • 短編集、、、ニンニ、、、スナフキン、、、

  • 穏やかな短編集。
    スナフキンとはい虫のお話、ヘムルの遊園地のお話、ニンニのお話が特に気に入った。3編とも登場人物の人生がパッと明るくなる瞬間を楽しく優しく描いている。

  • 絵が繊細じゃなくなってる。悲しい。話も区切り方がなんかたんたんとしてて淋しく感じてしまう。ニンニかわいい。

  • ニンニにかけるミイの言葉がしびれる!
    ニョロニョロとパパのやり取りはおかしかった。

  • ムーミン谷の仲間たちが登場する短編集。
    フィリフヨンカさんのお話は、1番印象的だった。

  • ニンニの話が好きだった。姿が見えなくなったニンニを治してあげようとするというよりはそのまま受け入れるムーミン一家。確かに、下手に手を焼かれるよりもそのまま受け入れてもらえる方が、自分自身の力で治していける。ムーミンのお話はいつもそんなふうに一人一人の力を信じて、尊重していて、変に干渉しすぎない。心地よい自立と、個性を感じられる。

  • ヤンソンさんの話には、個性的な仲間たちが登場する。まわりの人たちは、そんな仲間たちを受け止めているのが、素敵だ。
    ホムサ、フィリフヨンカ、ニンニ、ヘムレンさんなどなど。

  • トーベは、詩人、画家、小説家、思想家、、凄い人だったのがわかりました。

  • 短編集です
    だからなのか、挿絵が鉛筆書きみたいにザカザカで…すごく…怖いです…

  • ムーミンの周りの人たちのお話。イラストがかなり粗くてスランプなのか?って思った。お話のほうはたのしかったけれど。
    『この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ』が好き。あと、クリスマスの話で、ムーミンパパが毅然として他人の家からもみの木を伐採してきたエピソードは笑った。

  • 9つの短編集

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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