ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月 (ムーミン全集 新版 8)

  • 講談社
3.53
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本棚登録 : 105
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065169049

作品紹介・あらすじ

ムーミン一家に会いたくて。
ミムラねえさん、フィリフヨンカ、スナフキンら個性豊かな六人が、ムーミンやしきを訪れます。しかし会いたかったムーミン一家は家におらず、六人は勝手に、奇妙な共同生活をはじめます。

1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。
この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。
初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。
1現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました
2さしえがクリアな美しい線で再現されます
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!

感想・レビュー・書評

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  • 意外にもはじめて読んだムーミン本。
    11月だからということで本作から読んでみましたが、肝心のムーミン一家はでてこない。
    ムーミン一家にどうしても会いたくなって集まって来た変わりものたちが、ムーミンの一家の帰宅を待つ短い時を一緒に過ごすが……というお話です。
    スナフキンって、秋の気配を感じると旅にでたくなるんだね。でも今回ばかりは雨の曲の5小節がどうしても思い出せず、ムーミン谷に引き返してくる。
    ほかにはミムラ、ホムサ、ヘムレン、スクルッタおじさん、フィリフヨンカ。
    悩ましい性格を抱えた個性的なメンバーが、やがて協力しあって、ムーミン一家に感謝しながら帰りを待つパーティー「わが家の夕べ」をひらく。
    おのおのが用意してきた余興がまたおもしろいのなんのって。読んでいてすっかり彼らの一員になったような気持ちで、その風変わりなパーティーを楽しんだ。
    おかげで私までムーミンが恋しくなったので、つぎは彼らがでてくる話を読もう。哲学的でユーモラスで、すっかりムーミン世界の虜になりました。

  • ムーミン一家不在のムーミン谷。
    冬に入る前の雰囲気がみちている。
    相変わらずムーミンのかわいらしい印象とは裏腹に物語を深く理解するのは結構難しい。
    ともあれ、この本を11月に読めたのはよかった:)

    2022.11.26

  • 大人になって読むとなんとも味わい深い物語であった。

  • ムーミンシリーズ初めて読んだら、いきなり最終話を手に取ってしまったらしい。そのせいなのか、さっぱりわからない。入りこめなかったです。

  • 【オンライン読書会開催!】
    読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です

    ■2022年11月5日(土)20:30 〜 22:15
    https://nekomachi-club.com/events/845212237b52

  • 灯台に出かけたムーミン一家の家に、色んな人たちがやってくる話
    癖が強くて、自分の悩みに精一杯で、無茶苦茶な言い分がそれぞれ炸裂し通しだけど、最後には何もかも氷解していく
    ムーミン一家が不在中でむしろ良かったのでは、というくらいまったりと解決していく

    スナフキンとミムラねえさんがいて、ムーミンパパがいない
    心は平穏で読めた

  • 眠たくなる

  • ムーミン谷にムーミン一家がいなくなると…こんなにも…みんながみんな不安定……

  • 「このスナフキンと対面している美少年は誰ぞ?!」と完全にジャケ買いでございました。「したくてたまらないことをすればいい」っていう一見簡単そうなことが意外と難しいんだよなぁ、と感じるお話

  • ムーミン一家が灯台のある島にいっている間のムーミン屋敷のお話。最後、一家は戻ってくるわけだけど、これからどうするんだろう、春になったらまた灯台に行くのかな?とちょっと考えてしまった。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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