ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水 (ムーミン全集 新版 9)
- 講談社 (2020年10月14日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065169056
作品紹介・あらすじ
一度出版された後、長い間絶版となっていた1冊。
1945年に刊行した、ムーミンの物語の第一作です。
どこかへ行ってしまったパパと、冬ごもりのための家をさがして、ムーミンママとムーミントロールが旅をします。
1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。
この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。
初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として刊行した全集の最終巻。
1現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました
2さしえがクリアな美しい線で再現されます
3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に
4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン
5四六判ソフトカバーでコンパクトに
こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!
感想・レビュー・書評
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ムーミン物語の第1作とのこと。なんでも出てくるママのバッグ、心強いなあ。パパははじめから放浪癖があったんだな。そして巻末の解説。本作が書かれた時代背景を読むと、今とあまりにも通じるところが多くてびっくりする。と同時に、ムーミンシリーズにただよう、楽しいながらもどこかうっすらと影のある感じも納得がいくのだった。
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ムーミンシリーズ、一番最初のお話。
ムーミンママの感情が、後の作品よりも強く出ているのが私は好き。
短い作品だけれど、真っ暗な森や襲い来る洪水の中を懸命に駆ける小さなムーミンたちの姿に胸がギュッとなり、強い印象を残す。
作者自身の前書きも良かった。 -
ストーリーは子供の頃他の本で読んだり想像したりした内容が詰め込まれていてどことなく懐かしく感じるのに、ムーミンだけは全く懐かしさを感じないというか今までに見たことない姿をしてる本。
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ムーミンを一度も読んだことがなかったので、作品を書かれた順に読んでみようと思い立った。
全体を通して不安・薄暗い感じのストーリーなのは、書かれた当時が第二次世界大戦の真っ只中であったということから納得できた。
また、パパに放浪癖がある事を知らなかったし、ママも強気な所があるので、創造の生物でも意外と人間に近い感性なんだなと思った。
全ページ通して挿絵がふんだんに使われているので想像もしやすく、新装版とあって装丁が美しかった。
チューリッパが可愛らしいなぁと好みだった。
他の作品はもっとほのぼのしているのか、気になるところ。
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ヤンソンが、最初に書いたムーミン物語。シリーズの他の作品とは、絵柄や設定が異なるので、出版が遅れたそうな。
パパは最初行方不明で話が始まり、最後になって一家が揃って、ムーミン谷に行き着く。暗くて面白みはない。 -
ムーミンパークで購入。ムーミンパパひどいなと思いながらもママの逞しさにひたすら驚く。生きる強さがママには宿ってる。
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著者プロフィール
トーベ・ヤンソンの作品





