- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065169568
作品紹介・あらすじ
奥田一平(42歳)が店長を務めるレンタルビデオ店バイトをする女子大生・藤田奈緒(18歳)。藤田は映画のおもしろさを教えてくれた奥田に惹かれ告白するも、ふられてしまう。だが、ふたりは映画を一緒に観る「友達」としてやり直すことになり、再び距離を縮めていく。そして気づいた、本当の気持ち――。映画でつながる年の差恋愛ストーリー、別れと旅立ちの最終巻。
感想・レビュー・書評
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完結。表紙のふたり、特に奈緒の表情がすごくステキ。
もう大筋は固まってるんだけれど、「ゴール」へと
たどり着くためのもう一歩…という印象の巻でした。
「店」も「奈緒」も、自分の生活にとって大きな存在。
そしてそれは、ずっとあるものとは限らない。
その現実を突きつけられた店長の、作品中最大の迷いに
年齢的に近いこともあり、大きく心揺らされました。
ドラマも大詰めとなってきたこのタイミングで
ピンク映画のエピソードを挟んでくるあたりに、
店長の、奈緒に対する意識の変化が潜んでいるようで
面白かったです。滝くんに訪れた結末も…(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画見たくなった
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このジャンルでは避けてもアリな問題を、ちゃんと逃げずにやり切ってくれてありがとうございました! 身近なレンタルショップを去年閉店してしまって、この「唐突な終わり」がいつ来るのか、それを構えてはいましたが、やっぱり来ちゃうんですよね。題材とともに、表現での最大の抵抗と存在価値の再提示、しっかり届きました。時代は変わってしまうし、受け入れるしかないことも増えていくけれど、その感覚を忘れないためにも、この作品は大切にしようと思います。
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