ミッドナイツ 《狂騒の八〇年代》作品集成

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 24
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065170236

作品紹介・あらすじ

山口雅也作家生活35周年記念。デラックス・エディションによる大著降臨!
一九八九年に『生ける屍の死』で鮮烈な長編デビューを飾ったミステリ作家・山口雅也。だが一九八四年からすでに多種多彩な媒体で作品を発表していた。その内訳はミステリ、SF、冒険小説、音楽小説、青春小説、ホラー、実話推理、ファンタジー、実験小説、ジャズエッセイ、戯曲など幅広い。画家やアーティスト、写真家、ミュージシャン、果てはテーマパークとコラボした若き山口雅也の迸る才気は圧巻! 文化の爛熟期だった一九八〇年代の豊麗な果実42編を単行本に初収録。当時を詳細に振り返る書き下ろし自作解説が付いたファン必携の一冊、ここに誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 2019/12/25読了

  • 山口雅也さんが80年代に発表した作品集で、全て単行本未収録作。
    出世作になった『生ける屍の死』より以前に書かれた作品で、様々な媒体に発表されている。ミージシャンや画家等、異業種の方々とのコラボ作品ばかりなので驚いたし、小説のジャンルの幅広さにも唸った。コラボ故に一般読者に向けての作品(アンチミステリ)が多く、その点だけは少し残念だったが、若い頃から凄い才能の持ち主だった事が分かる一冊になっていた。現在、作家だけで無くアンソロジストとしても活躍している山口さんだけど、その原点がここに詰まっていると思う。

  • 未収録作品集。
    こういうものが2019年になって発掘されて、1冊に纏まるというのは凄いことだなぁと思う。収録作もユニークで、当時の発表媒体の多様さが窺える。
    自分の好みを言うならカクテルをモチーフにした連作短編だが、戯曲も非常に興味深かった。何処かでまた上演されないかな?

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