- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065170533
作品紹介・あらすじ
日本を代表する電機メーカー・テコットの会長となった島耕作は、電機業界のみならず、素粒子物理学の世界にも目を向ける。この分野で数多くのノーベル賞受賞者を輩出してきた日本には、最先端の巨大加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の建設を誘致する動きがあった。島が聞くところによると、その実験装置によって、宇宙担当の謎、新しい粒子の存在、なぜ生命体や物質が存在するのかがわかるという。誘致先は岩手県。誘致が決定すれば、その地に国際的な研究者とその家族、関係する業者が集う一つの街ができる。問題は予算、コンセンサス、他分野の学者たちの理解を得られるか。うまくいかなければ、中国に建設地が流れるかもしれない――日本の未来のため、島が動き出す。シリーズ36周年を迎え、今も愛される国民的サラリーマン・サーガの最新刊は「理系」です!
感想・レビュー・書評
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経団連が トヨタ伊良子操会長 経済同友会が 島耕作会長。
経団連の加盟企業は、1500社ほど。大企業が名を連ねる。
経済同友会は、個人参加で、1500名ほどという。
山形に 素粒子の研究に使う巨大加速器 国際リニアコライダー=ILCの建設をめぐって、
日本での政府および文部省の対応について、物語となる。
山形出身の三舞国会議員の頭ごなしの恫喝的指示は反感を買うだけ。
当選6回、閣僚経験なし、自分が、偉いと思い込んでいる。
なんとなく、よくわかるな。田舎代議士。
加治副大臣の方が、明らかにスマートで、弁舌さわやか。
そういう中で、三舞国会議員は、自分がバカにされたと思う。
便所に入って、クソーという。
経済同友会としては、中国に持っていかれるのが困るので、
島耕作は、支援しようと努力するが屁の河童だった。
まぁ。前向きに検討すると言う言質で納得する。
ビックバン、ヒッグス粒子(物質に質量をもたらす粒子)
ヒッグス粒子の性質を解明することで、新しい物理学が切り開かれる。
日本は、素粒子物理学では、湯川秀樹、朝永振一郎、小柴昌俊、益川敏英、小林誠と
五人もノーベル賞を取っている。ふーん。
ここで、学術会議を妨害者で登場させる。なるほどねぇ。意図的。
盛んに分配と費用対価を強調する。
結局 日本政府はOKしなかった。じゃんじゃん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おお、島耕作シリーズにILCが登場! 今までも技術的な話はあったと思うが、こうした素粒子物理のような基礎科学は初めてではなかろうか。三舞代議士の振る舞いが、なかなか強烈な政治家への皮肉になっているような...。
課長時代に京都へ出張していた頃の短編も収録されている。 -
難しい。(笑)
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ILCの話は初めて聞いた
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中国には...
著者プロフィール
弘兼憲史の作品





