新装版 暁天の星 鬼籍通覧 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 733
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065170816

作品紹介・あらすじ

大阪は高槻市にあるO医科大学法医学教室。サイケなシャツ姿で現れたイケメン新人、伊月崇は目下、先輩のミチル先生にしごかれ中。ある日、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。そして車に轢かれた女性も。驚くことに、これらの遺体には世にも奇妙な共通点があった。 それらは全く不可解な事故としか思えなかった。目撃していた人々も皆、口を揃えてそう言った。―ある時は混雑した駅のホームで、ある時は黄昏の色に染まった坂道で、突如、彼女たちは死に向かって身を投げた。だが、それらの遺体には、世にも奇怪な共通点があったのだ…。若き法医学者、伊月崇と伏野ミチルの名コンビが事件の真相に迫る!女性法医学者が鋭利な筆致で描く意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 法医学なのでミステリーかと思いきや、ホラー要素もあったり。
    どんな気持ちで読んだらいいのか、すこし混乱してしまった。

    作者さんが法医学教室で働いていたみたいで、職場の様子がリアル。

    今後どんな風に進んでいくのかわからないけど、次作も読んでみようかな。

  • ガッツリねたばれ

    法医学ミステリーかと思っていたら、まさかのホラー!!

    ホラーも好きだからいいんですけど、あくまでも法医学という科学的なものに基づいたミステリーだと思って読んでいたので、ビックリしたという……。
    まさかダムに沈んだ少女が髪の毛むしっていたとは……。

    誘拐された4人の女の子達は、しかし不憫すぎる。
    1人を犠牲にするという選択、そりゃあ追い込まれたらするよなぁって。
    犯人以外、誰も悪くないのに、PTSDになって最期は呪い殺されるとか、かわいそう過ぎる。

    純粋な法医学ミステリーじゃなかったのは残念だけど、ストーリーとしては、そこそこ面白かったので続刊も読んでみようかな。

  • 怖すぎる!
    ゾッとした。推理小説なのかと思って読み進めたらホラーでした。ほんとこわい〜

  • ミステリかと思ったらホラーだった。。。

    2020.8.17
    80

  • 内容は面白い。が、ちょっと描写が具体的過ぎるので、続刊を手に取るかどうか悩み中。もう一つちょっと残念だったのは最後が非科学的だったところ。

  • 椹野先生ってBLじゃないのも書いてるのね…
    と思って読んだら…オモシロイ!
    難しい専門用語なんかはあるけれど、難しい漢字なんかもあるけれど…
    グロテクスに感じないのはそのせいか?

    幼馴染のやりとりはBLファンへのサービスかしら

  • 今回も娘に選んでもらい、読みました。
    タイトルから難しい内容かと想像してましたが、意外とそんなことはなく、読みやすく面白い。
    ドラマ科捜研の女みたいな感じです。
    しかも作者は法医学の医師!
    ミチルと伊月コンビがどんどんしっくりかて、それもまた見どころ。

  • 軽快な感じで読み安かったです。
    ホラーだったけど。

  • 久しぶりに再読。
    初めて読んだ時の衝撃が凄くて、時々読み返してる。
    医療ミステリーものかと思いきや、途中から少しずつ不穏になっていく展開やキャラクター同士の掛け合い、癒しのご飯タイム。全部が面白い。
    改めて読み返すと怖いだけじゃなくて辛い気持ちもめちゃ出てくる…ミチルさんみたいな上司憧れる。

  • 法医学ものなのかなーと思って購入して読んでたんだけど、終わり方が想像と違ってて驚いた。
    きっちり理詰めな感じで進む前半とのギャップに読後すぐ「え?え???」ってなってしまったけど……後日談もないしあの終わり方、ってことなんだよね???
    でも大量の遺体やら事件やらに遭遇していたらそういう話もないとは言えないのかも???
    私は平気だったけど、ホラーやオカルトが苦手な人はちょっと注意した方がいいかも。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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