- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065170861
作品紹介・あらすじ
ある医療事故をきっかけに都心の大病院を飛び出した女医・菜々子は、兄が経営する東京近郊の個人病院で働き始める。それから間もなく、中学時代の同級生に誘われ地元の市民会館で、ステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことになってしまう。最初に担当したのは高齢の噺家。転倒による大腿骨骨折を疑われたが、予定のステージにどうしても立たなければならないという。だが検査の結果、ほかの病気が見つかる。菜々子は彼をステージに立たせてあげられるのか!
感想・レビュー・書評
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小説現代2017年6月号:赤黒あげて、白とらない、10月号:屋根まで飛んで、2018年4月号:転ばぬ先の、その先に、9月号:春歌う、10月号:届けたい音がある、を一部改題、加筆修正し、書き下ろし:風呂出で詩へ寝る、を加えて2019年9月講談社から刊行。都心の大病院から地元の市民会館のステージドクターへ転身した菜々子先生の奮闘ストーリー。興味深く面白いお話でした。
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大きな病院を辞めて実家の病院で内科医として勤務する菜々子。演芸やピアノの演奏、スピーチ、コンサート、太鼓などステージに上がらないといけない者に持病がある場合、そのサポートをすることになったという話。
白血病や糖尿病などの病気にどう対処すべきかというテクニカルなことがとても興味深かった。 -
身近にこんな先生がいてくれたら、諦めず自分な好きなことにチャレンジし続けられるかもしれない。
心強いってすごい安心感。 -
★おすすめコメント★
読んでいくうちに分かる、“ステージ・ドクター“の意味。菜々子と患者さんたちを描く6つの物語。
高度な医療だけが最善の治療なのか。患者・医療者・家族…色々な立場から読み直したくなるような一冊です。
武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000167496 -
09月-04。3.5点
系列大病院から、実家の個人病院へ移った女医の主人公、近隣の市民ホールのステージに上がる人達の、介添えを行うことに。連作短編。
読みやすかった。一人の女医の、成長物語の側面もあり。 -
この様な形で医療に従事しているお医者さんがいることを初めて知りました。
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12月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?amode=2&kywd=4311487302 -
うまい!魅力的な構成と登場人物。一気読みでした。
著者プロフィール
南杏子の作品






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