- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065170946
作品紹介・あらすじ
「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。
●本読み書店員さん、大絶叫!●
ブッラボ~!!!!!!!
ありとあらゆるすべてが伏線という目を見張るほどの緻密にして精緻な構成に驚嘆!本格ミステリの醍醐味である「覆される快感」を究めた、相沢ミステリの最高傑作、存分に堪能しました!!!(ときわ書房本店 宇田川拓也)
うぉぉおおおおおおおおお!!!!なんだこれは!
完全に油断していた!!やられた……。「勝負作」に、偽りなしだ!(啓文社ゆめタウン呉店 三島政幸)
うそやんっ!? ほんまに??? ほんまやー!!!!!!(紀伊國屋書店梅田本店 小泉真規子)/やられた!!(宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみ)/読んだら叫びたくなるーーーー!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(うさぎや矢板店 山田恵理子)/マジかーーーー!! ちょ!ま! やられた、かんっぜんにやられました!(よむよむ坂戸入西店 阿部千鶴子)/本格ミステリの神が降臨した!(ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理)/私がミステリに求める『最高のカタルシス』(未来屋書店有松店 富田晴子)/すべて、伏線だったのですね(精文館書店豊明店 近藤綾子)/まさかそう来るとは(SuperKaBoS鯖江店 峯森和代)/もうびっくりを通り過ぎて度肝を抜かれました(ブックランドフレンズ 西村友紀)/痛快って感情は極まると涙出るんだ痛快って感情は極まると涙出るんだな。やーーーらーーーれーーーたぁぁぁぁ!!(明林堂書店南佐賀店 本間悠)/心のガラスが割れる音がした!(紀伊國屋書店新宿本店 池上晃子)/ひぇ~~、まさかのまさかでした!!!(コメリ書房鈴鹿店 森田洋子)/ミステリ好き必読の一冊(文教堂北野店 若木ひとえ)/多重に仕掛けられた巧緻の極み、語り継がねばならない大傑作!(BOOKPORT成川真)/このトリックは本物です!!(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子)/とんでもない怪物作品だ、これは(TSUTAYA中万々店 山中由貴)/予想しようがない展開に「あ゛ーーー」ってなりました。なんだこれ、凄い(ブックセンタージャスト大田店 島田優紀)/ピギャァァァ!!(三省堂書店神保町本店 竹村真志)
感想・レビュー・書評
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相沢沙呼さんの作品を初めて読了した。表紙に描かれている容姿や雰囲気から、私が想像した主人公の姿を思い浮かべながら読み進めた。結果的には、それもこの作品の展開に驚かされる要因となった。ラストに向かって、今まで味わったことがない展開に胸がざわつき続けた。
主人公は城塚翡翠、翠の双眸をもつ美しい霊媒。そして、翡翠とともに事件を解決していく作家の香月史郎。この2人を中心に物語が展開していく。この物語で重要な登場人物の一人である警部、鐘場正和は、香月を頼りにしていた。また、主人公翡翠の個性を際立たせる登場人物、千和崎真は翡翠の身の回りのお世話をしている同居人として翡翠の素性を表すのに彩りを添えていた。
翡翠と香月の2人が関わる事件は3つの連作として描かれている。その作品ごとに、翡翠の霊媒の力と香月の推理力により、警察が被疑者としている人物の問題点を明らかにし、異なる人物を新たな被疑者として見つけていく。そして、難解な事件を解決へと導き、犯人逮捕につなげていく。翡翠が霊媒の力を使う場面では、私のイメージが膨らんでいった。物語の世界に入り込み登場人物と同じ目線になり、共鳴していた。翡翠のもの凄い力を間近で見ている感覚に浸っていた。同時に、事件が解決の方向へと導かれていく爽快感も味わった。
3作品それぞれに胸が痛む内容ではあったが、翡翠と香月、2人の力が合わさり、小気味よく展開されていく。その中で、2人の思いが寄り添っていき、互いに好意を表す展開になる。事件の解決と2人の関係の推移が気になりながら読み進めていた。その背景には、翡翠の独特の雰囲気やつかみどころのない危うさを感じる細かな描写があった。翡翠をより鮮明にイメージしてしまうほどに作品の世界に入っていた。一方で香月には、朴訥としながらもどっしりとしたゆとりから、安定感のある大らかさを感じた。そんな2人が惹かれ合うのは自然な展開であり、微笑ましくも感じていた。それは、相沢さんの人物描写の妙と物語の展開の巧妙さによるものだろう。
また、2人のほのぼのとした掛け合いに笑ったり、微笑んだりした。それゆえに、事件は暗いものであったが、物語全体は明るく心地よさを感じながら読み進めることができた。ただ、1つの作品が終わるたびに挟まるインタールードが残虐な連続殺人事件の様相なのが気がかりで、これがどんな伏線なのかは分からないまま読み進めながら、4番目の作品である最終話の始まりのページへと進んだ。
この最終話が驚嘆の連続で、今までの状況を一変してしまう。これまでの3つの事件は奇怪な事件ではあったが、2人の力によって事件解決に至り、明るい雰囲気であった。しかし、これほどの急展開が待ち受けているとは、今までの展開とのズレが大きい分、衝撃が大きかった。予想外の展開により、ページを捲るスピードが速まっていった。次から次へと気になることが明らかになり、インタールードで起こっていた事件が解決へと導かれていく。その解決に向かう一層のスピード感が心地よい。同時に、そうだったのかと読み終わったあとに放心してしまった。2人の個性が際立っていたからこそ、私はこの作品に入り込み、だからこそこの展開の振れ幅に驚嘆した。それは、心地よい驚嘆ではあったのだけれど。
「invert」という作品が、本作品の続きとしてあるので気になっている。この話の後にどんな展開となるのだろう。私なりの想像が広がっていく。次の相沢沙呼さんの作品がとても楽しみになった。 -
事件への助言でこっそり警察に協力する隠密作家、香月史郎お先生が、美少女霊媒師 城塚翡翠お嬢をワトソンとし、様々な事件を解決する完全アニメーション仕様な話題作。
なんとなく、ジャンルとして今村昌弘氏の「屍人荘の殺人」と酷似しているような、
西の屍人荘、東のmediumといった感覚。
(因みに東西はどちらでも良かったのだがあながち間違いでは無かった。 wiki調)
さてさて、どうやら並行する連続殺人鬼のインタールードが示す通りここが最終舞台な様だ。
ネタバレ回避の為内容に触れることは控えるが、確かに本格ミステリを謳う作品で霊媒師×探偵のプロットは斬新奇抜..かなと期待にやや胸が膨らんだ。
...のだが、なんだろうこの停滞感は。
現実的な生々しい事件とあまりにもファンタジーなキャラクターのアンバランスさに脳内高齢化現象真っ最中の私は目眩を覚えた。
ミステリとしてのオチも見え見えだ。考察そっちのけで作品の魅力を探す為にあたふたと焦ってしまった程だ。
更には、児童文学書 いやライトノベルでも読まされているのかと不安になり休憩中に著者を調べたら「ライトノベル作家」とヒットし細胞分裂並に不安が増幅していく。
(ライトノベルを否定したい訳ではなく、本格ミステリを求めてこの作品を手に取ったという前提です)
それでも読めば話は進んでいく。
想像通りの未来を迎えた頃には全体の八割を読み終えていた。私の萎んだ心は立ち直りそうにない、可哀想に。
ーーーそれが、これで終わるわけが無かったんですよ。そりゃそうですよね、信じてましたよ()
悔しいけれど、純粋に綺麗にもう見事なまでに罠にハマっていた。恐らく開いた口から恒例の(´﹃`)がはみ出ていた。
衝撃度で言えばさほど威力を感じなかったのは事実なのだが、なによりファンタジーに占領された私の根本を覆してくれた事がとても嬉しかった。
探偵物の定番、読者への挑戦状 「推理の推理」の畳み掛けはスピーディながらもとても丁寧。
終始 「うんうん」とヘッドバンキングかましておりました。
いやぁ、面白かったです。
個人的には痛快さは求めていないので偏見に基づいた☆評価ですが、万人手軽にオススメ出来る素敵な作品ですね。
私のように偏ったジャンルを好むものが一番困るこの質問、
Q、なんかおすすめの本ある?
にはこう答えましょう。
A、あー、medium!!!! -
霊媒師・翡翠とミステリー作家・香月が手を組んで警察に協力し、事件を解決していく。
翡翠の超常の能力だけでは証拠にならないので、それを香月先生が推理して見事に解決するのが痛快!
そしてある未解決連続殺人事件も並行し、翡翠も狙われ魔の手が届きそう…。
これが3話続き、ややくどいかなと思いきや…最終章でひっくり返される。
途中退屈になっても絶対に最後まで読むべし。
「この人って?」と思ったら、やっぱりそうだった。
翡翠さんの小悪魔的な魅力をもっと描いてほしかった。そこが最終章の内容とともにあっさりしていたように感じた。私はもっとグサッと重くショックを受けたかった。
翡翠さんの正体を知ったので続編に期待。真ちゃんとのタッグも見せてほしい。
(その他)
翡翠さんの正体から、泡坂妻夫さんの“ヨギガンジー”がなんとなく思い出された^^;
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こんにちは。
ヨギガンジーいま借りたところです♪
何故借りたかというと‥‥
いかん、ネタバレ厳禁だった!こんにちは。
ヨギガンジーいま借りたところです♪
何故借りたかというと‥‥
いかん、ネタバレ厳禁だった!2023/06/20 -
くまさん、こんにちは!
おおっ!ヨギガンジーを読まれるのですね!
akikobbさんのところで妄想キャストを展開しているので、良かったら覗い...くまさん、こんにちは!
おおっ!ヨギガンジーを読まれるのですね!
akikobbさんのところで妄想キャストを展開しているので、良かったら覗いてみてください笑
くまさんのレビューも楽しみにしております。2023/06/20
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人気の本ですね。図書館でやっと借りられました。
香月史郎という推理作家が霊能力者の城塚翡翠という美貌のお嬢様とともに事件の謎を解いていきます。
第一話 泣き女の殺人
香月の大学の後輩の倉持結花が自宅で殺されます。
第二話 水鏡荘の殺人
香月と翡翠が作家の黒越篤の家にバーベキューに招かれた晩に黒越が殺されます。
第三話 女子高生連続絞殺事件
同じ高校の女子高生が連続して三人絞殺されます。
以上の話は翡翠が降霊をして解決していきます。
最終話 VSエリミネーター
巷を騒がせる若い女性ばかり狙う連続殺人鬼に翡翠が狙われます。
第三話まではどちらかというとなんだか地味な展開で翡翠のお嬢様キャラが奥ゆかしいけどどうしてこの作品が数々の賞を総なめにするほどの人気があるのか理解できませんでした。
でも、最終話でこれは全くやられた~っ!と思いました。こういう話だったのですね。
翡翠の活躍ぶり、はじけぶりが並ではなく、凄いとしかいいようがないです。翡翠の本音が爆発しています。
第三話まで読んで面白くないと思っても最終話まで絶対読んでみてください。
「ひと粒で二度おいしい」そんなキャッチフレーズがありましたよね!
続編もあるみたいで楽しみですね!-
shukawabestさん♪
コメントありがとうございます。
これは私も、全然わからなかったです。
全く同じ感想とは、嬉しいです。
第2段...shukawabestさん♪
コメントありがとうございます。
これは私も、全然わからなかったです。
全く同じ感想とは、嬉しいです。
第2段も、面白かったです。
今月中旬に、第3段が出るみたいで、楽しみです♪2022/09/06 -
2022/09/06
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ありがとうございます。
昨晩の衝撃と感動が大きく、期待し過ぎないよう自制しつつ、続編も手にとってみようとと思います。ありがとうございます。
昨晩の衝撃と感動が大きく、期待し過ぎないよう自制しつつ、続編も手にとってみようとと思います。2022/09/06
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思い返すと答えは最初からそこにあったんです
これってあれですよね
ミステリ経験値の高い人だったらもう最初から犯人わかりますよね
まぁこの人だろうなって
推理じゃなくて経験則からw
そして犯人を捕まえるところで最後の捻りがあるんだろうなってとこまではいけますよね、経験則で
(経験則ほんと邪魔)
で、ちゃんと経験則を超えてくる見事なオチ(超えられてるんかーい)
素晴らしい!素晴らしいアイディア!
文句なしの★5!
でもなー
なんかモヤモヤするんですよね
このすんばらしいアイディアの見せ方として本当にこれがベストだったんかな?って
もっとこう腰を据えてじっくりとやれなかったんかな?って
早く見せたい!早く答え合わせしたい!
早く凄いって思われたい!
失礼ながらそんな筆運びに思えたんですよね
もっともっと動機のところや翡翠自身を深堀りしてそれこそ真相はシリーズ5作目くらいで明かされる!みたいなんだったらミステリー史に残る大傑作になってたような気がするんですよねー
そして、これどう考えても2作目以後が1作目を超えられるはずもなく読む気がおこらないです
シリーズが進む中で1作目を超える大傑作が登場したら誰か教えて下さいw
なんか★3みたいなレビューになってしまったw
★5ですよ!お勧めですよ!
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霊媒の城塚翡翠は絶世の美女。霊媒として得た情報には、証拠能力がない。それを補うのが推理作家の香月史郎であり、二人で殺人事件を解決していく。その頃、シリアルキラーによる連続殺人事件が起こっていた。満を持して二人は、この連続事件を解決しようとする。ここから先はネタバレになるので言えないが、どんでん返しの、そして裏の裏が待っている。ちょっとイヤミスぽくもあるかな。いや、ちょっと悲しい?この作家の「午前零時のサンドリヨン」は途中でつまらなくなって、読むのをやめてしまったのだが、うーん、ちょっと認識を変えないといけないかな。
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はい、面白かったです。まんまと。
みなさんのレビューで、全員が全員面白いと書いてあって、そんなに!?と思いながら楽しみに読みました。
途中でちょっと、これは読むの進まないなぁ…と眠くなって挫折しそうになり…。
小説家で探偵お手伝の主人公(男)と容姿端麗、天然美少女霊媒師がタッグを組んで難事件を霊能力と理論を駆使して解決していく、的な流れで。
凄惨な事件の内容より、登場人物がそれはもう、きめ細やかに滑稽で…こんな女いるかよ…というため息でメガネが曇りました。
展開も途中で「えっ?まさかこの展開で、これがどんでん返し??」と読めてしまったりして。
そして。
いやいや、待って。えっ?そうなの?えっ?ってなっているうちにどんどん話が進み、ミステリのカテゴリーもよくわかってない私なんかの予想は、遥か彼方にぶっ飛ばされました。
そうですか!そうきましたか!もう、色んな意味で!
すっごいですね、メディウム!!これは面白いです!
ありがとうございました!そしてごめんなさいでした!!
とにかく、最後まで読んでください。
ほんと、色んな人にオススメします。
最後に残った『違和感』は…。-
にゃんちびさん、こんにちは^ ^
興奮感じる熱量レビューに、同意を示す首の上下運動、別名ヘッドバンキングが止まりません。
もう謝ったところ...にゃんちびさん、こんにちは^ ^
興奮感じる熱量レビューに、同意を示す首の上下運動、別名ヘッドバンキングが止まりません。
もう謝ったところら辺で盛大に吹き出しました、大好きです。笑
いつも楽しいレビューありがとうございます...♪*゚2021/09/27 -
NORAxxさん
コメントありがとうございます⭐︎
ちょっと、作者の方、アレなタイプなのかな…って気持ちの後退りが止まらなかったのですが...NORAxxさん
コメントありがとうございます⭐︎
ちょっと、作者の方、アレなタイプなのかな…って気持ちの後退りが止まらなかったのですが、ほんと、頭を擦り付けて土下座ですよ!
あー面白かった!笑
私こそ、いつも躍動感たっぷりのレビュー楽しみにしています!
NORAxxさんが紹介する本は、めっちゃ読みたくなるんですよねー。
これからも楽しみにしています♡2021/09/27
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今頃になって図書館で見つけ読む。ネタバレ避けてたつもりでも薄々気づいてしまった。昔の探偵小説みたいな妙な感覚はラストへの伏線なのね。それでも名作ミステリーへの愛も感じられたし、何より翡翠さんがかっこよかった。続編も読もう。
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うわーぁ、すごい!
何だかとんでもなかったわー!!(語彙不足)
ミステリー作家の香月史郎は、後輩から頼まれて、霊媒師への相談に同行したことがきっかけで、霊媒師城崎翡翠と知り合う。
彼女は死者の亡くなった場所で、死者の言葉を伝えることができるが、その言葉に証拠能力はない。
香月が翡翠の霊視により得られた情報で論理を組み立て、事件を解決していく。共に事件を解決する中で、距離を縮めていく二人。
そんな中、若い女性をターゲットにする連続殺人が起きる。全く証拠を残さない犯人は「亡霊」と呼ばれ、捜査は難航。香月は被害者の遺族から犯人を見つけてほしいと依頼される。しかし、犯人の魔の手は翡翠に迫っていた。
"「予感がするのです。この呪われた血のせいかもしれません。妨げようのない死が、すぐそこまでその身に近づいているのを感じるのです」ーー"
表紙の絵は、綾辻行人のAnotherシリーズや今村昌弘の屍人荘の殺人、最近読んだものだと沢村凛さんのソナンと空人シリーズなど、印象的で目力のあるイラストで定評のある遠田志帆さん。
この本の表紙を見た時、最近読んで嵌った『図書館の魔女』のマツリカみたいだなと思った。
カールした黒髪の美しい娘、尊大な態度、不敵な笑み。ほんの小さな手がかりから事件の全貌を捉える、何もかも見透かしたような瞳。
ひれ伏したくなるような威厳がある。
でも、読み出してみると、城崎翡翠は、霊媒師としてはミステリアスな雰囲気なのに、普段は自分の美貌を自覚しない、世間知らずの天然ドジっ子なお嬢様で、表紙の翡翠とはイメージが違っていて。
このミス一位!とか大々的な触れ込みのわりに、翡翠もストーリーも、ぼんやりした地味な印象だなぁと読み進めたのだけど、ラスト100頁の怒涛の展開には度肝を抜かれました。
びっくりしたなぁ!!(語彙不足再び)
これ以上はネタバレになるから書けないけど、何これつまんね〜って途中でやめるのだけはもったいない!ということは声を大にして伝えたい!
読み終わってから表紙を見たら、ひれ伏したくなりました、翡翠様に(笑)
最後にびっくりしたのは、作者の相沢沙呼さんは男性だったこと!
名前から女性かと思ってたよね。
確かに、翡翠の艶かしい描写や、翡翠を見る目線には男性的なものを感じたけど。
いやー、ほんと、びっくり。最初から読まなきゃ。 -
ゆるく浅い3編からの最終結末を迎える第4章。
まくし立てるように伏線回収をして
読者の頭の中を混乱させ
それっぽく怒涛の展開を作ったような感じが否めない。。。
ミステリ好きがミステリ小説描いてみた!の様な作品にみえます。(作者さんごめんなさい)
霊媒師という設定と短編で構成しているので仕方ないのかも?
伏線と謳っているけれど
部分部分で浅く荒々しい箇所が垣間見えていたので
ツッコミどころがそれなりにありますね。
もう少し丁寧に仕上げられたのでは。。。
記憶保持のためにその日のうちに1冊読み終えますが
あんな一気に伏線回収されても
最初の方のそんな細かい話覚えてないのよ(読み返す気力無)
そんな読者の心理も若干利用しているような。。。
ひねくれすぎ???
難しい漢字を使うのもぽい雰囲気を出したいのかな。
エピローグが1番現実的で可愛らしくて好きでした。
ゆっくりじわじわどんでん返しの方が好きなので
スピード感が私には合わなかったなぁと。
私の好みではなかったため評価は低め。涙
著者プロフィール
相沢沙呼の作品






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invertは翡翠に追い込まれる犯人視点の倒叙ミステリですので、違った楽しみ方があると思います♪
感想をお待ちしてます^_^
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どういう展開なのか、わくわくします。
ぜひ読みたいですね♪
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