- Amazon.co.jp ・マンガ (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065171042
作品紹介・あらすじ
漫画家バレを防ぐため、仕事場引っ越し計画中の後藤先生。姫ちゃんの教育環境も考えて、地方在住・熊本の友人漫画家を参考にしようと、親娘二人で訪ねてみたが――? 行方不明の後藤先生を追う、高校生の姫ちゃんを描いた、本編8年後の「姫ちゃん高校生」編は、今回もフルカラー8P描き下ろし! いよいよ後藤先生の「8年後」が明らかに!?
感想・レビュー・書評
-
"隠し事は描く仕事でした"
漫画家であることを隠している父と娘の日常コメディ第九巻。
本巻は単行本コラムでも取り上げられてきた、引っ越し・地方在住ネタなどなど。
作中で語られる漫画論に納得。一般に言われる内容でもあるけれど、久米田先生は特にデザイン志向の強い作家さんだからなおさらかなと。
描き下ろしはちょっと踊り場、次巻ついにあの人の登場か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画家の友人を訪ねに熊本まで飛行機で行く後藤先生と姫ちゃん。
中盤では「東京でない所で漫画業をするとは」というテーマを大きく描いている印象です。
こういうのって今までの巻ではなかったから、新鮮。
久米田先生の仕事場漫画も含めて、家について考えちゃいますね。
姫ちゃんの通信簿を親と一緒に見よう、って発想がなかった(笑) -
本編は置いておいて、カラーページの高校生になった姫ちゃんの話が気になって仕方がない。そして、カラーの絵が好き。
-
"「漫画は基本 読むもんじゃなくて見るもんだぞ」
「でも漫画読むって言うじゃないですか」
「それは便宜上言ってるだけで 漫画は花と一緒で見るものだ!」
「言ってる意味が分からないのですが」
「だからオマエはいつまでたってもダメなんだ
吹き出しのセリフ読んでるじゃないかと言われるかもしれないが
その吹き出しにも様々な形があって
それを読者は「見る」事によって多くの情報を感じ取っているのだ」"[p.125]
巻頭巻末のカラー漫画は大きな謎が明らかになりそうな展開が次に来そうでどきどき。
裏表紙の姫ちゃんの表情……。
著者プロフィール
久米田康治の作品





