ランド(9) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 162
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065171349

作品紹介・あらすじ

激しい怒りはアンを「この世」へと突き動かした。それに呼応するように杏は・・・。「この世」で平太は出会い、「あの世」で平治は知った。親子の「世界」は広がっていく。しかし、大きな闇は未だ隠されたまま。音もなく蔓延する「絶望」を振り払うため、気づいた者たちが蠢動していく。

感想・レビュー・書評

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  • 始まった頃は
    こんな物語になるとは思ってなかったのに
    あの世とこの世が
    あることがわかってからの
    展開にはやられっぱなしです。
    わかるわからないを飛び越えて
    作者が描いてくれる
    この世界が愛おしくてたまらない
    生きている
    老いていく
    選ぶと選ばざるとをえず
    じゃぁ
    それが選べるようになったら
    何を?
    どう?
    もう少し終わりそうだからこそ
    もっと楽しんでいたい世界

  • 天音のひとこと「ぶっこわれちゃえ」(声に出さなく口を動かしただけ)にはびっくり。

    杏とアン、和音と天音。双子の対比に注目してたけれど、他の登場人物も加速度的に展開していくこの巻。

    杏は和音に告白。

    若さを維持するのにも限界が見えたよう。

    印象に残ったのが、「この瞬間が二度と戻らないからこそ歳をとる」「一個人にとって大事より、みんなで長く共有した方が良い」というセリフ。
    この価値観の違いがこのテーマなのかな。

    あと2巻、どう決するか期待と心配が入り混じってます。

  •  読了。
     しわくちゃなのに天音は子供みたいだな。何をしようとしているのか。

     アンも捨吉殺す事に執着してるし、杏は和音が好きだし。いや、平太どうした。双子厄介だな。

     杏を信仰させた和音の策で、杏が文字を教え始めた。まずいらしい。穴もあいてる。
    (210814)

  • いよいよクライマックス!?
    兄弟?身内の喧嘩が原因ぽいけど、結局どうしたかったのだろう?無理があったのかな?
    世界の規模が意外に小さい感じ。この世とあの世といっても、今のところ村規模しか見えない。
    この後どうなるのだろう?

  • このシリーズはなかなかおもろいし、解釈によっては深い内容と感じる。山下和美は独特な世界を創るのがとても上手いが、ランドはそういう意味で真骨頂と言える。柳沢教授なんかはドラマ化してないよね?すれば面白いのにね。

  • 若さ(見た目)を止められる未来。それを支えるためにあるもう一つの世界?彼らが知能を持つことを双子は望んでいなかったはずなのに?和音にとって杏は想像以上の強者だったってこと?(?ばかり…)

  • ランドと呼ばれる古来からの生活を守る世界で生まれた双子の姉妹の数奇な運命物語第巻9巻。二組の双子のアンと杏、天音と和音がそれぞれ新しい一歩を踏み出した感。はてさて。

  • セリフに考えさせられる。
    一気読みしちゃったので、も一度ゆっくり読みたい

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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